ノベライズ ちょっと思い出しただけ

  • リトル・モア
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784898155547

作品紹介・あらすじ

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映画『ちょっと思い出しただけ』
2022年2月11日全国ロードショー

主演:池松壮亮 伊藤沙莉

監督:松居大悟
主題歌:クリープハイプ「ナイトオンザプラネット」

《第34回東京国際映画祭 観客賞/スペシャル・メンション W受賞》
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ひとりぼっちでも、ふたりで抱き合っていても、
世界中がパンデミックに直面していても、
変わらずやってくる“あの日”――

1年前は何をしていたっけ、2年前はどこにいたっけ、3年前は誰と一緒にいたっけ……。
ダンサーの照生とタクシードライバーの葉、ふたりが過ごした6年間。
永遠を願い輝いていた時を、その後の時間を、切なくもやさしく描きだす。

「なんかさ、この星に人間は私たちふたりだけって気がしない?」

ふたりの表情、街の風景を思い描きながら、何度も読み返す。
話題の恋愛映画『ちょっと思い出しただけ』をノベライズ。

愛おしい時間を小説にとじこめて。

[Story]
ダンサーを諦め照明助手として働く照生(てるお)と、タクシードライバーの葉(よう)。
ふたりが過ごした6年間、“あの日”の思い出がポツン、ポツンと灯っている。
別に、心に刻もうだなんて思ってない。
そう、二度と戻れない愛しい日々を、“ちょっと思い出しただけ”。

感想・レビュー・書評

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  • 一年の中のある一日だけを遡って6年間を振り返っている構成がとても新鮮で、読み応えがありました。読む人それぞれの人生で、ちょっと思い出したり、そんなことも愛おしく思える作品だと思いました。また、今まで人との間で色々な経験をした人こそ、感じるものが多いのではないかと思いました。

    小説と映画どちらも観ることをお勧めします。

  • 映画がとてもよかったので、復習として。こちらもとてもよかった。

    映画では深く描かれていなかった細かな時事ネタが小説ならではでおもしろい。映像では視覚として私たちが捉えていたものが、小説で言語化されていると、そうかここに注目できたんだ、という発見がある。
    映画と合わせて読むのがオススメだが、小説だけでも十分読むに耐える。

  • 映画がとても好きで、初めてノベライズ本を購入した。
    ベタな恋愛映画は好みではないが、この恋愛だけは何故か嫌いになれなかったむしろ本当に観てよかった映画だった。

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著者プロフィール

1985年生まれ、福岡県出身。劇団ゴジゲン主宰。12年、『アフロ田中』で長編映画初監督。テレビ東京『バイプレイヤーズ』シリーズを手掛けるほか、監督作に『自分の事ばかりで情けなくなるよ』(2013年)、『私たちのハァハァ』(2015年)、『アズミ・ハルコは行方不明』(2016年)、『アイスと雨音』(2018年)、『くれなずめ』(2021年)他。『ちょっと思い出しただけ』(2022年)は第34回東京国際映画祭コンペティション部門で、観客賞とスペシャル・メンションをW受賞。著書に『またね家族』。

「2022年 『ノベライズ ちょっと思い出しただけ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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