探究学舎のスゴイ授業:子どもの好奇心が止まらない! 能力よりも興味を育てる探究メソッドのすべて 元素編

著者 :
  • 方丈社
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本棚登録 : 179
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784908925252

作品紹介・あらすじ

「勉強しなさい」と言いそうになったら読む本です。
北は北海道から南は沖縄まで、ときにはヨーロッパやアジアからも受講者殺到!
年間参加者2000人超の人気塾「探究学舎」の魅惑の授業をフルカラーで余すところなくお届けします!

「はじめに」より
2012 年、探究学舎という名の「変わった塾」を始めた。
最初は生徒数人、場所も図書館の貸し会議室、というなんとも心もとないスタートだった。
それでも「子どもの心に火をつける」を徹底してやり続けたら、約5年で300 人の子どもたちが通う教室になった。
しかも!!!
春休みや夏休みには、北は北海道から南は沖縄まで、全国から親子が授業を受けにやって来る。
ときにはヨーロッパやアジアから探究学舎の授業を受けるためだけに、わざわざ飛行機に乗って来る人もいる。
年間の参加者は2,000 人を超える。正直、僕もビックリだ。

東京・三鷹にひとつしかない教室なのに、どうしてこんなに人気
なのか? 実は……とてつもない進学実績を出しているから!!!! ではない。むしろその逆。
受験もやらなければ勉強も教えない。合格にも成績にもコミットしない。
そのかわり、「知りたい!」「やりたい!」という好奇心を育てる探究型の授業を届けている。

いったいどんな授業なのなのか? その魅力とはなんなのか?
学校や塾の「勉強」とは何が違うのか???
その秘密の第一は、科目ではなくテーマで教えていることにある。
探究学舎では、宇宙・生命・元素・医療・経済・歴史・芸術・IT など、
子どもの興味を育てるラインナップが用意されている。

幼児や小学生の子どもを育てる保護者だけでなく、
アクティブ・ラーニングを研究している塾や学校の先生にも、きっと新しい発見があるだろう。
素敵な子育て・教育ライフを送るためのヒントを、1つでも多く見つけて頂けたらと思う。

感想・レビュー・書評

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  • 東京都下の三鷹にあるという人気の塾の授業を実況しているような内容になっていて、子供が食いつき夢中になるためのエンターテイメントな工夫が凝らされておるのがよくわかる。

  • 一気に読み終えました。
    元素の発見を支えてきた科学者の名前の数々。
    (習っても忘れていただけかもしれませんが)知らなかった名前が次々と飛び出してくる授業内容。

    しかも、ワクワクしておもしろい!
    知的興奮が止まりません。
    教えかた、伝えかたが実によく練り込まれていて、
    この本そのものが多くの知識を追体験的に与えてくれました(大人である私にとっても)。

    元気いっぱいで好奇心旺盛な子どもたちなら尚更だろうことは容易に想像できます。
    まだ動画のほうは観ていませんが、興奮冷めやらない授業の様子をYouTubeにアップされているようで、
    そのURLも親切に都度提示してくれている、探求学舎の授業の様子を一冊の本に収録したガイドブックです。

    これは子どもも大人も楽しめる本です。
    授業だけでなく本の構成も素敵で素晴らしい。
    いろいろな意味で参考になります。
    教育改革が叫ばれて久しい中にあって、
    今も日々研究(探求?)を重ねながら塾を続けている実践者本人による、その実践の様子を中継放送したかのような珠玉の一冊。

  • さささっと斜め読み。実際に体験授業を受けてみたい。子供の興味のある分野なら、大人も一緒に楽しんで学べそう!

  • 948-4-908925-25-2
    C0037¥1600E.

