ザ・マジックアワー スタンダード・エディション [DVD]

監督 : 三谷幸喜 
出演 : 佐藤浩市  妻夫木聡  深津絵里  綾瀬はるか  西田敏行 
  • ポニーキャニオン (2012年3月10日発売)
3.87
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感想 : 493
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988632502177

感想・レビュー・書評

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  • 2021年年の瀬に笑えるものを。
    いや~、佐藤浩市には、そして西田敏行には何度も笑わされます。
    へんてこな世界観の中で繰り広げられるドタバタ劇は、本当に役者さん達は三谷幸喜のやりたい事に付き合うの大変だったと思います。
    演劇舞台のような街、映画の中のそんな街で映画を演じる佐藤浩市は劇中劇中劇のような構成、深津絵里のシーンは映画の中のそんな街で本当に演劇チック、そんな世界の中で綾瀬はるかが唯一の良心。
    ただただその荒唐無稽さを純粋に楽しむのがよろしいかと。

  • 美術さん、すごい!
    13年前の作品ですが、現在の綾瀬はるかがいい年の取り方をしているのがわかります。また、朝ドラ「カムカムエブリバディ」で実年齢と30歳も下の18歳役を演じた深津絵里も見られます。古い映画はこうした楽しみ方もあります。

    『ザ・マジックアワー』(The Magic Hour)は、2008年6月7日に公開された日本映画。三谷幸喜監督作品第4作。表題のマジックアワーとは、日没後の「太陽は沈み切っていながら、まだ辺りが残光に照らされているほんのわずかな、しかし最も美しい時間帯」を指す写真・映画用語。転じて本作では「誰にでもある『人生で最も輝く瞬間』」を意味する。なお、三谷自身、このマジックアワーの意味を、前作『THE 有頂天ホテル』の撮影時に知ったと本作のDVDに収録されたオーディオコメンタリーで述べている。
    東宝スタジオの日本最大級スタジオ3つ(3スタジオ合計面積4426平方メートル)を使用し、巨大なセットで街並みを再現構築。エンディングでその建築工程が早回しで見られる。
    2008年2月に亡くなった市川崑監督最後の出演作で、この作品は「市川崑監督の思い出」に捧げられている(映画のラストに表記されている)。なお、彼が演じる映画監督が撮影しているのは『黒い十人の女』のパロディ「黒い101人の女」。
    映画『THE 有頂天ホテル』にも出演した香取慎吾が、1シーンだけ同じ役(只野憲二役)でカメオ出演している。
    三谷幸喜監督作としては初のドルビーデジタル・サラウンドEX作品となった。
    ストーリー:
    港町・守加護(すかご)でマフィア「天塩商会」のボスの愛人マリに手を出した備後登は、自分の命を見逃してもらうため伝説の殺し屋「デラ富樫」を連れてくることになる。探しても一向にデラ富樫を見つけられない備後は苦肉の策として、売れない俳優・村田大樹を映画の撮影と騙してデラ富樫に仕立てて乗り切ろうと画策する。相手が本物のギャングとは知らずデラ富樫を演じる村田、村田と「天塩商会」に嘘がばれないよう四苦八苦する備後、村田をデラ富樫と信じる「天塩商会」の面々。それぞれの思いやすれ違いが行き交う中、次々と予期せぬ展開が待ち受ける。(ウィキペディア)

  • 序盤は面白いが、中盤以降は同じパターンが続き退屈。

    映画の内容と、「マジックアワー」という表題がミスマッチ。

  • あー笑った笑った。思わぬ方向へ向かうよね。

  • 私は悔しい…!

    こんなにも面白い映画をなぜ13年もの間放置していたのか…!(2008年公開から数えて)
    もう悔しいと言うか恥ずかしいです…!

