シャネル哲学: ココ・シャネルという生き方 再生版

著者 :
  • ブルーモーメント
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784910426020

作品紹介・あらすじ

「シャネル哲学を、つねに自分の中心に置く必要はない、と私は思う。
 ただ、心の、頭の、体の片隅の小さなジュエリーケースにそっとしまっておくと、思いがけないシーンで、それが鮮やかにあらわれることがある。それは、そのときどきで、勇気、叱咤、決断、激励、自己肯定といったさまざまな色彩をもつ。そして、いつだってなんらかのきっかけ、そう、一歩を踏み出す力を与えてくれる。」
(序章より)


 ガブリエル・シャネル。
 ココという愛称で知られるシャネル社の創業者であり、偉大なるファッション・デザイナー。
 孤児院から人生を始め、自力で「シャネル帝国」と呼ばれる一大ブランドを築きあげ、莫大な富と名声を手にしたシャネルは、驚嘆するほどのヴァイタイティで八十七歳まで生き抜きました。

 「私はモードではなくスタイルを作り出したのです」とシャネルは言いました。
 シャネルの人生を貫くキーワードとしては「ウエディングドレスを拒んだこと」、「怒り」「復讐」「自由」などいくつかあるけれど、もっとも重要なものとして「嫌悪」があります。

 シャネルのクリエイションの根本にあるものは嫌悪の精神。
 「嫌い」という心の叫びに忠実に生きることで、シャネルは世界的規模の「特別な人」に、時代を超越する「かけがえのない人」になったのです。 

 「ファッション革命」だけではなく「女の生き方革命」をも成しとげたシャネル。
 ゴージャスな恋愛、仕事への情熱、結婚への想いを「嫌悪の精神」に富んだ「シャネルの言葉」を織りこみながら、コンパクトかつ濃密に描き出した「ココ・シャネルという生き方」(2009年刊行)の再生版。
 出版以降に明らかになった「新事実」を加え、新たな装いで美しく蘇りました。
 
 人を嫌うのはいけないと思っている人、怒ることはマイナスだと思っている人、同性の友達が少ない人、経済的な自立を願う人、自分のために生きることが難しい人、そして、いったい自分はどんな人間でありたいか、そんなことを真剣に考えているすべての人に贈る、熱くてスパイシーな一冊。

感想・レビュー・書評

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  • オドレイ・トトゥさん主演の『ココ・アヴァン・シャネル』を観た後に。周りがどうであれ、自分をもっていられる強い人であり、天才。一つひとつの言葉に重みがあった。

  • シャネルのようには生きられないけど憧れる。かっこよく生きたい。

  • シャネルの人生を辿りながら、今を生きる人々に向けたメッセージを届けてくれる一冊。

    一本筋の通った生き様に感銘を受けた。
    特に嫌悪の精神は見習いたいと思った。自分の中の嫌悪感に忠実に生きてよいのだと、救われた気持ちになった。

    シャネルほど自由かつエネルギッシュに、真っ直ぐに生きることは叶わないかもしれないが、自分の軸がぶれそうな時の手本としたい考え方が詰まっていた。

  • ブランド名としてしか知らなかったCHANELが、仕事に生きた素敵な女性だったと知ったのはこの本のおかげです。

    話のテンポも良くすらすら読めました。
    こういう生き方もあるんだなーってCHANELの人生に少しだけ触れられた気がして、明日から私も仕事頑張ろうって思える素敵な本でした。

  • 嫌悪と愛と仕事に

    すべてを天秤にかけたとき、私に残るのはなんだろうね。
    強かに、愛され、憧憬を一身に、何かに全身をかけてみたい。

    自分を生きていくために、彼女の哲学はあまりにも眩しい。

  • ココ・シャネルの強さを感じた。
    身に染みる言葉も沢山あったー
    強い!強い!

  • ココ・シャネルという生き方。
    KADOKAWAから出版された物を以前読んだことがあるので、初めてではないのに、やっぱり圧倒され、背中を押されました。
    亡くなってなお賞賛される彼女のように、少しでも強く格好良く自分のために生きてみたい。

  • シャネルの人生を追った本。
    面白い。
    偉人の考えが読める。

  • 恋愛よりも仕事が好きな女の人は好きだと思う

  • 嫌いのエネルギーってすごいと改めて思った!

    でも同じように「好き」のエネルギーもすごい!
    私は自分の「好き」や「美しい」を軸に生きたいなと感じた。

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著者プロフィール

山口路子(やまぐちみちこ)
1966年5月2日生まれ。作家。美術エッセイ、小説など著書多数。近年では、ひとり出版社ブルーモーメントから「生き方シリーズ」の刊行が始まる。また、大和書房より刊行の言葉シリーズ(『オードリー・ヘップバーンの言葉』『マリリン・モンローの言葉』『ココ・シャネルの言葉』『ジェーン・バーキンの言葉』『マドンナの言葉』『カトリーヌ・ドヌーヴの言葉』『サガンの言葉』など)が好評、『逃避の名言集』も話題となり版を重ねている。近著は『大人の美学 245の視点』『ピカソの言葉』『彼女たちの20代』。著者累計60万部を超える。

「2024年 『私を救った言葉たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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