谷川俊太郎詩集 (ハルキ文庫 た 4-1)

著者 :
制作 : ねじめ 正一 
  • 角川春樹事務所
3.72
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本棚登録 : 448
感想 : 45
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  • Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894564169

感想・レビュー・書評

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  • R4.3.7 読了。

     ちょっとむずかしい詩がいくつもありますが、最後まで読んでしまうんです。
     この中で、子供の頃に見たCMで使われていた「朝のリレー」や「生きる」「あかんぼうがいる」「十二月」は好きな詩です。
     もう少し年齢を重ねたら、もう少し理解できる詩が増えるのかなあ。

  • 家にあったのを再読しました。
    谷川俊太郎さんの詩集は他にも何冊か持っています。(一番多いと思います)
    詩集は読むたびごとに、毎回違うものにひかれます。
    10代の頃に読んだときは、圧倒的に、
    「かなしみ」
    「ネロ」
    「芝生」
    「朝のリレー」
    などにひかれました。
    何度も読んだのではっきり覚えています。

    今回、このハルキ文庫でいいと思ったのは、
    「地球へのピクニック」
    「生きる」
    そしてやっぱり「芝生」
    「手紙」
    「明日」
    「十二月」。
    以前読んだ時には気が付かなかったのか、記憶に残っていないものばかりでした。
    歳をとったのでしょうかね。
    詩は読むときの気持ちによってかわってみえますね。
    谷川俊太郎さんは、大好きな詩人なのでそのうちまとめて、もう一度読みたいと思います。
    どこがどういい、とかいうレベルじゃないくらい好きな詩ばっかりです。

  • 谷川さんは凄い。至るところに生と死が交錯していて、自分みたいな凡人には理解しがたい部分もあるが、独特の世界観に引きずりこまれる。

  • 敬愛してやまない谷川俊太郎氏の詩集。
    「スイミー」や「スヌーピー」の翻訳の人。
    美しさの中の、「欲」とか「狂」とか
    そんなものがよく混ざった良い詩を書くのでよく読みます。

  • 谷川俊太郎の詩には、生きているうちになんとなく、本当になんとなく、さらっと触れる機会はあったけど、なんでそんなにすごいと偉大だと言われるのかわかっていなかったので、彼の詩にがっつり触れてみようと思って手に取った。

    こりゃすごいわ、と思った。
    中には難しいと感じる詩もあったけど、胸に響く詩に出会うことができた。特に「じゃあね」と「さようなら」が好き。「交合」はびっくりした。

    読むたびに響く詩が変わるという感想を見たので、次読むことを楽しみに生きます。

  • まずはあとがきをよんでみるとよい。谷川俊太郎さんは不思議な人というイメージ。

    まだよくわからない詩を多いが『理想的な詩の初歩的な質問』はわかりやすく谷川さの本音っぽくて良かった。『朝のリレー』や『あいうえおっとせい』も個人的な好き。 

  • 「朝のリレー」「どきん」など、
    教科書に載っている作品も多数収録。

    子供のような文章だなと思ったら次のページでは一転、文人もいいとこの知的な文体だったりで、
    色んな谷川俊太郎が見れました。

    「世界が私を愛してくれるので
    (むごい仕方でまた時に やさしい仕方で)
    私はいつまでも孤りでいられる」

    が衝撃的で特に好き。

  • 現代詩の現状について、功罪両面の意義を持つ詩人。

    しかしその実作を読むと、やはり偉大な人だと思わざるをえない。
    特に「ネロ」。

    中島みゆきの解説は蛇足だと思う。

  • 再読。ねじめ正一編集の、1940年代(詩人10代)~1990年代(この本が出版されたのは1998年)までの、ダイジェスト版的詩集。こどもの言葉遊びみたいなのも面白いし、マザーグースみたいに突然残酷な毒が入ってくるのも面白いし、大人のエロス的なのも面白い。バリエーションがこれだけ豊富なのに全部まぎれもなく谷川俊太郎なんだよなあ。

  • 小学校のときに谷川の詩を習った。その時以来の読書であった。音の具合が良い。ユニークに思わず言葉を綴っている。題名も良い。読んで感性が磨かれた。『生きる』『ほんの少し』が特に気に入った。

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著者プロフィール

1931年東京生まれ。詩人。1952年、21歳のときに詩集『二十億光年の孤独』を刊行。以来、子どもの本、作詞、シナリオ、翻訳など幅広く活躍。主な著書に、『谷川俊太郎詩集』『みみをすます』『ことばあそびうた』「あかちゃんから絵本」シリーズ、訳書に『スイミー』等がある。

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