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感想・レビュー・書評
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「ノラは家でしてからどうなったか」は、繰り返し繰り返しよんでいます。
イプセンの「人形の家」のノラが家でしたからどうなったかを、北京の女子師範学校において講演した記録。
「人生でいちばん苦痛なことは、夢から醒めて、行くべき道がないことであります。夢を見ている人は幸福です。もし、行くべき道が見つからなかったならば、その人を呼び醒まさないでやることが大切です」p82
「人類には、ひとつの大きな欠点がある。絶えず腹が減ることです。この欠点を補うためには、傀儡にならないようにいするには、経済権がもっとも大切なものとなります。」P85
「傀儡」にならぬための経済権、自分の足で立つためにも働く私であります。
p156の「雑感」も何度も何度も、繰り返し読み直したもの。
勇者が怒れば刀を抜いて自分より強う鋳物に向かい、怯者が怒れば、刀を抜いて自分より弱い者に向かっていく」
引用ばかりになってしまいましたが、学生にの時に読んで、30年、今でも新鮮な、魯迅の評論です。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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