日常の小さなイライラから解放される「箱」の法則―感情に振りまわされない人生を選択する

  • きずな出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784907072162

感想・レビュー・書評

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  • ★2016年度学生選書ツアー選書図書★
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    http://sistlb.sist.ac.jp/mylimedio/search/search.do?target=local&mode=comp&materialid=11600844

  • 前作の「自分の小さな『箱』から脱出する方法」が米国の著者による本だったのに対して、本作は日本の団体によるものなので、状況が馴染みやすいし、ストーリーもドラマチックで、感情移入しやすく、ホロリとさせられる。
    多くのレビューにあるように、人をモノとして見ているか【抵抗心】?人を人として見るか【思いやり】?が箱に入る心の持ち方の分かれ道で、人の行動に表れる。
    人をモノとして見ると見方は
    1.邪魔なモノ、障害物として見る
    2.便利な道具として見る
    3.無関係、無関心な存在として見る
    がある。
    箱から出るステップ
    1.箱の中にいることに気付く
    2.箱の外の世界を探す
    3.新たに状況を考え直す
    『自分が箱に入ってせつしていると思う人に、次のことをする』
    1.その人が経験しているだろうと思われる障害、重荷、苦痛を考えてみる
    2.自分が加えたと思われる障害、重荷、苦痛を書き出す
    3.大きい小さいにかかわらず、その人を不正に扱ったり、見下してみたことないか
    4.これらのことを踏まえて、その人に自分がすべきことは何か(10年後とかの長期プランではなく、いますぐにでもできる簡単なこと)
    4.感じたことをする

  • No.850

  • ストーリー仕立てになっているので読みやすい。同著の『自分の小さな「箱」から脱出する方法』という本よりもするすると読めるが、内容に関しては、その分少し軽めにまとまっている気がする。読んだ後にいろいろと疑問や反論も出てきたけど、それがむしろ箱なのかなって思ったりもする。生活しているうちに自然にこの話が頭に浮かんでくるので…ちょっと自分を見つめ直したい人にはぴったりだと思う。マネジメントとか、こういう本を読むといろいろとそうなんだろうか…って疑問に思うこともあるので、いろいろ他の本も読んで自分なりに考えたい。

  • すらすら読めたし、重要なことが書いてあるのは分かるが、難しい。どう行動に移せばイライラしなくなるのかが分からない。

  • これ読んだあと余計箱に深入りしちゃった…
    なんでだろ(^◇^;)箱に入ってるのは気付いてるので出ようと必死です。

  • 相手を非難し自分を正当化している状態、これを箱に入ると言います
    箱の中で正当化することがぐるぐる回って抜け出せなくなってしまう

    「人をモノとして見ていると、態度にも表れてくる。ふだん自分で意識していなくても、相手に与える影響は違ったものになるよ」

    「逃げているのはいつも自分」

    「感じたことを目的する」

    ---------------------
    人をモノとして見るな
    ---------------------
    相手は同じ人間である。
    何かをして欲しいと思うし、新しいチャレンジをする時には不安や恐怖も感じる。
    喜びもするし、悲しみもする。
    しかし、相手をモノとして見ると、実は現状を見ていないという事が起こる。
    もし見えていたとしても、相手のしている事には、
    自分や自分がしている事ほどの価値はなく、意味もないと思っている。
    上から目線というやつである。
    相手を見下すというのは、相手の存在価値を否定してしまう事になる。
    相手をモノとして見る見方は、大きく分けて3つがある。

    ①相手を「邪魔モノ」「障害物」として見る
    ②相手を「便利な道具」として見る
    ③相手を「無関係」「無関心」な存在として見る

    人をモノとして見ていると、態度にも表れてくる。
    自分で意識しなくても、相手に与える影響は違ったものになる。


    -------------------------------------
    自分を騙すとそれを正当化しようとする
    -------------------------------------
    「誰かに謝ろうと思ったけど、謝らなかった」
    「お礼を言おうと思ったけど、言わなかった」
    こういう状態を「自己裏切り」と言う。
    自分を騙す、自分を裏切るという意味である。
    他人に対して、心ではすべきだと思っている事に、背く行為をする事を言う。

    自分がしようと思った事をしない場合、
    自己裏切りが起こり、自分を裏切ると、
    今度は相手は悪いやつで、自分がそうしても仕方なかったと、自己正当化するようになる。
    「自分はそれをしなくていい」という正当化である。

    この相手を非難し、自分を正当化している状態を「箱に入っている」と定義する。
    自己裏切りをした場合、自分を正当化する感情が支配し、
    箱の中で正当化する事がグルグル回って抜け出せなくなってしまう。
    そうして、相手をモノとして見る事で、相手も箱の中に入ってしまう。


    ---------------------
    箱から出る方法
    ---------------------
    箱から出るには、合計4つのステップを踏む必要がある。これには順番がある。

    ①自分の箱に気づく
    ひょっとして箱に入っているかもしれないと気づく事が重要である。

    ②箱の外の世界を探す
    自分がこの人といる時は「箱の外の世界」にいると感じられる人たちを接する。
    例えば、尊敬する人や自分の人生にいい影響を与えてくれた人などに会いに行ったり、電話をする。

    ③新たに状況を考え直す
    自分が箱に入って接していると思う人に、次の事をする。

    1.その人が経験しているだろうと思われる障害、重荷、苦痛を考えてみる
    2.自分が加えたと思われる障害、重荷、苦痛を書き出す
    3.大きい小さいにかかわらず、その人を不正に扱ったり、見下してみた事はないか
    4.これらの事を踏まえて、その人に自分がすべき事は何か
      (今すぐにでもできる簡単なこと)

