果しなき流れの果に (ハルキ文庫 こ 1-1)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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  • Amazon.co.jp ・本 (437ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894563698

感想・レビュー・書評

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  • 並び立つ小松左京長編の中で一番好きな作品。小松先生一流のとんでもない時空大ボラ。めくるめく日本製ワイドスクリーンバロックは、その中に先生のロマンチズムが効いていて、何度読んでもたまらない。

  •  人間の世界を超えた奥の院にある世界を体験できる凄まじい作品。これはもはや神の領域だ。小松左京以外の人には書けないだろう。
     千年残したい名作。

  • 同じようなことを考えている人がいた!って言っても、このような系統の思想は古典的名作だからもう最近じゃ珍しくないものです。凝集して拡散したって事の価値は測り知れないですが、力強い思索ってのはなかなか無いと思います。『虎よ虎よ』の頃から思ってたけどワイドスクリーンバロックは肌に合わないのかな。軽薄な感じがしてちょっといただけない。初小松左京。364ページとエピローグがもうね。おもしろかった。 こういうワイドスクリーンバロックは尋常ならざる技量と器が必要ですよね。

  • 小松左京ってすごい。
    天才以外の何者でもないね。

  • 過去へ未来へあっちへこっちへ高次へ低次へびゅんびゅん飛び回って細切れのエピソードがどんどん繋がって時間や生命、大いなる意志に対する著者なりの一つの回答がしっかり提示されて最後にはホロリとさせるっていう。

  • 高校生の時に読んでおけばよかった!
    もう2〜3回読もうと思います。

    SFっておもしろいわ。

  • 初・小松左京。亡くなる前に読んどきゃ良かった。すごく面白い。壮大なストーリーなのに、雄々しいというよりはロマンティックな印象なんだよね。とにかく目くるめく展開で、たった10回の連載とは思えない密度。そりゃ書いてて疲弊もするわな…。
    すごいです。いま読んでも全然古くない。ネオ大阪は面白すぎるが(笑)

  • とんでもない世界観

  • 光瀬龍の百億の昼と千億の夜に次ぐ日本SF界の名作

    どちらかというとエンターテイメント要素が高い、とっつきやすい本

  • いやそりゃもう壮大で、これが1960年代に書かれたのかーと思ったり、でも逆に今、3.11後読むと妙なシンクロ感があったり。ただしかし、急いで読んだのもあって、途中から置いて行かれましたが、すごく壮大な話しだってのは分かりました。

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著者プロフィール

昭和6年(1931年)大阪生まれ。旧制神戸一中、三校、京大イタリア文学卒業。経済誌『アトム』記者、ラジオ大阪「いとしこいしの新聞展望」台本書きなどをしながら、1961年〈SFマガジン〉主催の第一回空想科学小説コンテストで「地には平和」が選外努力賞受賞。以後SF作家となり、1973年発表の『日本沈没』は空前のベストセラーとなる。70年万博など幅広く活躍。

「2019年 『小松左京全集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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