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- / ISBN・EAN: 4523215008655
感想・レビュー・書評
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音楽がすごく綺麗・・・
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きれい
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19世紀半ばのニュージーランドを舞台に、ひとりの女と2人の男が一台のピアノを媒介にして展開する、三角関係の愛のドラマ。
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マイケル・ナイマンのピアノはminimalで格調が高い。監督グリーナウェイの作品から離れて、その作風を変貌させた感があるが、この作品中のヒロインのピアノに、それは表出しているのかもしれない。映画館で見た後、むしょうにピアノが弾きたくなり、1時間引き続けた。出鱈目ではあったが、ヒロインのように心を語るピアノって、、、って思いつつ。島の映像・・・蒼鉛色の質感もとてもよかった。むき出しのむせ返るような自然の中で、ピアノが生きるように音をたてる。
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製作年:1993年 製作国:オーストラリア 時間:121分
原題:THE PIANO
監督:ジェーン・カンピオン
これは私が初めて心底大好きと思えるほど陶酔した映画です。リアルタイムで観たわけではないけれど、公開当時の反響は生意気にも12歳の肌でひしと感じていた...というのはちょっと大げさなのですが、映画を観る前にマイケル・ナイマンの「楽しみを希う心」を車のCMかなにかで耳にして、これ弾きたい!と思い、楽譜を買ってもらったというのがこの作品との馴初め。サントラも一緒に買って持っていた。楽譜には白黒の写真がいくつか載っていたのだけれども、あらすじのようなものは書かれていなくて、映画の内容はほとんど分からなかった。けれど、テーマ曲が大好きでピアノに向かうときはいつも弾いていた。
映画自体を観たのは7年後、大学生のときでした。楽曲が素晴らしいのは十分知っていたけれど、自分のなかで密かに構築していた「ピアノ・レッスン」の世界観がまったく壊れることのない、完璧な素晴らしい作品だった。おそらく12歳、リアルタイムで観ていたら、なにひとつ好きになれなかっただろうと思う。たまたまそういった機会にもめぐまれていたということも、単純な私はこの映画にどこか運命めいたものを感じてしまうのだ。
雨ばかり降っている泥にまみれたニュージーランドの大自然と先住民の素朴さ、浜辺に取り残された雨ざらしのピアノというどこかアンバランスな構図、ホリー・ハンターのおぞましいほどの美しさ、同年齢だった撮影当時11歳?のアンナ・パキンの存在感、虚しすぎるサム・ニール、変わり者のオッサンなうえコワモテな風貌なのに不倫相手役へと飛躍してしまうハーヴェイ・カイテル(まだ若造の私にはこの配役がすごい謎だったけれど、今は判るような気がする)、大好きで何度も何度もビデオを観た。パンフレットを探して手元に置き、原作とシナリオにまで手を出す始末。それだけこの映画とは強烈な出会いだった。
すべてが静謐な中に、煌々と燃ゆる炎のようなホリー・ハンターの内面演技が素晴らしくて、浜辺でピアノを弾くシーンはいつ観てもきれいでうっとりしてしまう。劇中のピアノを弾くシーンは彼女が実際に弾いている。事前にマイケル・ナイマンが彼女のピアノの腕をチェックしたり指のサイズを測ったり、彼女のために作曲したというエピソードにも感涙です。映画賞を総ナメにした、なんて文句が踊っていると気が引けることが多いけれど、私はこの映画が原点だし大好き。これがきっかけでホリー・ハンターが好きになり、彼女の出演する作品をチェックするようになる。(5.0点) -
いつかみてみたい。
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うーん。女のひとのエゴがつまってるなあて感じました。
結局生きることを選ぶラストには本当に感動したけど、
途中の浮気は裏切られた気分でちょっとショック。 -
ピアノ馬鹿です。ピアノの音色に酔いしれます。音楽と映画のバランスは面白いですよね。音楽に感動しているのか?物語に感動しているのか?どちらもなのか?自分でもよくわかりませんが、どっちでもいいや。
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ストーリーは自分には理解できなかったけれども、物悲しい音楽と靄がかかったような映像が儚い。美しい。
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じめじめした湿地で、雨の中での結婚式。海の底に沈んだピアノの情景が印象的だった。