    ④感じた事をする
    自分が感じた事をするか、裏切るか。
    箱に入っても、また出ればいい。だから恐れる必要はない

  • 「箱」を理解するためのストーリーがよく作られていて、引きこまれてしまう内容。

  • 人をモノとしてみてしまう時、自分の価値感でソレを判断してしまう。使えなかったり、邪魔だったりして、周りから消せないとイライラする。自分の箱にフィットしないものは、キャパの少ない箱に対してではなく、ソレに対して腹が立つ。
    確かにと納得する。

  • 購入を検討。何度か読みたい。
    自分が「箱」の中にいることを実感することは多々あるけれど、やっぱり、相手が「箱」の中にいるときには自分の「箱」の中から出ようと思っても、相手が入っているとなかなか出るのが難しい。

  • 感情を道具として考えると、使ってもいいし、使わなくてもいい。自分が少しだけ解放される。

  • 登場人物が日本人で、また違った感じがしました。何度か『箱』の本は読んでいるのですが、外に出たり戻ったりを繰り返している気がします。人と見ているか、モノとして見ていないか、堂々巡りになっていないか、色々チェックポイントがありました。

    出かける準備の遅い妻に、文句を言ったりせかしたりすると、むしろさらに準備は遅くなる、という指摘は、わかる気がします。さっさと宿題をしなさい、と言われた子供が、むしろダラダラするのも、同じことかも、と思いました。

  • 自分が感じたことを選択(尊重)した場合は問題ない。
    しかし、自分が感じたことを選択しなかった場合は
    「自己裏切り」が起こる。「自己裏切り」の結果、
    「自己正当化」が起きる。
    自分がしようと思ったことをしない場合、自己裏切りが
    起こり、自分を裏切ると、今度は相手が悪い奴で、自分が
    そうしても仕方なかったと、自己正当化する。「自分は
    それをしなくてもいい」という正当化。これが「箱に
    入っている」状態。
    世の中の思い通りにならないことをゼロ(最初)から
    考え直すことにより箱の外にでる。
    【質問1】その人がこれまでに経験したと思われる障害
    や試練、重荷や苦痛を考える。
    【質問2】その人に、自分がさらに加えていると思われ
    る障害や試練、重荷や苦痛を考える。
    【質問3】大きい小さいにかかわらず、その人を不正に
    扱ったり、軽視したり、見下したことは無いか考える。
    【質問4】これらのことを踏まえて、その人に自分が
    できることを考える。
    以上、4つの質問の答えをみて、自分が変われることを
    考える。そして「いままでやっていたことをやめる」
    「いままで、できなかったことをやってみる」
    それができたら、「箱から出られた」ことになる。

  • 人として見ているか? モノとして見ているか?

    人を邪魔なものとして見ている
    便利なもの
    無関心なもの

    自己裏切り→自己正当化=箱に入る

  • 1.その人が経験しているだろうと思われる障害、重荷、苦痛をかんがえてみる
    2.自分が加えたと思われる障害、重荷、苦痛を書き出す
    3.大きい小さいにかかわらず、その人を不正に扱ったり、見下してみたことはないか
    4.これらのことを踏まえて、その人に自分かすべきことは何か

  • 本屋で何気なく立ち読みしてたら、全部読みたくなって買ってしまった。物語になってるのでつい引き込まれてしまって、一気に読める。

    自分はこの主人公ほどはイライラしてないとは思うけど、読んでいてちょこちょこ思い当たることがあって心に刺さる。。環境やまわりの人のせいにせず、自分を見つめ直すのにすごく良い本。

    まわりの人にイライラしたり見下したりしている状態を「箱に入る」と表現してるのもおもしろいし、独特な言葉にすることでその状態を意識しやすくしている気がする。

  • ねぇ、感じたことをしないで、何を生きるっていうんだろうね?

  • 他人に興味があるタイプの人向け啓発本。他者と自分の関わりを見直したい人は、自分で解決できないなら読んで見ても良いかも。

  • はー。自分も気をつけなきゃ。

  • すべての人を「人」として【思いやりの心】で見て、
    感じたことを行う。

  • 素晴らしい!

  • 2014年5月刊。ストーリー仕立ての自己啓発本。前作の緑の本『自分の小さな「箱」から脱出する方法』がすごくよかったので読んでみたけど、今回は正直ピンと来なかった。あとでもう一度読み直してみるつもり。前作でのキーワード「自己欺瞞」が、今回は「自己裏切り」という言葉で表現されていたのは分かりやすくてよかった。◆自分が思ったけどやらなかった→自己裏切り→自己正当化→相手を非難→「箱に入っている状態」。

  • きずな出版の2014年5月の新刊です。
    2年目に入ったきずな出版は、
    引き続き、好調ですね。
    (2014年6月2日)

  • 5/25

  • 以下、引用。
    ①その人が経験しているだろうと思われる障害、重荷、苦痛を考えてみる
    ②自分が加えたと思われる障害、重荷、苦痛を書き出す
    ③大きいか小さいかにかかわらす、その人を不正に扱ったり、見下してみたことはないか
    ④これらのことを踏まえて、その人に自分がすべきことはなにか
    (④は10年後とかの長期プランじゃなくて、今すぐにでもできる簡単なこと)

    勤務中に、ほぼずっと寝ていて落ち着きのない人がいてイライラしていたので、それが改善されることを期待して読んだ本。
    この本を読んで、なぜその人がそのような状況に陥っているのかなど、色々考えると、イライラが少し改善された。

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