おいしく 楽しく ありがたく―民宿・百姓屋敷「わら」の食と暮らし (ニュースクール叢書 7)

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  • カタツムリ社
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  • Amazon.co.jp ・本 (97ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784906539321

感想・レビュー・書評

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  • 自分の口の中に入れるものを粗末にするということは、即ち自分を粗末にするということ。そういうことをする人間に料理をする資格はない。料理は命を作るもの。命のもとを粗末にする人間か、命を作れるはずがない。

    料理人が料理できるのは素材があるからだ。その素材を作ってくれたお百姓さんや天の恵みに感謝することだ

    人参がどう切られたいかをお前は分かっていないんだ

    料理人は食べてもらう人の命を作っている。その命をつくる料理が安全であたりまえだ
    安全でないものは料理でないので、本来自然食なんて言う必要がない

    最高のフランス料理店は冷蔵庫もメニューもない店。その日、その土地で取れたもので料理を作る。身土不二。

    料理人にとって一番大切なことは「もったいない」。ものを大切にすること。
    フランスは緯度の関係で肉を食べざるを得ない。日本と違って、料理をするということは肉を使うという前提がある。動物を殺さなければ料理ができないから、殺戮を潔しとくる。だからこそ、骨の髄まで使い切る。一切使い切ってはじめて料理といえる。その次においしければなおよし。
    日本料理にも中華料理にも共通していること。真理はひとつ。

    固執することは相手を否定すること。
    その否定の波動に相手は敵対心を覚える。

  • 小さな本にぎっしりと大切なことが書かれている。愛は近きよりですね。

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