    ぶっちゃけいうとアンジャってるんだけど。(アンジャッシュのすれ違いネタ)
    それを本気の役者とセットと心意気でやってる感じ。

    最新映画は毛嫌いせずに見るべきですね。
    教訓。

  • オマージュかどうだか知らないが、どこかで見たシーンが多くて、ちょっと疲れる。

  • 久々の視聴。「売れない役者が偽物になりすます」という「合言葉は勇気」と同じ設定を使い回す志の低さが気に食わないし、ギャング映画を模した人工的なw舞台設定も退屈。つまり、入口で拒否反応が出てしまってどうしようもない作品なんですが、それらを務めて忘れて客観的(?)に見れば、コメデイとしてはよく出来ていると思います。

    お互い勘違いをしている2人(佐藤浩市と寺島進)の会話が何故か噛み合ったり、佐藤浩市に対し妻夫木聡が繰り出す適当かつ雑妙な言い訳など、やはり上手い脚本だと素直に感心します。作戦が行き詰まって、ストーリーにも飽きが来たところで、新たな作戦でクライマックスを迎えるという展開も優れています。

    この作り物感の強い設定の中で、そして、見事に騙されてしまう「良い人」のおかしさと悲哀を演じ分ける佐藤浩市の芝居のリアリティは素晴らしかったです。

    総括をすれば、近年の三谷作品に較べれば遥かに面白いですが、「ラヂオの時間」や「有頂天ホテル」には及ばない、といったところでしょうか。

  • うーむ、、、うーむ、、、うーむ、、、すみません。残念です。残念ですが、、、合わんかった!グッと来なかった。映画の中の世界に浸りきる事、、、できませんでした、、、残念です。三谷さん、残念です、、、という感想でございました。

    2点、ってえのは、少々厳しすぎるかもしれませんが、、、すみません。限りなく3点に近い、2点、ということで、許してくださいませ。2点を付けてしまうことを、、、ああ、すみません。

    映画監督としての三谷幸喜さんの作品しか、ほとんど知らない自分ですが、映画監督第一作目のね、「ラヂオの時間」が、本当に本当に本当に心の底から大好きなんですよ。あの映画を初めて観た時の驚きと感動と喜びと興奮。一生忘れません。本当に好きなんです、あの映画。

    だが、正直に言う。正直に言ってしまいます。その他の三谷さんの映画監督作品には、あの「ラヂオの時間」にあった、何らかのとても幸福なとても素敵な映画の奇跡を、感じること、できておりません。今の所、ですが。ちなみに個人的なフィーリングで言いますと。

    12人の優しい日本人(三谷さん脚本作品)→激烈大好き
    ラヂオの時間→最強最高に好き
    みんなのいえ→ちょっと「?」だけど、まだまだ好き
    THE 有頂天ホテル→変なすれ違いを感じ始めた
    ステキな金縛り→あれ?なんか違うぞ?って思い始めた
    ザ・マジックアワー→こりゃ違うわ、と確信した

    という気持ちの変遷を、三谷さんの関わった映画関係で感じてきた次第でございますね。

    なんだかなあ。この作品もなあ。良く出来ているコメディー、だと思います。及第点は、間違いなくある、気がする。ええ、すげえ生意気な言いかたでホンマすみません、なのですが、平均的な面白さは、絶対にある、と思う。思うんですよ。

    でもなあ、、、あくまでも「ああ、フツーに面白いですね」止まりなんですよ。それがもう、贅沢な意見なのですが「え?そんなもんなの三谷さんの凄さって?こんなもんじゃないはずでしょ?なんでこんなんで止まっちゃうのよ?」っていう思いが、どうしても、どうしても、あるんです。

    最初に感じた、あの「ラヂオの時間」で受けた感動と衝撃が、あまりに大きすぎるんだよなあ、、、そうなんだよなあ、、、だから三谷さんの映画作品には「あのくらいのレベル」を、求めてしまうんだよなあ、、、すみませんね、個人的我儘言い過ぎで。

    もちろん、映画作品の好き嫌いというのは、完全に、各個人の好み・嗜好の範囲内でのジャッジになります。

    この世の中には、「ラヂオの時間」よりも、今作の「ザ・マジックアワー」の方が好きな方は、沢山たくさん、いらっしゃると思います。

    でも、自分にとっては。この「ザ・マジックアワー」は、「ラヂオの時間」が自分に与えてくれた感動には遥かに遥かにこれっぽっちも及ばない、本当に厳しい言いかたをして申し訳ないのですが「凡庸な、どこにでもある作品」でしか、ないんですよ。本当に失礼な言いかたをして、すみません。

