クリスマス・キャロル

  • 光村教育図書
3.94
  • (5)
  • (7)
  • (4)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 61
感想 : 10
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784895722070

作品紹介・あらすじ

その日、よりにもよって一年の中でいちばんすてきなクリスマス・イブに、スクルージは事務所で仕事をしていた。そこへ、おいのフレッドがやってきた。「クリスマスおめでとう、おじさん!」「ふん、ばかばかしい」スクルージは、やさしい心のかけらもない、がんこな老人だった。「わたしの好きなようにできるなら、『クリスマスおめでとう』などと言ってまわるような愚か者は、グツグツにこんで、ヒイラギの枝をブスリとさして、土の下にうめてやるところだ!」ところがその夜から、スクルージの前に、三人の幽霊があらわれて-小学生のうちに読みたい名作。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 今年もクリスマスの絵本を選ぶ季節になって、昨年はTVでの放送がなくて愕然としたクリスマスキャロルを読んでみた。
    クリスマスの季節に一年を振り返りながらこのお話を読む。いろいろ反省しつつ。

    びっくりするほど、コンパクトにまとめられていて、わかりやすいクリスマスキャロル。
    毎年、アニメやら実写やら動画で楽しんで来たので、スクルージさんのルーツをもう少し描いて欲しい気も。
    スクルージさんの青白く険しい顔が徐々に明るくなっていく様子とか、絵が楽しい。

  • お金儲けのことしか頭にない、人をいたわる気持ちを忘れた頑固一徹なだけの老人(エビニ-ザ・スクル-ジ)が、クリスマス・イブの夜に現れたゴーストたちに過去・現在・未来の自分の姿を見せつけられて衝撃を受け、すっかり心をいれかえ〝よき友、よき主、よき人〟として、町の人々から尊敬されるようになるという、チャ-ルズ・ディケンズ原作の物語絵本です。登場するゴーストに恐れおののくスクル-ジ老人の表情が迫力ある絵で描かれており、さぞ恐ろしい思いをしたことと察します。

  • クリスマス・キャロルのげきに出るとしたら、スクルージの役をやる。おれも、いじっぱりでよくばりだから。これからそういうのが直るように、そうしたい。
    お話はゆうれいが出てくるけど、こわくなかった。ちょっとさびしい。一人ぼっちなところがさびしい。
    一番すきな場面は、スクルージよりうまくクリスマスをいわえるやつがいないと言われているところ。(小3)

  • クリスマスといえば、ディケンズのクリスマス・キャロル。子どもにも手に取りやすく、わかりやすく雰囲気を伝えている。

  • そんなに面白くなかった

  • 絵本なので、細かな内容は所々はしおられていますが、大人が読んでも大迫力の絵のタッチに驚きました。最初のスクルージの顔が本当に悪そうに(笑)1ページをまるまる使い描かれています。大人にもおすすめの絵本だと思いました。

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/693445

  • 物足りない…!
    色々な媒体のクリスマスキャロルを見てしまっている人間としては物足りない…!

    クリスマスキャロルのお話はこういう流れだよねというのは分かる内容です。でもキャラのバックグラウンドをもっと描いてほしくなるのよ。スクルージの子供時代とか。なんでこんなにティムに感情移入しているのかとか。愛し合っていたのに恋人とすれ違ってしまったところとか…!
    でもまぁそこら辺は他の作品で補うとして。改めて思うとマーレイが一番かわいそうじゃない?と思えてしまう日本人。
    スクルージが自分と同じ目にあわないように忠告しにきてくれて、おかげでスクルージは救われたけれどマーレイはそのままな訳でしょう…?
    死んだ後の考え方が違うのかなと思いますが、日本は「供養」というものをやっぱり考えてしまうというか。死んだ後でも良いことしたのなら少しは報われてほしいと感じてしまうというか、生きている人の思いが亡くなった人のその後にも影響する考え方。
    スクルージが救われた分、マーレイの鎖が減っていると良いなぁと思います。

  • クリスマス・イヴの超常的な体験と時空の旅と改心の物語
    【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
    https://opc.kinjo-u.ac.jp/
    図書館・請求記号 726.6/D72//E

  • 【読み聞かせ】漫画版だと、マーレイは亡霊、後から登場する三人は精霊と書き分けてあったが、この絵本は全て幽霊となっていた。原作では、sprit,ghostと表記されているので、漫画版の方が原作に忠実だった。

全10件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

Charles Dickens 1812-70
イギリスの国民的作家。24歳のときに書いた最初の長編小説『ピクウィック・クラブ』が大成功を収め、一躍流行作家になる。月刊分冊または月刊誌・週刊誌への連載で15編の長編小説を執筆する傍ら、雑誌の経営・編集、慈善事業への参加、アマチュア演劇の上演、自作の公開朗読など多面的・精力的に活動した。代表作に『オリヴァー・トゥイスト』、『クリスマス・キャロル』、『デイヴィッド・コパフィールド』、『荒涼館』、『二都物語』、『大いなる遺産』など。

「2019年 『ドクター・マリゴールド 朗読小説傑作選』 で使われていた紹介文から引用しています。」

チャールズ・ディケンズの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×