ザ・マジックアワー スタンダード・エディション [DVD]

監督 : 三谷幸喜 

出演 : 佐藤浩市  妻夫木聡  深津絵里  綾瀬はるか  西田敏行 

• ポニーキャニオン (2012年3月10日発売)

感想・レビュー・書評

[nc29さんの感想 · 2014年1月20日]

これが三谷幸喜ワールドかぁ

確かに他の映画と比べると一味も二味も違う仕上がりですね

深津絵里の髪型が可愛いし戸田恵子の髪型も登場する度に変わるのがおもしろい

佐藤浩市の『空回るナルシスト』って感じの役がピッタリだった

最後に寺島進が『弟子にしてください』みたいなこと言うけど個人的にはあまり好きじゃない、けど三谷幸喜らしいしこういう使い方をするのは三谷幸喜ぐらいじゃないかと

三谷幸喜の映画って戸田恵子、西田敏行を筆頭に出演者が大体決まっちゃってるけど毎回思うのは、それぞれの役者にピッタリの役を当てはめるな。と


ストーリー
「命が惜しければ、五日以内に幻の殺し屋“テ゛ラ富樫”を見つけて来い!」
街を牛耳るホ゛ス・天塩(西田敏行)の愛人・マリ(深津絵里)に手を出してしまった手下の備後(妻夫
木聡)。命の代償に伝説の殺し屋“テ゛ラ富樫”を連れて来ると誓うが、期日が迫ってもテ゛ラは見つから
ない。窮地に陥った備後が取った苦肉の策は、無名の俳優村田大樹(佐藤浩市)を雇って、殺し屋に
仕立てあげることだった。
まるで映画のセットのような不思議な港町、守加護(すかご)で、すべてを映画の撮影だと信じ、伝説
の殺し屋を演じ続ける村田。その俳優を本物の殺し屋だと勘違いし、雇ってしまう天塩。そして、自
分の命を賭けて、2人の男をだまし通そうとする備後。果たして、<彼ら>と<彼らに巻き込まれて
いく人々>の運命は一体どうなるのか!?

[puchi515さんの感想 · 2014年1月18日]

佐藤浩市をすきになったきっかけ

[ryu440さんの感想 · 2014年1月13日]

キャストが豪華。舞台芸術が見事。数々の伏線を回収。いかにも三谷幸喜作品。事実と物語は紙一重。

[人事小僧さんの感想 · 2014年1月3日]

人生と映画は紙一重…なのかもしれない笑

色々あるけど、最後は何となく笑いでまとまるのが、三谷映画のいいところ。

[sesame7498さんの感想 · 2014年1月3日]

新年に観るのに良かったー。
とっても笑えます。

戸田恵子が言った「返すつもりのない人にお金は貸さない主義なの」が
なんだか、心にに残り・・・^^;

映画の質感も良かったし、やっぱり舞台を感じさせるのは、
三谷幸喜監督だなと。

最後は爽快だった。守加護に行きたいっ！

[nuwvk5さんの感想 · 2013年12月30日]

舞台のような作りで、非常に面白い。
伏線が余す事無く回収されていて、最後にはすとん、と全てが落とし込んでいて、気持ちいい。
ただ、全てがうまくはまりすぎていてちょいとうまく行き過ぎていて、という贅沢な不満はありますが、いい感じです。

[kitajimajunさんの感想 · 2013年12月15日]

It is not bored but not fun.
FLAT.

[kta0atkさんの感想 · 2013年11月21日]

よ～く晴れた日の夕暮れを思い浮かべてくれ。
徐々に日は落ちていく。
落ちてはいくが、まだ太陽は出ているから辺りは暗くはない。
更に日は落ちる。
太陽は半分だけ山の向こう側に隠れる。
それでもまだ空は明るい。
やがて完全に太陽は消えてなくなる。
本当に暗くなるのはそれからだ。
太陽が消えてから、周囲が暗くなるまでの僅かな時間。
それが、マジックアワーだ。

