- Amazon.co.jp ・本 (372ページ)
- / ISBN・EAN: 9784898314043
作品紹介・あらすじ
西郷にとっての近代化は、先進技術を導入して国力をつけることではあったが、決して欧米化ではなかった。彼は帝国主義の覇道を否定し、"徳"による王道で国家運営をしようとした。それが"力"で世界を支配しようとする欧米諸国に対してつきつけた、国家とはどうあるべきかという彼の答えだったのである。
感想・レビュー・書評
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西南戦争での壮絶な最期を読んだ後、大河ドラマのラストを想像すると痛々しい。
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●読むキッカケ
・かっきーさんがオススメしていた
・永遠の0を読んだ時のような、熱い気持ちに成りたい気分だった
●サマリー
・西郷隆盛の凄さは、事を成すことに意識をフォーカスし、小事を切り捨てれる忍耐的な強さと、
謙虚さによって人を動かせる力だと思った
・以前よりも、こういう偉人伝に対して若干冷めた目で見てしまうな
ー何を成したかで、それは正しかったのかが良く分からなくなった
ーとはいえ、彼らの在り方からは大いに学べると今でも思っている
●ネクストアクション
・特になし
●メモ
・特になし -
北さんの著書は4冊目(白州、福澤、吉田、西郷)だが期待を裏切らない迫力ある内容。維新前後の大車輪の活躍と、家族や友人との交流を丁寧に書き上げていて、内村鑑三による「代表的日本人」で一番手にあがっている西郷の人物像がよく分かる。それにしても命がけで国を思い行動した幕末から明治初期にかけてのいわゆる志士の行動は凄まじいの一言だが、その志士を束ねていた西郷の大きさを改めて感じる一冊となった。いつの日か大河ドラマで見たい。
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組織を良くする為の提案をしまくる事が大変重要。西郷はそれで大出世した。
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敬天愛人
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概要を知るには良かったと思う。
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北康利による最新作。西郷隆盛の魅力がとてもうまく表現されていると思うが、それにしても彼の人生は複雑怪奇。日本の英雄で最も伝記を書きづらいのは西郷なのかも。