ざっくばらんに話そう: 私の写真観

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  • Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784896250756

作品紹介・あらすじ

人間写真家・細江英公の「いま」。「生涯現役」をめざす写真家が現在の心中を率直に語り尽くす。

感想・レビュー・書評

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  • 「写真は真を写すものではなく偽りを作る。それは記憶のための資料である(寺山修司)」「映像が持つ力、自分たちの考え方、カラーかモノクロか、レンズの使い方、フイルムの色に対する感色性の違いもある。一枚の写真に現れているもの全てが真実であると語るのはむしろ傲慢」「写真と絵画に本質的な違いはない。あるのは方法論だけ。写真はカメラという機械が介在するため、写真家の持つ主観や技量を超えた写真が撮れる可能性がある。画家はあくまでも自分の実力を超えることはない」「撮影は作曲、プリンティングは演奏、ネガは楽譜」

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著者プロフィール

写真家。1933年山形県米沢市に生まれ、東京で育つ。代表作に『おとこと女』(1961年)、『薔薇刑』(1963年)、『鎌鼬』(1969年)他多数。近作に、舞踏家・笠井叡を撮影した写真集『透明迷宮』(2016年)がある。2003年、英国王立写真協会より創立150周年記念特別勲章を受章。2007年、写真界のアカデミー賞といわれるルーシー・アワード(米)のビジョナリー賞を日本人で初めて受賞。2010年文化功労者に選出。東京工芸大学名誉教授、清里フォトアートミュージアム館長。


「2016年 『鎌鼬 田代の土方巽』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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