昼と夜の間。世の中が一番きれ～いに見える瞬間。
空一面がオレンジから紫、紺へとグラデュエートする幻想的な淡い光。

そろそろだね、マジックアワー。一日のうちの最高の瞬間。
それを逃すとあっという間に夜になる。
マジックアワーを逃した時の一番の方法知っていますか。
簡単なことです。明日を待つんだよ。
マジックアワーは必ずまたやって来る。この世に太陽がある限り。

無茶はしなさんな。命懸けた男の顔くらい判るよ。

“死ぬのは怖くない。怖いのは誇りを失ったまま生き続けることだ。”
ああいうセリフはね、ただでさえ気持ちが入るから、
むしろ淡々と言ったほうが効果が出るね。

早いんじゃないかい。諦めるのは。君はまだ若い。
それにここだけの話。私だって待っているんだ。次のマジックアワーを。
この歳になっても。未だにさ。このままくたばってたまるかい。

登場人物それぞれの“人生かけた大芝居。”が交錯する映画。
撤収！
(111111鑑賞)

[touxiaさんの感想 · 2013年10月27日]

三谷幸喜　脚本･監督　２００８年作品
主演　佐藤浩市　妻夫木聡　
深津絵里　西田敏行　寺島進

日本にも　こんな映画ができるんだ・・・
と感心しました。
三谷幸喜の才能が遺憾なく発揮され　
日本の俳優たちが支えている。
映画って　面白いんだ･･･と。

簡単に言えば　『勘違い』　の面白さなんですね。

妻夫木聡の魅力は『情けない顔』ができることだと認識した。
それが　だます男　をする。
そして　尽くすオンナが　綾瀬はるかである。

港町　守加護（すかご）を舞台に繰り広げられる。
港町らしく　時代がよくわからないが・・・
街のたたづまいがいい。
ホテルの支配人　備後（妻夫木聡）は　
街を牛耳るボス　天塩（西田敏行）の愛人　マリ（深津絵里）に
手を出し　マリと備後はセメントウメをされるところで　
備後はデル富樫の話をしたら　
デル富樫を５日以内に探してくれば命を助けてやるという。

デル富樫は　顔が知られていない・・・
備後も　よく知らないが･･･無名の俳優である村田（佐藤浩市）に
デル富樫の　役を与えて　演じさせることにした。

映画の撮影と　現実のギャングの物語が　同時進行しながら
ばれそうになりながら　危機を乗り越えて・・・
スリリングに喜劇のようにすすんでいく。
言葉が　妙に共通して・・・言葉のすり替えがたくみにおこなわれる。

村田は天塩の部屋にのりこみ　度胸のあるところを見せ
天塩に　気に入られる･･･。
天塩は　デル富樫になった村田を雇い入れて　仕事をやらせる。

取引が現実におこなわれるが･･
村田は　演じ続ける。したがって　怖れも知らない。
マネージャー役の　小日向文世が　どことなくシリアスで･･
村田演じる　佐藤浩市の　役者のときと素の時の演じわけがうまい。
役者もいかにも　へたくそなのだ･･･
へたくそを演じきるところに　よさがあるのだろう。

村田は　あこがれの　高瀬允にあう・・・
高瀬は言う
『マジックアワーに出逢えなければ　翌日を待てばいい。
　ニンゲンはいつまでもマジックアワーを待っている。』
マジックアワー　人生が一番輝く時。
無名の俳優　村田に　マジックアワーが　やってくるのか？

鈴木京香は　小夜子　と言う名前で　でてくる。
三谷幸喜の作品には　ちょこっとでも　でるようだ。

[さんの感想 · 2013年10月24日]

舞台は違えど「合言葉は勇気」みたいな内容だなーとおもったが、佐藤浩市が熱かった！演劇への愛に心温まった。

著者プロフィール

1961年生まれ。脚本家。近年のおもな舞台作品に「大地」「23階の笑い」「日本の歴史」「ショウ・マスト・ゴー・オン」、ドラマ作品に「風雲児たち?蘭学革命篇?」や「誰かが、見ている」「鎌倉殿の13人」など、映画監督作品に「清須会議」「ギャラクシー街道」「記憶にございません！」などがある。また、おもな著書に『三谷幸喜のありふれた生活』シリーズ、『清須会議』など。

「2022年 『三谷幸喜のありふれた生活１７』 で使われていた紹介文から引用しています。」