    探究学舎のスゴイ授業
    子どもの好奇心が止まらない!
    能力よりも興味を育てる探究メソッドのすべて 元素編

    2018年2月23日 第1刷第1版発行

    著者:宝槻康信(ほうつき やすのぶ)
    発行所:株式会社方丈社


    どんなきっかけでこの一冊を知ることになったのか、それさえ覚えていないw
    教職どころか、子ども含めヒトにものを教える立場でもなく(教えられることは山のようにある)学生の頃この分野が好きだったというわけでもない。

    一番最初に周期表なるものを見たのはたぶん中学生だったような気がする。
    はるか昔の事。
    理科 の分野にくくられるものの内、あまり得意ではなかったところだ。
    この単元が終わった時はやっと終わったと感じたような気がする。
    身近でも必要でも無かった。

    この本は楽しめたし、この授業はエンターテイメントだと感じた。
    もう一度、周期表を眺めてみようか。

  • 子供の探求心を育てる。小学生が興味を持って、好きになる授業。子連れセミナーもぜひ。

  • 内容そのものも興味深かったが、子供の興味を引き付けるためにはどうしたらいいか、延いては学習の面白さとは何かを学ぶことができた。

  • 既に探究学舎の授業を見た後だったので、それをどう考え展開しているかが分かり面白かった。ただ、この授業は文字で読むより見聞きした方がいい。

  • 「探究学舎」という私塾でのいわゆる白熱授業の模様を紙上で再現。受験のための勉強ではなく、子供のやる気と創造力を引き出し、育てる授業で、本書は「元素」についての小学生向け授業を取り上げている。
    私も元素について興味があるので、過去いくつかの本を読んでみたが、本書で「そうだったのか」と思うことが多くあり、こんな授業であれば、今からでも受けてみたいと思った。
    なお、授業の模様はYou Tubeでも見ることができ、URLも掲載されている。
    探究学舎はこの他にも算数編、宇宙編、経済編等々
    数多くの授業をやっているようである。
    ここへ通える子供たちがうらやましい・・・。
    なお、著者のプロフィールを見たら、以前この人の本を読んでいたことが判明し、ちょっとびっくり。
    あと、ちょっと気になったのが、本書の装丁とイラストが寄藤文平チックなのに別人であったことである。弟子かな?

  • 探究学舎の「元素編」の授業、6コマが臨場感あふれる表現で紹介されています。

    ちょーーーおもしろかったです!!

    私もその場にいたい。
    私も一緒にそこで参加したい。

    そんな気持ちになりました。

    この本のすごいところは、授業の詳細にとどまらず、その意図、ネタ明かしもしているところだと思います。
    写真やネットのリンク先の紹介もあり、「もっと知りたい」と思った時に、読者が自らアクセスし、学んでいける仕掛けがあります。私も手を動かして知識を確認したくなり、分子模型を注文しちゃいました。笑

    元素編、ストーリーの組み立て方も素敵です。
    元素って何だろう、とか、
    どのように研究が進んでいったのか、とか、
    ひとつひとつのエピソードがおもしろくて、
    最後は涙が浮かんでくるような、ロマンチックな展開でした。
    子どもの頃出会っていたら、人生変わっていたかもなぁと思うような、そんな内容でした。

    続編も、ちょーーーー楽しみです!
    子どものため、というよりも、私自身のために。
    子どもには、もったいぶって貸してあげようと思います。笑

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著者プロフィール

探究学舎代表。京都大学経済学部卒。東京都三鷹市生まれ。5児の父。著書に『強烈なオヤジが高校も塾も通わせずに3人の息子を京都大学に放り込んだ話』(徳間書店)、『「京大3兄弟」ホーツキ家の「掟破りの教育論」とんでもオヤジの「学び革命」』(小学館)、『勉強嫌いほどハマる勉強法』(PHP研究所)、『探究学舎のスゴイ授業 子どもの好奇心が止まらない!能力よりも興味を育てる探究メソッドのすべて vol.1 元素編』(方丈社)などがある。「新世代が解く!ニッポンのジレンマ ディスラプトって何だ?」(NHK)、「情熱大陸」(MBS)にもTV出演。 

「2021年 『10歳から考える「好き」を強みにする生き方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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