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- / ISBN・EAN: 4523215008655
感想・レビュー・書評
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映像の美しさが散りばめられた作品。
色あせていて、暗くて、雨や泥沼がよく出てくる。ジトジトしている。森の風景も印象的。
主人公も美しい。
眼力すごい。何かを訴えているようで引き込まれるし美しい。青白い肌も陶器のようで美しい。特に首筋。話せないから手話なんだけど、その動きがバレリーナのように優雅で美しい。
ものは言わずとも内に秘めた激しい情熱が度々あらわれるのもいい。静かだけれども、強い視線として、強い行動として、ピアノの音色として。不思議な感じがする。
せっかくの美しい映画なので、、、股間にモザイクかけるのはやめて欲しかった笑笑
つぶやき
・子供に行為を見られるという教育上よくない話 笑 よく親子関係戻ったな。。
・最初嫌がっていたのにいつのまにエイダはベインズに惚れたのかがわからない。
・ベインズはピアノでエイダをつったように見える。。
もう一度みたら真意が理解できるかな。
確かに、ピアノを理解しない人よりも理解してくれるほうがいいけれど、ベインズがピアノでつってきた感を感じてあまり祝福する気になれませんでした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
GyaO!で。噂通り刺激的なシーンが多かった。自分の内面を理解しようとしない人間は愛せないと再認識。エイダの意志の強さと、それを映す表情が素敵でした。ピアノのキイにベインズへの想いを美しい文字で焼き付けるシーンが印象的。子供の行動は仕方なかったのかもしれないけど、無邪気な純粋さは残酷だと思った。ラストはあのまま海の底かと暗澹たる思いでいたら、靴を脱ぎ捨て生きようとしてくれてホッとした。
義指も綺麗。言葉を話さずにピアノ教師が出来るのか、等と無粋な事を考えてしまう俗物ですみません。 -
胸にズキズキ刺さって、いろんな意味で痛い。
相手の大事にしてるものは尊重しないと愛に結びつかないのは納得。
エイダの視線や手話が時に激しく、時に官能的な表現の豊かさで目が離せなかった。彼女の意志の強さが最後まで印象的。 -
いや~古今東西、痴情のもつれは恐ろしいね。
作中でショッキングな事件が起こったり、ストーリー的にはかなりドロドロしているんだけど、全体的には美しい作品だなと思いました。
マイケル・ナイマンの音楽はもちろん、映像も美しくて、浜辺にポツンと置き去りにされたピアノの画はまるで絵画のようでした。
衣裳やアンティークな家具類などの細部も女性が好きそうなもので固められていて、男性には撮れないであろう、女流監督ならではの魅力を感じました。
そして特筆すべきは、ピアノの音色を言葉代わりにするという喋れない(喋らない?)女性エイダを演じたホリー・ハンター。
エイダの強い意志を象徴するような目の演技はとても印象的でした。
最後にはその強い意志で、幸せを掴みとったエイダ。
彼女が作中で弾くピアノ曲「楽しみを希う心」は、まさにエイダの心そのものですね。
(1993年 オーストラリア/ニュージーランド/フランス) -
ずっと薄暗い印象の中、ピアノの悲しく美しい旋律とともに進む物語。
物心ついた子どもがいるのにこんなに自分の欲望に身をさらけ出す女性がいるのかな…ってそこはやはり疑問に思ってしまった。。。子どもが可愛くて常識人だったのが救いと言うか何と言うか。
ピアノの旋律と、島国の海や森の風景は美しく、印象に残った。
結末は決して悲劇ではないけど、ね。 -
美しく暗い話。確かBIC MY SECRET というタイトルのピアノの曲はとても美しく、俺の生涯のレパートリーのひとつとなった。