「浮気」を「不倫」と呼ぶなーー動物行動学で見る「日本型リベラル」考 (WAC BUNKO 286)

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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784898317860

作品紹介・あらすじ

■川村二郎
 日本型リベラルの正体とは……良く言えば現実離れをした空理空論を弄ぶ子供、悪く言えば無責任でいざとなると逃げ隠れする卑怯者。
 タテマエは子供のもの、ホンネは大人の世界:何でもかんでも平等を求めるのが子供なら、文化遺産が権力者の遺物で、人間が平等なのは、法の前だけであることを知っているのが大人である。

■竹内久美子
 平等とは……モテない自分にも女を平等に分け与えよという意味、貧富の差がないとは、稼ぎのいい男が妬ましいから格差をなくせという意味。
 長年にわたり学界に巣くい、腹立ち、呆れ、うんざりし続けている連中の正体:科学的事実の前に思想があり、思想のためなら捏造、改竄、隠蔽もいとわない、時には研究妨害をもする。

感想・レビュー・書評

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  • なんかすごい。

  • ●本質はモテない男が平等や貧富の差の解消を叫んでいるに過ぎないんじゃないかと。日本型リベラルは、まじめで、睾丸が小さく、テストステロンのレベルが低い。
    ●本来生物の体は綺麗に左右対称になって発達すべきところが、主に病原体による弊害から微妙にずれてきてしまう。完全に左右対称に近いほど、声やルックスが良く、スポーツもケンカも出来る。オスらしいオスでモテるわけだ。
    ●睾丸のサイズ。モンゴロイドが20グラム、コーカソイドが40グラム、ニグロイドが50グラム。ちなみにチンパンジーは120グラム。
    ●同性愛者は4%確実にいる。羊にもいる。男性同性愛者の母がたの女が非常に多く子を産んでいるので、男性同性愛者が子供を作らなくても遺伝が減らない。エストロゲンのレベルが高いのではないか?
    ●獲得形質が遺伝するという考えを用いたルイセンコ農法の過ち。
    ●夫婦がしょっちゅう別行動をとるのは、哺乳類の中では人間だけ。他の哺乳類は、夫婦になったらずっと一緒に行動します。そうしなければ、メスが他の雄と交尾をする恐れがあるからです。
    ●オスとメスの差が大きい鳥ほど、浮気をよくすることがわかった。
    ●マイノリティと言っても、生物学的には1%以上の数が存在したら、それはエラーではないと考える。男性同性愛者が4%いるのは大切な意味があるはずなんです。
    ●人は赤色を見ると印象が変わる。実力伯仲の試合になると、赤色を身に付けた選手の勝率は68%。赤をつけているだけで、優勢であるかのように見えてしまう。
    ●血液型と言うのは単なる血液の型ではなく「免疫」の型のことです。となれば、血液型が病気や病原体と関係が深いのは明らかである。

  • サブタイトルに「動物行動学で見る『日本型リベラル』考」とあるが、政治思想と動物行動学をごちゃ混ぜにしたような中途半端な内容。
    余りお薦めできません。

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著者プロフィール

1941年、東京生まれ。文筆家。慶應義塾大学経済学部卒。『週刊朝日』編集長、朝日新聞編集委員などを歴任。『学はあってもバカはバカ』(ワック)、『王貞治のホームラン人生』(朝日新聞社)、『いまなぜ白洲正子なのか』(新潮文庫)、『夕日になる前に─だから朝日は嫌われる』(かまくら春秋社)、『孤高─国語学者大野晋の生涯』(集英社文庫)、『社会人としての言葉の流儀』(東京書籍)など著書多数。

「2018年 『「浮気」を「不倫」と呼ぶな』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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