- Amazon.co.jp ・本 (40ページ)
- / ISBN・EAN: 9784892387708
作品紹介・あらすじ
「ねえ、おじいちゃん。おじいちゃんのおじいちゃんはどんなひと?」
5歳の男の子の素朴な質問から、時がどんどんさかのぼる。
おじいちゃんからおじいちゃんへ、そのまたおじいちゃんへ……。
そしてたどり着いたところは、原始時代!「ぼくのおじいちゃんはおさるさんなの?」
大胆な構図とユーモラスな仕掛けで、読むものを引きつけ、笑いを誘う、長谷川義史の初めての絵本です!
感想・レビュー・書評
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幼い頃なら誰しも一度は疑問に思っただろうこと。
おじいちゃんにもおじいちゃんて、いたの?
どんなひとだったの?
素朴なテーマだが、読んでみると奥が深いことに気が付く。
命が連鎖することや、輪廻転生とか、ここが小さな哲学の始まりかもしれない。
もっとも、これが絵本作家さんとしては最初の仕事だという長谷川義史さんは、
あっさりとそれを表現するほどのお方ではない。
何しろ笑わせる。
素敵なお話でも、笑って笑って、もうこらえきれないほど笑ってしまうのだ。
そして、笑いすぎてたまった涙を拭いながら、ああそう言えばと、もう一度思う。
こういう遊びしたなぁ、あの頃は。
力強くてユーモアたっぷりの、デフォルメがきいた絵。
これがまた良い味わいを出している。
おじいちゃんの、おじいちゃんの、そのまたおじいちゃんの・・と時代を
遡るにつれて、背景もどんどん変化していく。
その細かな描写を眺めているのも楽しい。
「ひいひいひいひいひい・・」の凄まじい連射は、全部読まないといけないのかな(笑)
でもこの繰り返しこそが歴史だものね。
表紙の裏側と裏表紙の絵も、ぜひお見逃しなく。
描かれた小道具のひとつずつを、じっくり見ていると色々な気持ちがこみ上げる。
最後は希望のある未来を暗示させる、なんだか素敵な一冊。
「ひいひいひいひいひい・・・」を真面目に読んだら10分はかかりそう。
幼児から大人まで。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「ひぃ」がどんどん長くなっていっていつのまにか、1ページうまっていたので思わず笑ってしまいました。
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おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんの。。。。いつまで続くんだってくらい続くのが面白い。そして、祖先のことなど、子どもたちは、楽しく知っていきます。
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がんばって声出して読みましたが、ページを埋め尽くすようになってからはギブアップ(笑)
どんどん変わる風貌とひいひいに小一息子大笑い。祖先のことや、歴史など、学ぶきっかけになりそう。 -
長谷川義史さんの絵本です。5才のぼくが面白おかしく自分のルーツを辿っていきます。
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ひいひいひいひいひい
面白かった -
5歳10ヶ月、3歳9ヶ月。タイトルからは想像がつかないほど面白い。読み終わった後に子供がもう一度自分で読んでいたくらい面白い。
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いのちの話をするときに、自らの「いのち」だけを考えるといつか苦しくなるのです。
いのちの大切さを知るために、「いのち」のつながりを知ることが大切なのです。
いのちは自分だけのモノだけでなく、みんなのものであるとわかると
いのちは粗末にするなど、できなくなると思うのです。
などと堅苦しく感じさせないのが、とてもよく
This is 絵本!
ジンワリ伝わるこの感じ・・・。
そして大爆笑!!大爆笑しながら心の奥に刻まれるのです。
「ぼくはどこからやってきたのだろう?」
読めるもんなら読んでみろ!
読めるもんなら読んでみよう!
知らぬ間に意地になっている自分、となりでウトウトしている子どもたち・・・
長谷川さんにハズレなし。
今回もやられてしまいました。。。 -
図書館本。ひぃひぃひぃひぃ‥‥読み聞かせするのが大変でしたが、息子たちは大盛り上がりでした。
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子供達が爆笑。長谷川さんの絵、やっぱりすき。