思考力

著者 :
  • さくら舎
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レビュー : 34
  • Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784906732371

作品紹介・あらすじ

知識を捨てよ!思考せよ!
頭のいい人とは、博学で教養(知識)がある人というイメージがある。しかし、知識をたくさんもつことは、「本を読んで、頭に入れて、それを整理して、必要なときに出す」ことにすぎない。真の頭のよさとは、思考すなわち「それはなにか、なぜそうなのか、という疑問をもって、それを自分の力で解こうとすること」にある。人類にとって、いまは「知識の時代」から「思考の時代」への転換期なのだ。
「人間の本質は、ものを考えることにある。知識より一歩先の“思考”にこそ力がある」と著者は言う。
『思考の整理学』の著者による、無知を恐れず、知識に頼らず、自分の思考を育てるための本。
日本人は何でも知っているバカになっていないか?知識武装はもうやめて、考える力を育てよう!

感想・レビュー・書評

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  • 『思考の整理学』の著者による本書ということで、思考力を身につける参考になるのではと読み始めた。
    前半は主体的・創造的な思考の知識と方法のコラムという感じだったが、後半に入ると主張のためにこじつけているような主張に首をひねるところもあり、著者の反骨の生き方の自叙伝のように感じられた。
    13-159

  • 言わずと知れた、思考の巨匠ともいえる、外山滋比古。
    本書は、著者のライフワークともいえる思考力への思索を、
    著者の人生と経験にもとづいて、述べられている。

    この本で重要としているのは、経験にもとづいた思考力だと思う。
    聞いただけの情報や、活字で見知った知識などの、
    間接的に得た情報で物事を思考するのは難しい。
    知識と経験と思考の再定義から、この本の内容は展開していく。


    自分で直接経験していない、間接的な情報を
    知識として得続けても、ただの知的メタボになるだけだという。
    いわゆる「知識バカ」になってはいけない。
    机にかじりつくことだけが勉強ではない。
    外へ出て、自らの生活体験を重ねることで、
    自らの経験と知識を培っていける、という。

    思考するために、思考するのを止める、というのは
    逆説的に見えるが、決して間違ってはいないと思う。
    知識や情報を、より価値ある知恵や英知にしたいなら、
    いわゆる戦略や戦術として煮詰めていきたいなら、
    自分の目で観て、耳で聞いて、肌で感じた、感覚と経験が
    必要になるはずだと思った。


    思考のために、思考を止めたり捨てたりして、
    外を散歩したり運動したりするのを勧める内容もある。
    さらには、頭でっかちな人にはならないべく、
    子供の頃からの育児法にまで話が及んでいる。

    タイトルが思考力というわりに、生活様式や子育てにまで
    話が及んでいる。話が脱線しているようにも感じる。
    これこそまさに、思考のための思考を止めていると思う。
    新しい思考や別の次元からの思考を試みるには、この脱線が重要に感じる。
    外山滋比古の本に親しんでいる人なら、この脱線をも
    楽しめると思う。脱線の話も、純粋に楽しめるような内容だと思う。

    さらに、最終章は著者のエッセイで構成されている。
    思考力からの脱線ここに極まれり、と感じたが、最後まで読み進めると、
    外山滋比古の思考力や、それを求める軌跡が分かる。
    そして、その思考力や軌跡とは、人生経験を通じて培い、
    生きるとともに得たものだということが分かった。

    人生にて、あらゆるものに反骨精神を見せた著者は、
    ただの反骨や反抗に終わったとは思えない。
    そこに自分なりの、思考や工夫を加えたのではないだろうか。
    反骨精神は、価値や成果を生み出す原動力であり、
    そこに思考と工夫に満ちた行動があったはずだ。

    そして、思考と工夫に満ちた行動というのは
    本や誰かに教わったことだけではなく、
    自身の人生経験にもとづくものなのだろう。
    考えるということの幅を広げてくれた本でした。

  • 面白い。いいこと書いてある。

  • 知識だけでは役に立たないのはよく分かる。知恵と思考力を磨かねば、今の時代は前に進めぬ。

  • 13.9.23

    日経新聞 広告

  • アウトローって感じな一冊だった。本を読んでる読者に対し本を読むな、知識を蓄えるな、自分で考えろというなんとも面白い話だった。子供は幼い頃が才能がありのだからほっておくことがいいというのはなるほと思った。構いすぎてるよな、確かに。親の視点で、フィルターで見ても仕方ないということだね。うつ病を経験した今、マイナスだから強くなれるということや、睡眠や運動で頭を整理することの大切さは痛感しているところ。お酒やタバコ、ドラッグは論外だとしても、頭を思考ができる状態に容量を減らしてあげるというのは大事だと思う。でも、読書は続けたい

  • 知識一辺倒になるな。模倣ではなく想像的になれ。我が道をいけ。という主旨の本だった。

    ただ、話が抽象的で、また昔は良かった、とか今の日本は不味いとか少し上から目線なのがひっかかった。
    もう少し、思考力とはそもそもなんなのかと言う部分を突き詰めて考えたかった。

  • ・知識というのは過去のベクトルを、思考力というのは現在・未来のベクトルを向いている。本著では、知識偏重は危険だという主張。
    ・知識を身に付けすぎることはむしろ思考力を低下させる。(経験しすぎると意思決定に濁りが生じるのと同様に。赤ちゃんや子供はピュアに考える。)本著では、知的メタボと呼ばれている。
    ・脳は睡眠中に掃除をする。いるものといらないもの。睡眠大事。

  • 小学校4、5年の理科の授業についての記述に激しく同意。やっぱり面白さを知っている人から習いたい!
    小学校も教科担任制でいいと思うけどなぁ。中学入学時のギャップも軽減される気する。

  • 図書館より。

    なんか全然ぴんとこなくて完読できず。
    良いことを書いてある気もするし私の頭が固いのかもしれないけど、私には響かなかった。

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著者プロフィール

お茶の水女子大学名誉教授

「2019年 『やわらかく、考える。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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