- Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784904292532
感想・レビュー・書評
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「タマシヒ」についての詩と、台湾のなにげない風景や人物(たまに猫)の写真。
使われている紙がページによってつるつるしていたり、ザラザラだったり、透けていたり、手作りみたいな愛情を感じるとっても素敵な一冊だった。
写真集と詩集が一緒になっていて、そういうのってなんて呼べばいいものか…詩写真集でいいのか。
とにかくそういう本を久しぶりに読んで、谷川俊太郎さんの詩もさることながら、川島小鳥さんという方をはじめて知って、詩と写真のどちらも押しつけがましくなくて、読んでいてとてもリラックスできた。
こういう本が手元にあって、疲れた夜とかに手にとって読むことができたらいいよなぁ。 -
花や空や景色などの存在にフッと気付いた瞬間、
心の波が突然凪状態になる。
何もない、
何もない、
けど、あぁいい気持。
二者の間に言葉は発生しない、と思っていた。
いらないな、とも思った。
でも詩人(谷川さん)は
「ふふふ。それがね…。」
と、見つけちゃうんだな。
そよ風みたいに
心の邪魔をしない言葉。
透明で心地良いタマシイ達のヒソヒソ声が宿る詩集。 -
大好き。
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ココロに沁みた。
詩というものは難しくてわからないけれどわからなくてわかってナミダが零れた。
小鳥さんの写真言わずもがな素敵です。 -
大好きな本。
川島さんの写真と谷川さんの詩がすごくぴったりあう。
タマシヒに守られて
アイに近づく
心がほろほろほどけてく。しんっと深く。
癒されて、考えて、感じて、あたたかくてふしぎな気持ち。 -
タマシヒはあるのだろうか。
あるのであれば、どこにあり、どこに向かうのだろうか。
タマシヒの存在は、あまり信じられないのだけれど。
心を揺らすその言葉と写真を眺めていると、
これがタマシヒの一欠片なのかもしれないと。
そう思わされます。 -
谷川俊太郎さんの詩と川島小鳥さんの写真の親和性たるや。
生きているな、と感じる。
それが良いこととしてでも悪いこととしてでもなく、ただ生きているな、と感じる。
胸の深いところにまで息を吸える気がする。
川島小鳥さんって有名な方だったんですね!
私は実はこの作品集で初めて知りました(^^♪
私は谷川俊太郎さん...
川島小鳥さんって有名な方だったんですね!
私は実はこの作品集で初めて知りました(^^♪
私は谷川俊太郎さんの大ファンですが、この詩集は特に素敵でした。奥深いというか。最初はよくわからないと思ったのですが、読んでいるうちにすごい作品ばっかりだ!!と感激しました。