究極の判断力を身につけるインバスケット思考

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  • WAVE出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784872905243

感想・レビュー・書評

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  • 「複数の未処理案件に対し、限られた時間の中で、優先順位をつけ、どのような判断を下すべきか。」
    ということについて扱うケーススタディの本だが、私自身は「リーダー論」として読んだ。
    問題の解説が分かりやすく、リーダーとして求められる資質能力について学ぶことができる。

  • ①優先順位
    ②数字のマジック
    ③取捨選択


    優先順位は、緊急度と重要度のマトリックス図において重要度が高く緊急度が低いエリアを優先的に取り組む。
    なぜ緊急度が高いところではないのか?
    →その前に緊急度の低いエリアにあることが多く、その時点で案件を消化するべき。


    グラフの形だけで判断せずメモリも見る。
    絶対値と比率両方で見る。


    お客様の立場か店の利益か、どちらか一方では無く取捨選択をする。
    "妥協"できる箇所を見つける。

    "新規加入で1ヶ月無料"なども一種の妥協。
    損をするところは損をして、その代わり利益をとる。


    リーダー目線で様々な案件を解決していく内容。
    今後社会人になってからもう一度読みたい。

  • 「インバスケット思考 島原隆志 2011年」数年前に買ってざっと読んで、冷や汗かいたのを思い出しながら、今回も冷や汗かいた。時間の圧迫の中、こんな問題処理できるだろうか。当事者意識、スケジューリング、創造力。ないわぁ。インバスケットはこの島原さんの独壇場なんですね。この本も13刷だし。

  • ビジネス力が問われるケーススタディ問題の事例紹介といったところ。中小企業診断士の経営学分野に似てる。例題の解説部分まで読んだ。

  • メルカリ売却

  • 問題が発生した時に自分がどういう思考で対応するか、客観的に確認できる手法。実際に、自分で取り組む為に60分プラスαの時間を確保する必要があるが、自己分析が大変捗るツールだと思います。

  • 普段仕事をする中で、ついつい目の前の緊急度が高い業務に目が行き、それをこなすことで1日を費やしている。
    しかし、その裏では本当は取り組まなければいけない重要な案件が少しずつ動いている。
    日々、数多く振ってくる業務をどう対処するのか、理由とともにアウトプット型で優しめにまとめてくれている本書は、インバスケット思考の入門として最適。

    周りからのオーダーに忙殺されることが多いが、本質の問題を解決するために、周りとどう連携するか、周りをどう動かすか、広い視野で考えることが、将来的に自分や組織の返ってくる。

    インバスケット思考で学んだことを日々の業務にあたっているときに意識できれば、少しは仕事との向き合い方も変わるかも。

  • 『インバスケット思考』

    株式会社インバスケット研究所 島原隆志 氏の著書です。

    本書の内容は、以下のようになります。

    インバスケットとは1950年代にアメリカ空軍で開発されたトレーニングで、制限時間内に架空の人物・役職になりきり、多くの未処理案件を処理するビジネスゲームです。
    多くの企業で管理職の教育、選抜に利用されているそうです。

    インバスケット効果は以下の3つになります。
     ①時間の余裕ができる
     ②判断スタイルが変わる
     ③問題解決力が上がる

    本書では、最初にインバスケットの効果、ルール等の簡単な説明があります。

    その後、例題としてお菓子店の新任店長となり、60分で20の未処理案件を処理に入ります。

    それらを解決することで、インバスケットを体感してもらうことが目的となっています。
    あくまで体感目的で、本当のインバスケットのトレーニングとは異なるそうです。


    【本書で学べること・考えること】

    20の未処理案件で発揮してもらいたい力は、以下のようになっています。

    ・優先順位設定
    ・スケジューリング

    ・当事者意識
    ・顧客志向
    ・意思決定力
    ・能力の発揮度
    ・危機回避能力
    ・対策立案力

    ・内容把握力
    ・問題発見力
    ・リスク察知力
    ・リスク管理力
    ・情報分析力
    ・情報活用力
    ・課題形成力
    ・洞察力
    ・想像力

    ・対人関係力
    ・人材活用力
    ・調整能力
    ・統制力
    ・指導力
    ・評価力
    ・交渉能力
    ・リーダーシップ
    ・コミュニケーション
    ・情報伝達能力

    ・組織活用力
    ・組織形成力
    ・方針管理能力
    ・コンプライアンス能力
    ・人事労務管理
    ・全体最適視点


    読んでみての感想です。

    個人的には、管理職になるくらいの経験を積んだ人であれば改めて取り組む必要もない程度のレベルの問題だと思います。

    ・優先順位
    ・重要度

    で問題を分類し、高いレベルの問題から片付けていけばOKだと思います。

    各案件処理毎に発揮してほしい能力として上記の項目が挙げられていました。
    並べるとわかりますが、似たようなお題目ばかりで違いが良くわかりません。

    私が勝手に分類した感じでは、以下の5つになると思います。
    ①優先順位、重要度の分類
    ②仕事に対する基本スタンス
    ③情報を論理的に処理する能力
    ④コミュニケーションスキル
    ⑤組織、法律等の規則の理解

    普通にできないと管理職にはなれないと思います。

  • 緊急性、重要性から案件を優先順位つけて処理。
    誰に何をどのように指示を出していくか実際、主人公になりきって対応していく。

  • 3〜4年前に会社の研修で受けた内容を振り返るために読んでみた。
    インバスケット思考の「短時間に不明確な状況下で多くの案件を処理する」は、年次を重ねていくにつれて重要なスキルだと改めて感じた。

    【なるほど!そうだよな!と思ったフレーズ】
    今現在起きている問題は、過去にも起きている可能性があり、将来も起きる可能性が十分ある。時系列で問題がないのかを探すと、多くの問題点が発見できる。

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著者プロフィール

1972年生まれ。大学卒業後、大手スーパーのダイエーに入社し、販売部門や企画部門を経験し、10店舗を統括する店舗指導員(スーパーバイザー)として店長の指導や問題解決業務に従事する。管理職昇進試験時にインバスケットに出会い、研究・トレーニングを開始。その経験を活かしてインバスケット研究所を設立。企業のリーダー研修などのためのインバスケット教材開発と導入をサポートする、日本で唯一のインバスケット・コンサルタントとして活動中。大企業の管理職研修など、2万人以上のリーダー育成を支援してきた。著書は『究極の判断力を身につけるインバスケット思考』(WAVE出版)、『マンガでやさしくわかるインバスケット思考』(日本能率協会マネジメントセンター)など54タイトル、累計85万部に達する。

「2023年 『上司との悩みを成長に変える賢い方法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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