つぐない [DVD]

監督 : ジョー・ライト 
出演 : キーラ・ナイトレイ  ジェームズ・マカヴォイ  シーアシャ・ローナン  ロモーラ・ガライ  ヴァネッサ・レッドグレイヴ  ブレンダ・ブレッシン 
  • ジェネオン エンタテインメント
3.64
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  • (19)
  • (3)
本棚登録 : 462
感想 : 120
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4571264907825

感想・レビュー・書評

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  • 3〜4年前に安くで購入。あらすじもよく知らずに買って一回目観た時は、ブライオニーに感情移入してしまい話もよくわからなくて、後味悪い感じにしか思ってなかった。

    少し時が経ち改めて観てみると、重いけど映像や役者が美しい映画だなと思った。セシーリオとロビーが結局会えないままだったのは悲しかったけど。

    最初観た時は、キーラナイトレイしか知らなかったけど、ジェームス・マカヴォイとベネディクト・カンバーバッチが出てて、二人とも他で観た役とは違うイメージでより一層楽しめた。イギリスの役者さん好きな人多い!

  • う~ん・・・。

  • キーラ・ナイトレイの美しさに圧倒された。

  • 作品としてはとても良作。演出も演技も丁寧で、時代背景や登場人物の概要が的確に表現されている。ロビーらが海岸に着いたとき長回しのシーンがとても印象的で、あのシーンで<戦争>の悲惨さが見事に表現されている。フランス兵が病院で死ぬシーンではドヴィッシーの「月の光」が使われており、他の場面でも音楽が効果的に使われている。キャストもそれぞれが役にはまっていた。

    以上、とても作品としてはスゴく良い。全体の空気感も一定に保たれ、胸が詰まって泣きそうなシーンも多々。ただ、最後がどうにも納得いかない。(以下、超個人的感想です。)原作は読んでいないので、ラストにケチをつけるのはどうかと思うんだけど、コレって<つぐない>したことになるの?ってのが正直なところ。多感な時期に、たった1日で色んなものを目にしたタリアの気持ちはわからんでもないけど、最後の最後まで言い訳にしか聞こえなかった。それぐらいロビーとセシリアに感情移入してしまっていたのかもしれないけど、最後の最後ぐらい、観客に救いを与えてもいいじゃん!って思ってしまったのが残念。だからそこは意地で★は4つ。

  • シャーロックを見て以来、ベネディクトが気になりだしつぐないを借りてみました。
    高校生の時一度は借りたことがあるのですが、その時はキーラナイトレイが好きだったので借りました。まさか、俳優さん目当てで2回借りることになろうとは(笑

    2回目の感想になります。
    この映画は題名と同じくブライオニーのつぐないのお話です。
    最初に見たときはブライオニーの思い込みによる冤罪だと思っていましたが、今回改めて見るとブライオニーの故意的な罪作りにしか思えませんでした。なので、ブライオニーのつぐないはつぐないと言う名の自己満足のように思えます。

    ブライオニーがあんな嘘をつかなければセシーリアは水の中孤独に、ロビーは戦死なんて悲しい死に方しなかった。二人の愛は本当に純粋で美しかったです。悲しい別れ方をしたのを知ったからって、本の中ではハッピーエンドにしようなんて都合がよ過ぎます。
    そもそもブライオニーは本当に事件の意味がわからなっかのでしょうか。
    13歳ともなれば罪の深さややってはいけない事の意味や区別がわかる年だと思います。やはり、初恋の人を姉に奪われてしまい、しかも情事を見てしまったから腹いせに罪をきせたのでしょうか。鋭い子ですからわかりそうな気がします。

    また、ローラの強姦のシーンも気になります。
    ローラは後ろから目隠しをされ襲われたと話をしています。しかし、その前になんどかブライオニーに弟につままれたなど腕の傷を見せています。この時からローラとポールは情事な関係にあったのではないでしょうか。ポールとローラの出会いのシーンでも見つめあい方が男と女でしたから。そうなると、ポールは児童ポルノ法違反になります。(この年にそのような法律があったかはわかりませんがw)だからローラは見つかったときわざと襲われたと言ったのだと思います。結婚式の時もブライオニーを見るなりそそくさと二人は逃げたところも怪しいです。

    最後にシャーロックのベネティクトとポールのベネティクトの顔付きが違っていて驚きました。さすが役者さんですね感動です。
    また、ブライオニー役のシアーシャ・ローナンとロモーラ・ガライの罪悪感に苛まれた悲痛な顔と涙を流したときの顔は必見です。美しさと儚さがよく表現されています。

  • シアーシャ!

  • 景色は壮大で美しく、姉妹のドレスなどは見入ってしまうくらい素敵。でも何やらずっと不安にさせる…。えーん、ハッピーエンドにしてほしかったよー。でも、主演の二人、熱演だった。

  • 人は現実を見たいように見てしまう、勝手に解釈してしまう。それは「私の」現実でしかないのに、「皆の」現実にしてしまおうとするとき、他人の人生を狂わせてしまうのだろうか。

    そして、つぐなえる罪はあるのだろうか。
    罪を犯した側が「つぐなえる」と思っているうちはつぐなえないんだろうなぁ。

  • タイプライターの音が効果的にBGMに使われています。
    この監督のお得意なのか、
    中盤、ものすごい長回シーンがあり
    いろんな意味で一見の価値あり。


