労働者派遣と請負・業務委託・出向の実務: 労働者派遣と請負等の適正化のために

著者 :
  • 労働調査会
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  • Amazon.co.jp ・本 (327ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784897828817

作品紹介・あらすじ

昭和60年の派遣法制定から改正を重ね、次第に適用範囲が拡大され、人材活用の手段として利用が進む労働者派遣。これと似て非なる三者関係をもち、派遣法の規制を受けない請負・業務委託や出向との適正区分について詳解。実務に即して実践で使える具体的な判断要素やチェック項目、契約書様式も収録。

感想・レビュー・書評

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  • # 書評☆4 労働者派遣と請負・業務委託・出向の実務 | 「多様な派遣形態とみなし雇用の法律実務」の元となった本で,普遍的な偽装請負や二重派遣問題について凝縮された1冊

    ## 概要
    直前に読んだ「[多様な派遣形態とみなし雇用の法律実務](https://senooken.jp/blog/2019/09/30/)」の元になった本だった。

    「多様な派遣形態とみなし雇用の法律実務」に本書の内容がほぼそのまま盛り込まれており,こちらを読んでおけば最新動向も含まれており,本書を読む必要はないと感じた。

    ただし,内容がほぼ同一であるため,ページ数が少なく値段が安いので,目次をみて自分に必要な情報があるかどうかで,こちらの本も検討しうると感じた。

    具体的には,平成27年法改正で追加された「労働契約申込みみなし」に関する情報が必要な場合,「多様な派遣形態とみなし雇用の法律実務」を当たるしかなく,それ以外の偽装請負や二重派遣問題について知りたいだけであれば,本書で十分に感じた。

    自分としては,「労働契約申込みみなし」には興味がなく,偽装請負や二重派遣についてしれたらいいので,安い分本書で十分だと感じた。

    具体的なレビュー内容は,「[多様な派遣形態とみなし雇用の法律実務](https://senooken.jp/blog/2019/09/30/)」に掲載済みなので,割愛する。

    ## 結論
    「[多様な派遣形態とみなし雇用の法律実務](https://senooken.jp/blog/2019/09/30/)」の元となった本だった。偽装請負や二重派遣問題については内容が同一のため,本書でも十分役に立つ。

    新刊の「[多様な派遣形態とみなし雇用の法律実務](https://senooken.jp/blog/2019/09/30/)」は値段が5000円と高いので,「労働契約申込みみなし」などの最新事例が必要でなければ,本書で十分だろう。

    基本的な概念や背景は時間が経っても変わらない。そういう意味で,基本的な情報に絞ってコンパクトにまとまった本書にも価値はあるだろう。

    パーマリンク: https://senooken.jp/blog/2019/10/01/

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著者プロフィール

弁護士(安西法律事務所)
1938年香川県生まれ。香川労働基準局に採用。中央大学法学部(通信教育課程)卒業。労働省労働基準局監督課に転任。1971年弁護士登録。第一東京弁護士会副会長、東京地方最低賃金審議会会長、最高裁司法研修所教官、労働省科学顧問などを歴任。著書に、『日経文庫 人事の法律常識』『労働時間・休日・休暇の法律実務』『採用から退職までの法律実務』ほか多数。

「2016年 『部下をもつ人のための 人事・労務の法律〈第6版〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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