レイアウトは期日までに

著者 :
  • U-NEXT
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本棚登録 : 496
感想 : 28
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784910207308

感想・レビュー・書評

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  • おっもしろかったー!

    ペット禁止のマンションに、よりによって犬を匿っちゃうところからもう主人公に感情移入できないんだけど(文鳥とかハムスターとかならまだしも)、そういうめぐみでないとこの環境には突っ込んでいけなかっただろうなあ。
    なんだこの非常識な女は、と思ってたはずが、スタジオ・シエルの名刺を作るころにはだいぶめぐみに肩入れしてしまってた。

    ていうか始終、青がかわいいやつだな…
    天才で、それゆえにこだわりが強くて、人付き合いに難儀なところも大きくて、生い立ちにいろいろあって…そんな青が「めぐじゃないとダメ」って言ったときの破壊力と言ったら!!
    だよなあ〜!あんたはめぐじゃないとダメだよ!!という説得力もすごかったけど(笑)

    ラストで青がやりたい大仕事、本当に技術的に行けるのか!?使いたい紙が本当に手に入るのか!?っていうドキドキ要素もあって手に汗握った!

    いやーこのふたりならきっといい感じにデザイン事務所を切り盛りしていけることでしょうという確信に満ちた安心感を抱かせるラストだった。またこのふたりのバディもの読みたいな。

  • とてつもなく良かった
    また読み返す☺️
    仕事頑張ろう
    装丁の仕事見てみたい、紙の種類、印刷の種類とかすごい知りたくなった

  • 桐生青と赤池めぐみ
    2人だけの事務所
    スタジオ・シエル

    おもしろかった。
    本の装丁に載ってる人の名前なんて
    気にもしたことがなくて
    申し訳ないと思ってしまった。
    その道のプロが
    それぞれ自分の仕事をしていて
    かっこいい。

    書店ガールの時から思ってたけど
    碧野圭さんの描く女性は
    みんな一生懸命で素敵。
    また、こういう元気がもらえる
    本が読みたい。


  • 前向きになれる本
    2人の関係性の展開や仕事がどうなっていくのがが気になりどんどんページ進めてしまう!!
    今後の展開を期待してしまう、続編期待したい!!

  • この本については自身の職業の影響が多分に含まれます。

    主人公が仕事と家を失い、憧れであった孤高のデザイナーと仕事をするようになる場面から始まる。
    登場人物は主に上記2人で、デザインの仕事内容が端的に表現されて分かりやすく、頭に浮かぶように書かれていた。
    うわぁ、そういうことあるよねぇとか、見習いたい、憧れるなあとかシーンごとに感じた。何よりも主人公の不安とか葛藤とか、心の機微に共感が止まなかった。

    欲を言うならもっと人物たちを掘り下げた内容も見てみたい。
    今作については読み心地もよく読む手が止まらず、読後感も良かった。続編をぜひ読みたいと思える作品でした。

  • 職を失ったデザイナー・赤池めぐみが就職したのは、
    天才、気まぐれと噂話の絶えない業界の有名人、
    装丁家・桐生青のところだった。憧れていた同年代の
    スタート一緒に仕事ができると胸をはずませた
    めぐみが直面したのは…。

  • スルっと読み切っちゃいました。

    めぐみと青が本を作る過程が
    柔らかく、まっすぐに描かれていて
    本好きにはたまらない!

    やっぱり装丁は本という作品の一つ。
    美しい装丁は、ワクワクさせてくれる。

  • 凸凹コンビかと思いきや、
    破れ鍋に綴じ蓋コンビだった。
    悪くないけど、すぐ読み終わった。
    ちょっと物足りん。

  • 用紙のクレジットはあるのに、フォントはないんだな、と思ったりなんかした。

  • ありきたりなストーリー展開ではあったが、読んだ後に自分も頑張ろう!と思える良い話だった。

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著者プロフィール

愛知県生まれ。東京学芸大学教育学部卒業。フリーライター、出版社勤務を経て、2006年『辞めない理由』で作家デビュー。大人気シリーズ作品「書店ガール」は2014年度の静岡書店大賞「映像化したい文庫部門」を受賞し、翌年「戦う!書店ガール」としてテレビドラマ化され、2016年度吉川英治文庫賞にもノミネートされた。他の著作に「銀盤のトレース」シリーズ、「菜の花食堂のささやかな事件簿」シリーズ、『スケートボーイズ』『1939年のアロハシャツ』『書店員と二つの罪』『駒子さんは出世なんてしたくなかった』『跳べ、栄光のクワド』などがある。

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