    原作であるイアン・マキューアン『贖罪』も
    すごく面白かった。
    私は原作が先だったけど
    映画は珍しくイメージを裏切らなかった。
    どっちもおすすめです。

  •  現代英国文学作家イアン・マキューアンの小説『贖罪』を「プライドと偏見」でタグをくんだキーラ・ナイトレイとジョー・ライト監督で映画化。キーラの相手役ロビーはジェームズ・マカヴォイ。キーラの妹役の少女時代は『エンジェル』のロモーラ・ガライ。彼女が憧れるロビーは姉と相思相愛であることを知り、ちょっとした悪戯心でロビーをいとこの暴行犯として告発、愛し合うふたりの運命をぶちこわした。その自責の念で小説を書く。恋人同士の愛の表現や、ゆったりとした幻想的なイギリス、ヨーロッパの風景は戦争といえどもフィルターを通して見る感じで、騒々しくなく落ち着いて、ロビーの見る幻想的な風景は絵画のようである。ストーリー展開はゆっくりで長いが、まったく退屈しなかった。

  • 1935年の戦火が忍び寄るイングランド、ケンブリッジの同級生で幼馴染の使用人の息子ロビーと政府官僚の娘セシーリアは惹かれあう互いの気持ちを意識していた。ちょっとした諍いの驚きの場面とそれに対する謝罪と取り違えて渡した卑猥なロビーの手紙を見てしまった多感な13歳の作家志望のブライオニーは、図書室で愛を確かめ合う二人を見て、憧れていたロビーが変質者だと勘違いしてしまう。その夜従兄弟のローラがレイプされた場面に遭遇したブライオニーはロビーが犯人だと思いこみ、告発する。
    刑務所に送られ、服役と出征の選択を迫られたロビーは戦場へ。セシーリアは彼を信じ、家族と縁を切って看護師になって待つが...。
    18歳になったブライオニーは自分のした罪に気付き看護師に、そしてローラとポールの結婚からあの事件の真相を知るが...。

    姉と恋人を引き裂いた贖罪に小説の中での幸せを贈る年老いたラストのブライオニーの深い後悔に胸が痛い。ジェームス・マカヴォイの色気がすごいよかった。
    許されない行為だけれど、世の中の事を何でも分かっているつもりで何一つ分かってなかった少女の、川へ飛び込み憧れの人に救われたいと願う独りよがりで痛い、でもかつて自分にもあった部分、それでいていやらしいことへの嫌悪感や失望、裏切られた気がしてしてしまった稚気による復讐...そういう少女が持つ性質がとてもうまく描かれていたと思う。二人の単なる悲恋じゃなくて、人生の深い後悔を描いた部分に感動した。

    卑劣なベネディクト・カンバーバッチも本当にそう見えるのがシャーロックとは全く違ってて似合って見えるのがすごい。
    強いて言えば、日本語吹き替えのロビーの母は微妙だった。
    ブライオニー視点と二人の視点の違いを映像で切り替える手法は効果的だったと思う。

  • 「プライドと偏見」でキーラ・ナイトレイにはまって見てみました。

    こちらもすばらしい演技!

    そしてドレスと金髪おかっぱ少女と素敵なお庭!
    魅力が満載の映画でした。


    冒頭のシーンはすごく見てほしいところです。
    監督コメンタリーに納得の作品作り。

    でもやっぱり映画全体としてはぶれすぎたかなと思う。
    映像美に関しては百点だけど
    …ハッピーエンドでもよかったのになあ。

    でも冒頭があるからこそ
    そこに説得力をもたせるためにはハッピーエンドだけはありえない。
    そういうことなんだろう。

    個人的にはプライドと偏見の方がすきです。

  • 大きくても小さくてもひとつも悔いを残さずに生きるなんて無理。でも辛い。

  • 「つぐない」…いいタイトルだと思います。
    小説を通して、「つぐなう」というストーリーもしっとりとして、好感が持てました。大人の映画です。

  • ひとつの幼い決断が、ふたつの人生を狂わせていく。
    美しい色彩と映像が鬱々と沈んでいくストーリーを際立させてる。好みがかなり別れると思いますが、私はこういうラストがすごく好きです。

  • 安心して観れる映画だった。見所は二つ。少女が草っぱらを、時間をかけてロビーのもとへと駆けてくるシーン。そして、フランスの海辺のイギリス兵駐屯地で観覧車が回っているシーン。この二つだけは、小説では表現できないと思う。

  • ヨーロッパ映画らしく、映像がとても美しい。身分違いの密かな恋は、一人の少女の嘘により無惨な終焉を迎えた。引き裂かれた愛は、戦時下の激動の時代の中で悲しい結末をたどる。少女は後悔と罪悪に苛まれながら大人になり、長い時を経て、帰らぬ想いを告白する。償いきれない贖罪を贖うために、彼女が与えた結末とは…。

  • ただの戦時のラブストーリーじゃない、時系列もまじり、そのシーンが
    どこなのか立ち止まる場面もあった。

    それでも、集中力を切らせない展開と演技に引き込まれた。

    タイトル深いよなぁ…
    妹役のシアーシャ・ローナン良い。

  • 子供だったとはいえ、主人公がすごい憎く感じた。
    でも許しを請う相手がもう存在しなくて、死ぬまでずっと一人で背負っていかなければならないと思うと、背負いきれない重荷だなと思った。

    誰も報われなくて、切ないとか超えてる。
    暗くなるー

  • 2012/02/01

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