ピアノ・レッスン [DVD]

監督 : ジェーン・カンピオン 
出演 : ホリー・ハンター  ハーヴェイ・カイテル  サム・ニール  アンナ・パキン 
  • 紀伊國屋書店
3.70
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本棚登録 : 563
感想 : 78
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4523215008655

感想・レビュー・書評

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  • 映像の美しさが散りばめられた作品。

    色あせていて、暗くて、雨や泥沼がよく出てくる。ジトジトしている。森の風景も印象的。

    主人公も美しい。
    眼力すごい。何かを訴えているようで引き込まれるし美しい。青白い肌も陶器のようで美しい。特に首筋。話せないから手話なんだけど、その動きがバレリーナのように優雅で美しい。

    ものは言わずとも内に秘めた激しい情熱が度々あらわれるのもいい。静かだけれども、強い視線として、強い行動として、ピアノの音色として。不思議な感じがする。

    せっかくの美しい映画なので、、、股間にモザイクかけるのはやめて欲しかった笑笑

    つぶやき
    ・子供に行為を見られるという教育上よくない話 笑 よく親子関係戻ったな。。
    ・最初嫌がっていたのにいつのまにエイダはベインズに惚れたのかがわからない。
    ・ベインズはピアノでエイダをつったように見える。。

    もう一度みたら真意が理解できるかな。

    確かに、ピアノを理解しない人よりも理解してくれるほうがいいけれど、ベインズがピアノでつってきた感を感じてあまり祝福する気になれませんでした。

  • GyaO!で。噂通り刺激的なシーンが多かった。自分の内面を理解しようとしない人間は愛せないと再認識。エイダの意志の強さと、それを映す表情が素敵でした。ピアノのキイにベインズへの想いを美しい文字で焼き付けるシーンが印象的。子供の行動は仕方なかったのかもしれないけど、無邪気な純粋さは残酷だと思った。ラストはあのまま海の底かと暗澹たる思いでいたら、靴を脱ぎ捨て生きようとしてくれてホッとした。
    義指も綺麗。言葉を話さずにピアノ教師が出来るのか、等と無粋な事を考えてしまう俗物ですみません。

  • 胸にズキズキ刺さって、いろんな意味で痛い。
    相手の大事にしてるものは尊重しないと愛に結びつかないのは納得。
    エイダの視線や手話が時に激しく、時に官能的な表現の豊かさで目が離せなかった。彼女の意志の強さが最後まで印象的。

  • 音楽は文句なしに美しい。この映画は曲から知ったから当たり前かもしれないけど。この曲を(時たまハッとさせられる映像とともに)聴くだけでもこの映画を観る価値がある。

    ストーリー自体はまぁありがちといえばありがち。舞台設定をニュージーランドにして、かつ音楽を絡めたところが見どころ。正直に言うと、ラストの方の鍵盤を届けるシーン以降のために(少々退屈な)前半があると言ってもいいような気がする。

    エイダにとっては言葉だったピアノを失う代わりに、言葉の要らない理解者を得たというところか。ピアノを海に捨て、エイダ自身も絡まった縄によって海に落ち、すんでのところで靴を脱いで助かるというところも、映像は綺麗なのにあまりにも「劇的」な話の展開の表現のように思う。

    スチュワートは身勝手といえば身勝手なのだが、流石に最後の方は可哀想に感じた。

  • いや~古今東西、痴情のもつれは恐ろしいね。
    作中でショッキングな事件が起こったり、ストーリー的にはかなりドロドロしているんだけど、全体的には美しい作品だなと思いました。

    マイケル・ナイマンの音楽はもちろん、映像も美しくて、浜辺にポツンと置き去りにされたピアノの画はまるで絵画のようでした。
    衣裳やアンティークな家具類などの細部も女性が好きそうなもので固められていて、男性には撮れないであろう、女流監督ならではの魅力を感じました。

    そして特筆すべきは、ピアノの音色を言葉代わりにするという喋れない(喋らない?)女性エイダを演じたホリー・ハンター。
    エイダの強い意志を象徴するような目の演技はとても印象的でした。

    最後にはその強い意志で、幸せを掴みとったエイダ。
    彼女が作中で弾くピアノ曲「楽しみを希う心」は、まさにエイダの心そのものですね。

    (1993年 オーストラリア/ニュージーランド/フランス)

  • 黒いドレスとピアノと、白い霧、青い海。
    砂浜に佇む姿が美しくて絵画のようだった。

    時に目を細めてしまう生々しい表現が、
    そのどろどろとした愛の交差を一層際立てて、
    ピアノの鍵を叩く静かな音の響きが、彼女を美化していく。

    斧が降り下ろされた瞬間息をのみ、
    ピアノが海に沈んだ瞬間ようやく息を吐き出せた。

  • ずっと薄暗い印象の中、ピアノの悲しく美しい旋律とともに進む物語。

    物心ついた子どもがいるのにこんなに自分の欲望に身をさらけ出す女性がいるのかな…ってそこはやはり疑問に思ってしまった。。。子どもが可愛くて常識人だったのが救いと言うか何と言うか。

    ピアノの旋律と、島国の海や森の風景は美しく、印象に残った。

    結末は決して悲劇ではないけど、ね。

  • 美しく暗い話。確かBIC MY SECRET というタイトルのピアノの曲はとても美しく、俺の生涯のレパートリーのひとつとなった。

  • マツモトトモの『キス』という少女漫画で知った映画。

    マイケル・ナイマンのピアノ曲が綺麗なんだけど、ずっと聞いていると暗い感情に支配されそうになる……(笑)
    楽しみを希う心はいいね。音楽のことはよくわからないけれど、くらーい感じから情熱的に、加速的に変化していく印象で。

    映像での感想は……
    えっちいなー///
    でした。
    観たときがまだ未成年だったからかなー。女性主人公の真っ白い背中にどきどきした記憶が強い。私、女ですけども。

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