ヨーロッパの形: 螺旋の文化史

著者 :
  • 八坂書房
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784896949636

作品紹介・あらすじ

エデンの園の蛇の絡まる木、教会の螺旋階段、衣食住の生活文化に見られる渦巻き模様など、ヨーロッパの文化を「螺旋形」というキーワードで読み解くユニークで壮大な試み!文化と形の深いつながりを200点の図版で検証する。

感想・レビュー・書評

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  • ☆確かに、絡み合う蛇は薬局のマークでもあるから、生命の象徴かな?

  • ヨーロッパの形の基本は螺旋形だという話。 面白いとは思ったけど、主張だけなので、特に得るところはない。

  • テーマ史

  • 冒頭から、渦巻きがヨーロッパの機械文明の基本で、その形こそがヨーロッパ文化を支配するもの…などと言い切ってしまった。おお、この衝撃はジョン・オナイアンズのニューロン的美術史による東西比較以来だわ…!おかげで読み進める前からアロイス・リーグルを読んでみようという気持ちにさせられた。感謝。

  • 渦巻きから始まって「ねじ」と「ねじ回し」を手がかりに工業までを概観。とても興味深かった。

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著者プロフィール

1943年東京生まれ。パリ第8大学文学博士。名古屋大学教授ほかを歴任。比較神話学研究組織GRMC主宰。
著書:『幻影の城-ネルヴァルの世界』(思潮社)、『ネルヴァルの生涯と作品-失われた祝祭』(牧神社)、『土手の大浪-百閒の怪異』(コーベブックス)、『人狼変身譚』(大修館書店)、『竜蛇神と機織姫』(人文書院)、『日本文化の基本形○△□』『世界神話伝説大事典』〔共編〕『世界神話入門』(勉誠出版)、『空と海の神話学』『魔女と鬼神の神話学』『光と闇の神話学』(楽瑯書院)、『世界動物神話』『世界植物神話』『世界鳥類神話』『世界昆虫神話』『世界魚類神話』『世界風土神話』『愛の神話学』『ヨーロッパの形-螺旋の文化史』(八坂書房)、ほか多数。
訳書:ジョルジュ・サンド『フランス田園伝説集』(岩波文庫)、ジャン・レー『新カンタベリー物語』(創元推理文庫)、ジェラール・ド・ネルヴァル『東方の旅』(国書刊行会)、ジェラール・ド・ネルヴァル『オーレリア』『火の娘たち』『ローレライ』(思潮社)、ほか多数。

「2023年 『世界失墜神話』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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