- Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9784893095749
感想・レビュー・書評
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雪の降った日、うさぎの男の子、ふうちゃんはまだ誰も通ったことのない道を進む。
その先には、雪男のようなふわふわころりが雪で椅子を作っていた。
そこに、雪を降らせる風船を持った女の子のようなゆきぐもも現れ、きれいな雪を降らせて見せてくれる。
ふうちゃんは妹が風邪で寝込んでいて、雪が降ったのを見れば元気になると思うから、家まで来て窓のそばで雪を降らせてほしいと頼む。
ゆきぐもは一番大切なおもちゃをくれるならやってもといい、と言う。
ふうちゃんは家へ帰り、赤い車のおもちゃを外に出す。
窓の外では雪が降っていて、妹が喜んでいる。
お母さんが赤い車のおもちゃがいつもの場所にない、と言うとふうちゃんは井戸に落としてしまった、と何故か嘘をつく。
翌朝、外を見ると車のおもちゃはなくなっていた。
赤いおもちゃはお父さんからもらったもので、お父さんはもう二度と帰って来ない。
そのとき、素敵なものをもらった、と空から声が聞こえたのだった。
ふわふわころり、とか、ゆきぐもとかちょっと不気味な雰囲気が素敵。
お父さんはもう帰って来ないの箇所で、気分が沈む。
お父さんは死んでしまったのか、出て行ってしまったのか…。
「うきわねこ」の作者コンビということでプラスの話を期待していたら、マイナスの要素もあってちょっと期待外れ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
好き。
しんとしてとてもきれい。 -
よかった。絵が素敵。
物語もいい。妹思いのお兄ちゃんうさぎ素敵。 -
本屋さんで一目惚れ(^ー^)
素敵な絵本でした☆ -
雪、氷、雲、森、ゆきぐも、ふわふわころり、ゆきのおかし。ページを繰ると次々にあらわれる美しい質感の絵の数々が著者の静謐かつシンプルなテキストから産み出されたモノかと思うと、牧野氏のその創造力に恐れ入る。幼い子には理解できないおはなしと思われる方も多いかもしれないが、買い与える大人が手にとり、内容を知ったときにまず自分が欲しくなる絵本ではなかろうか。そんな絵本はお子さんにもよろしいんじゃないですかね。