北海道 地図の中の廃線;旧国鉄の廃線跡を歩く追憶の旅

著者 :
  • 亜璃西社
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本棚登録 : 19
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784906740307

作品紹介・あらすじ

「鉄道への郷愁と憧憬を伝えてやまない」――芦原伸(紀行作家、「旅と鉄道」統括編集長)

『地図の中の札幌』『北海道 地図の中の鉄路』に続く、珠玉の地図エッセイ三部作がついに完結! 道内旧国鉄の廃線直後に著者が歩いた、廃線跡歩きの記録がここに蘇る。
 レールの残照に慨嘆し、廃墟の風景ならではの寂寞感に身を震わせた日々を、のべ220枚の新旧地形図とともに追想した、卒寿の著者渾身の書き下ろし作品。
 さらに、各路線に駅名一覧を付し、駅名の由来も併記。復刻版「北海道鉄道地図」(昭和37年、札幌鉄道管理局)と特製リーフレット(書き下ろし自伝エッセイ、略年譜、著作目録収録)を特別付録にした、地図&鉄道&堀ファン垂涎の保存版!

感想・レビュー・書評

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  • 多くの路線が廃線となった1989年から翌年くらいの
    1990年に、それらの廃線跡を歩いているらしく、
    その時の紀行文がまとめられています。

    現役運行時と廃線後の地図の比較はなかなか
    良かったが肝心の紀行は、花の名前が出てきたりで
    情景は美しいが廃線跡マニアとしては、
    ちょっと物足りなかったかな。

    でも士幌線のあのアーチ型のタウシュベツ橋は、
    大雪山国立公園の中を通るので、その景観に
    配慮したのがあの美しいフォルムの理由であるなど、
    ウンチク満載の一冊です。

  • 堀淳一さんをご存知ですか? (亜璃西社 井上 哲) 版元日誌 | 版元ドットコム
    http://www.hanmoto.com/nisshi842

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    廃線歩きの元祖で知られる地図エッセイの名手、最後の書き下ろし作品

    『地図の中の札幌』『北海道 地図の中の鉄路』に続く、珠玉の地図エッセイ三部作がついに完結! 道内旧国鉄の廃線直後に著者が歩いた、全28線の廃線跡歩きの記録がここに蘇る。
    レールの残照に慨嘆し、廃墟の風景ならではの寂寞感に身を震わせた日々を、のべ220枚の新旧地形図とともに追想。刊行直前に急逝した91歳の著者、最後の書き下ろし遺作。
    さらに各路線に駅名一覧を付し、駅名の由来も併記。復刻版「北海道鉄道地図」(昭和37年、札幌鉄道管理局)と特製リーフレット(書き下ろし自伝エッセイ、略年譜、著作目録収録)を特別付録にした、地図&鉄道&堀ファン垂涎の保存版!
    http://www.alicesha.co.jp/books/0313/index.html

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著者プロフィール

1926年、京都府に生まれ、1935年、札幌に移住。北海道大学理学部卒業後、同大学低温科学研究所助手等を経て、物性物理学・統計力学・数理物理学を専攻。理学博士。1980年まで同大学理学部教授として主に物理の研究・教育に従事。同年、人生二毛作に向けて大学を退職し、エッセイストに転向。1990年、建設省(現国土交通省)国土地理院長表彰を受賞。
小学生のころから地図の美しさに魅せられ、放浪を趣味とする。1960年代より地形図を手に全国の旧道、廃線跡、産業遺産などを歩く旅をスタート。地図と旅の愛好者の集まり「コンターサークルS」を主宰。現在も各地を精力的に歩き続ける。1972年、『地図のたのしみ』(河出書房新社)で日本エッセイスト・クラブ賞を受賞。北海道大学名誉教授。
『地図を歩く』(河出書房新社)、『地図のワンダーランド』(小学館)、『地図で歩く古代から現代まで』(JTB)、『消えた街道・鉄道を歩く地図の旅』『にっぽん地図歩きの旅 古道、旧道、旧街道』(ともに講談社+α新書)、『忘れられた道 完』(北海道新聞社)、『サッポロこぼれある記―北の街の空のひろがり』(そしえて)、『エントロピーとは何か―でたらめの効用』(講談社ブルーバックス)、『地図の中の札幌』『北海道 地図の中の鉄路』(ともに亜璃西社)など、地図・鉄道・旅行・物理学に関する著書が多数ある。

「2017年 『北海道 地図の中の廃線』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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