- Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
- / ISBN・EAN: 9784894564169
感想・レビュー・書評
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R4.3.7 読了。
ちょっとむずかしい詩がいくつもありますが、最後まで読んでしまうんです。
この中で、子供の頃に見たCMで使われていた「朝のリレー」や「生きる」「あかんぼうがいる」「十二月」は好きな詩です。
もう少し年齢を重ねたら、もう少し理解できる詩が増えるのかなあ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
谷川さんは凄い。至るところに生と死が交錯していて、自分みたいな凡人には理解しがたい部分もあるが、独特の世界観に引きずりこまれる。
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敬愛してやまない谷川俊太郎氏の詩集。
「スイミー」や「スヌーピー」の翻訳の人。
美しさの中の、「欲」とか「狂」とか
そんなものがよく混ざった良い詩を書くのでよく読みます。
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谷川俊太郎の詩には、生きているうちになんとなく、本当になんとなく、さらっと触れる機会はあったけど、なんでそんなにすごいと偉大だと言われるのかわかっていなかったので、彼の詩にがっつり触れてみようと思って手に取った。
こりゃすごいわ、と思った。
中には難しいと感じる詩もあったけど、胸に響く詩に出会うことができた。特に「じゃあね」と「さようなら」が好き。「交合」はびっくりした。
読むたびに響く詩が変わるという感想を見たので、次読むことを楽しみに生きます。 -
まずはあとがきをよんでみるとよい。谷川俊太郎さんは不思議な人というイメージ。
まだよくわからない詩を多いが『理想的な詩の初歩的な質問』はわかりやすく谷川さの本音っぽくて良かった。『朝のリレー』や『あいうえおっとせい』も個人的な好き。 -
「朝のリレー」「どきん」など、
教科書に載っている作品も多数収録。
子供のような文章だなと思ったら次のページでは一転、文人もいいとこの知的な文体だったりで、
色んな谷川俊太郎が見れました。
「世界が私を愛してくれるので
(むごい仕方でまた時に やさしい仕方で)
私はいつまでも孤りでいられる」
が衝撃的で特に好き。 -
現代詩の現状について、功罪両面の意義を持つ詩人。
しかしその実作を読むと、やはり偉大な人だと思わざるをえない。
特に「ネロ」。
中島みゆきの解説は蛇足だと思う。 -
再読。ねじめ正一編集の、1940年代(詩人10代)~1990年代(この本が出版されたのは1998年)までの、ダイジェスト版的詩集。こどもの言葉遊びみたいなのも面白いし、マザーグースみたいに突然残酷な毒が入ってくるのも面白いし、大人のエロス的なのも面白い。バリエーションがこれだけ豊富なのに全部まぎれもなく谷川俊太郎なんだよなあ。
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小学校のときに谷川の詩を習った。その時以来の読書であった。音の具合が良い。ユニークに思わず言葉を綴っている。題名も良い。読んで感性が磨かれた。『生きる』『ほんの少し』が特に気に入った。