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- / ISBN・EAN: 4988142702821
感想・レビュー・書評
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「自閉症」というモチーフを使い、家族の絆というものの美醜を描いたヒューマンドラマ。ウザくて、恥ずかしくて、扱いづらくて、時折ウンザリしてポイしたくなるけど、この上なく暖かく、美しくて手放したくない最上のもの。それが家族愛なのだなと気付かされる。ベタベタでない抑制の効いたラストも、かえって深い余韻を残していて良い。
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自閉症の兄と、それを知らなかった弟のロードムービー。火傷の件がすき。僕のメインマン、と聞いてチャーリーはどう思ったのか。
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二人が少しずつ心を開いていく過程に心が温まる。
押し付けがましさもなく、観終わったあとに自然といい映画だなぁと思えた。 -
ラスベガス、アメリカなどを舞台とした作品です。
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波はないけど、途中で飽きない静かな話。
2人でダンスを踊るところは自然と笑える。
最後の方でチャーリーとレイモンドがおでこをこつんとしてるところで泣けてきた。
関係ないけど、レイっていう響きが好きです。 -
自閉症の兄・レイモンドを、父の遺産目当てで精神科病院から連れ出す弟・チャーリー。自閉症についての知識もなく、さらに人としてのやさしさにも欠けたチャーリーは、レイモンドの行動やその世界観に思いを馳せる余裕をもつことなく、イライラを募らせ、ときには罵倒しながら旅を続ける。
しかし、兄の症状が決して自分の思い通りになるようなものでないことを理解し始め、そして過去に幼い自分をやさしくあやしてくれた存在の正体が兄であったことを知ったとき、弟の心は徐々に変化を見せ始める。
弟は自分なりに兄を受け入れていく。自閉症という病気ではなく兄自身を受け入れる姿勢を見せているところに、この作品の意義があるように思う。決して身構えることなく、兄の言葉に耳を傾け、兄の欲するところを自分なりに見出そうとする姿勢。精神疾患当事者の家族が困惑の末に至る、より好ましい状態を再現しているように思える。
専門的な知識はなくとも、彼らはわかりあえた。ようやく巡り合い、わかりあえた兄弟はまた別々に暮らすことになるが、派手に涙をさそう演出があったり、実際に兄弟が涙を見せることはない。あくまで淡々と、事実を受け入れる兄弟の姿が描かれる。リアリティあふれる映画ではないか。
何度も繰り返し観る作品ではないのかもしれない。しかし、家族とは、兄弟とはどういうものか、自閉症という疾患を仲立ちにして改めて考えさせられる、すばらしい作品であった。 -
自閉症がどういうものか、とてもわかりやすく描かれている。あたたかい。
ダスティン・ホフマンの演技が素晴らしい。だけど、本当の自閉症の人とはやっぱり目に宿る光とかが違うなぁとも思った。 -
自由奔放な青年が重度の自閉症の兄と出会って心を開き、忘れていた愛情を取り戻して行く過程を描いた心暖まる感動のロード・ムービー。高級外車のディーラーをしているチャーリー(クルーズ)の元に、自分を勘当した父の訃報が届く。遺産目当てに故郷に戻った彼だったが遺産の300万ドルは見た事もない自閉症の兄、レイモンド(ホフマン)の手に渡る事を聞かされる。なんとか金を物にしようとチャーリーは施設にいるレイモンドを誘拐まがいに連れ出し、ロスに戻ろうとするのだったが……。
さすがアカデミー賞受賞作品。私は20年以上経ってから見ましたが、まったく色褪せない、というか今見ても新鮮な作品です。自閉症は日常生活は一人では不可能と思っていましたが、それを補っている、むしろそれ以上の感動を与えてくれているレイモンドとチャーリーの心の共有が見ていて幸せな気持ちにさせてくれます。テーマ自体がとても重たいのに明るい作品にしているのはやはり二人の演技が光っているからでしょうか。個人的にはチャーリーの兄に対する心象が少しずつ変化してきてある瞬間を境に本当に家族愛に変わる心の動きがとても理解できるというか感情移入できます。何度も見れるまさに名作です。 -
前もみたけどまたみたw
ダスティンホフマンがほんとじょうずー
最後がちょっと感動的