- Amazon.co.jp ・本 (308ページ)
- / ISBN・EAN: 9784902516395
感想・レビュー・書評
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今作もやはり素晴らしかったです。印象としては、物事のとっかかり、初心、出合い頭に関係するような、起承転結の「起」のところをつぶさにみているように感じました。最初が肝心だ、とも言えますから、そこであまりにおかしなことにならないような、ちょっとした指針だとかヒントだとかを教えてくれているよう気がしました。そういう、始まりの部分をあつかう言葉が多かったので、いろいろな初心にあてはまるので、最初からこじれないで始められる助けになるように思いました。また、ある程度進んだ人が伸び悩んでいる時にも、そのそもそものきっかけはなんだろう、と考えれば、バックトゥベーシックで、初心を見直すことになると思うのです。そういう人にも、基本の立位置から修正するのに役立ちます。というわけですが、僕が今回の「小さい言葉シリーズ」である本作で「あぁ、それなんですか」と気持ちに残ったのは、「ねばれ」という言葉でした。読む人によって、きっと、気持ちに残るフレーズや文章は違うと思います。それだけ、多方面を向いていて、それぞれに力のある言葉でした。
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―――奇跡とは、
あなたが毎日のように見逃していて、
気にも留めていない偶然の数々。―――
2009年の糸井さん。
新鮮なきもちで物事を見すえています。
いつもより、心なしか、カグチヒナコさん、こと、樋口可南子さんのことがたくさん書いてある。
「すごいなあ」がちゃんと言えるようになることが人生の目標、の糸井さん。
こういう考え方、とっても新鮮。
ようするに、「すごい」ことさえわからないで終わる人生もあるわけで。
ほんとうに「すごい」かどうかは、経験や学んだりして「実感」できないと、言えないことば。
私は悔しくて言わないようにしてきたことば。
私も、ちゃんと言えるひとになりたいな。
それから「人をばかにしちゃいけない」に含まれる大きな落とし穴。
「人」のなかにふくまれる、「わたし」のこと。
―――なにかがうまくいったときというのは、じぶんのことを「ばかにしなかった」ときでした―――
謙遜でも、本心でも、バカにしがちなわたしのこと。
これも見つめなおそうのテーマ。
そして衝撃だったのは、
―――犬と猫は、まちがえるはずがない―――
この文章はまるごと全部衝撃だった。
たしかに。なぜだ。なぜ、犬と猫の違いがわかるんだ!
幼児だってワンワンとニャンニャンの区別がつく!
耳があって四足歩行でしっぽがあって、犬にはたくさんの種類があって、柴犬だけが犬じゃないのに!
なぜ!どうして!
―――人間ってこのくらいのすごいジャッジを無意識でじゃかすかやってるんじゃないか―――
視野がまたひとつ、ひろがりました。 -
2013 12/21
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(引用のみ)
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糸井さんの優しい言葉も好きだが、この本には、ブイちゃんの写真や、本人、奥様、食事…などなど沢山の写真が掲載されていたので、とても、ほっこりしました。
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ゆっくり、大切に読みたい、と思いつつ、ついつい読みたくなる本。
あっという間に。 -
相変わらず糸井さんの言葉には、やられる。
特別な話をされてるばかりじゃないのに、なんだかグッとくる・・・
なんでや! -
やっぱり買ってしまった。
買って良かった。