すてきなロウソク

著者 :
  • 共和国
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本棚登録 : 38
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (64ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784907986445

作品紹介・あらすじ

いまもっとも輝いている絵本作家がこどもたちに贈る、新しい予感と刺激にみちたモノクロ映画のような、とんがりあたまのパロムのものがたり。きらめく感性と独特の世界観がおおきな音をひびかせる、64ページの書きおろし長篇です。

感想・レビュー・書評

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  • 「空にポッカリと浮かぶ飛行船の中では、様々な物が引っ切り無しに作られる。しかし、<とんがり頭のパロム>だけは,唯一壊れた物を丁寧に直していた」・・・ ロウソクの火を見つめるうちに飛行船から逃げ出した<パロム>。そのロウソクの灯を分け与える<パロム>。お城に閉じ込められ、ロウソクの灯を奪われ、動かなくなった<パロム>。 壊れた物は直せなくなって・・・<パロム>とは、機械工作の修理専門AIロボット? 無機質な世界に灯されたロウソクの灯とは? ・・・読者の想像を揺さぶり続ける、モノクロ世界の創作絵本。

  • 難しいですね。大人向けの絵本でしょうか?深い意味があるようにも思えますが~

  • 抽象的な絵本。ぽこぽこした加工あり。

  • いろのないえほん。何処か彼方の未来の世界、なのか。
    ロボットのパロムが手にした炎はパロムだけではなく世界を変えていく。
    人間って愚かだ。

    この本は是非実際手に取って見て欲しい。肉眼でしか分かりにくい仕掛けが各ページに施されていて、いっそカラーにした方がお金かからなかったんじゃ(苦笑) こういう本があるから自分で手に取るのは面白いのだ。

  • トンガリあたまのパロムは、こわれたものを丁寧になおしています。ある時パロムは1本のロウソクをもらった。
    いろんなものを作る飛行船に乗っていたパロルだけど、ロウソクをもらってら飛行船を降りた。そして、火を消さないようにあてもなく歩いていきました。火はいろんな人に必要とされて、たくさんの人に歓迎された。けれど、パロムは突然捕まり、立派なお城の王様に火を奪われた。
    火と一緒に命が消えたパロル。
    そのあとの世界は・・・

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著者プロフィール

絵本作家。1989年、広島県に生まれる。
ファッションブランドやミュージシャンとのコラボなど、多方面で精力的に活躍している。
おもな作品に、
『すてきなロウソク』(共和国、2018)
『ことはちゃん』(イーストプレス、2016)
『ちなつくん』(イースト・プレス、2018)
『光と闇と ルフィとエースとサボの物語』(集英社、2018)
『ヒミツのトビラ』(高陵社出版、2018)
『ぬりえクエスト』(vol. 1~2、マール社、2018)
『はなげおやじ』(高陵社出版、2018)
『なりたいのは』(絵本塾出版、2018)がある。

「2019年 『いてつくボタン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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