関口良雄さんを憶う

制作 : 尾崎 一雄  山高 登 
  • 夏葉社
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本棚登録 : 32
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (71ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784904816028

作品紹介・あらすじ

1978年刊行、作家や友人たちが関口一雄さんとの思い出をつづった小冊子の復刻版。

感想・レビュー・書評

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  • 今では見られないような活字で、おそらく発刊当時そのままの復刻版。

    亡くなった古本屋店主・関口良雄さんに寄せるどの人の筆も、思い出と愛惜に溢れている。
    愛されていたのだなあ、こんな古本屋さんがいたのだなあ、と今更のように。

    野呂邦暢さんの1編が、町の片隅を切り取るボブ・グリーンやピート・ハミルのコラムのような趣き。

  • 関口良雄「昔日の客」を読んだら読みたくなり。野呂邦暢さんから見た「昔日の客」。尾崎一雄好きがきっかけで初対面で意気投合して、それからは山王書房に行くたびに朝から晩まで滞在するほどだった百合子さん。寝込んでからの上林暁さんをしばしば見舞っていた関口さん、通夜に妹に行ってもらったら、思った以上に遠路だったと告げられ、そんな道程をしばしば来てくれてたのかと思いを馳せた一節。といったあたりが印象に。宇野千代邸で興が乗って腰が痛くなるまでミニの女物のワンピースで踊り狂う関口さん、見たかったなあ。

  • 花の生けられた、掃除の行き届いたそのお店に、時空を超えて行ってみたい。『昔日の客』を再読したくなります。

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