    なんでなんだろうなあ。同じ三谷幸喜監督作品であるのには間違いないのに、あの「ラヂオの時間」は、あれほどに自分にとっては特別であり、この「ザ・マジックアワー」は、なんでココまでピンと来ないんだろうなあ、、、不思議だよなあ、、、

    個人的に、グッと来なかった点、つらつらと言います。

    豪華な出演陣を、ムダに豪華に起用している感じを受けた。「ほら、こんなに豪華な俳優陣を使ってますよ。チョイ役にすら、こんなに豪華な俳優を、ほら。俺の人脈、凄いでしょ?凄い予算を使って映画を作る事の出来ている俺、凄いでしょ?」って感じの三谷さんの驕り、みたいなんを、勝手に感じた。ええ、僕が勝手に感じただけです。三谷さんが、そんな事思っていなかったとしても、僕は勝手に感じちゃいました。すみませんホンマ。

    コメディーの悪ノリが、どうにも、合わんかった。コメディーですから、いいんですよ。コメディーなんで、ガハハで愉快だね、で、いいんですよ。でも、ガチの本気の何かが生み出す何かしらの凄さが感じられるコメディー感、ってのは、すみません。感じられませんでした。僕が勝手に感じられなかっただけです。すみません。

    例えば、SABU監督の「ポストマン・ブルース」という映画が、もう死ぬ程狂おしい程困っちゃう程に大好きなんですが、あの映画も、所謂、悪ノリ系のドタバタコメディーに分類される映画だとは思うんですが、あの映画には、コメディーでありながらの、なんらかのギリギリの狂おしいまでの意味わからん切実さが、あった、気がするんです。あくまでも僕が勝手に思った感じただけなんですが。

    で、三谷監督の映画監督第一作の「ラヂオの時間」にも、なんだろうなあ。なんらかの、どうしようもない切実さが、コメディーのウラっ側に、ヒシヒシと、、、流れていた、、、気がするんですよ。するんだよなあ~。

    でも、、、すみません。この作品には(もっとキツい言いかたをするならば、「ラヂオの時間」以外の三谷さんの監督作品には)、感じられない、、、んだよなあ~。あくまでも、僕個人の、感想です。すみません、こんな文句言って。

    なんだろうなあ、なんでこの映画を「やっつけ感が満載だね」って、感じてしまうんだろうなあ~。「ほら。こんな感じ、面白いでしょ?」みたいな押し付けられてる感を、感じてしまうんだろうなあ~。感じちゃうんですよ。どうしても。すみませんね、ホンマに。

    因みに、妻夫木君と深津絵里の組み合わせは、最高でした。映画の内容とは一切関係なく。映画「悪人」が心の底から好きなんで、もうその時の影響でね、妻夫木聡&深津絵里。この組み合わせは、無条件で100点を出しちゃうんですよ。映画の内容とは一切関係なく、この二人が共演して絡みも多い、っていうだけで、ウルウルしちゃうんですよね。

    こんな映画の観方、あかんやん、って思うんですが。それほどに映画「悪人」の二人がハマり役だった、という事なんですけどね、僕にとっては。ちなみに「悪人」を先に観ていなかったら、特に二人の共演は、どうとも思わなかったと思います。

    あと、綾瀬はるか、すげえ好きなんです。だから、綾瀬はるかが、抜群に可愛いなあ、って思いながら観ていました。映画の中の役どころが可愛いんじゃない。綾瀬はるかが、単純に、可愛いんです。可愛いなあ~ホンマ、って思いながら観ていました。こんな映画の観方、あかんやんか。

    とまあ、そんな感想の、映画です。はい。こんな感想です。感想にもなっていない、気もするんですが、もうすみませんね、こんな感想で。

  • 舞台で観てえ~~!
    面白かったです

  • 何度も笑ってしまった。豪華俳優陣。だが、長い。舞台でやった方がおもしろいような気がする。

    会計係が完璧な記憶をペラペラしゃべるのがヒッチコックの「三十九夜」のオマージュだと気づいた。


    2008日本
    2021.3.16BSプレミアム

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著者プロフィール

1961年生まれ。脚本家。近年のおもな舞台作品に「大地」「23階の笑い」「日本の歴史」「ショウ・マスト・ゴー・オン」、ドラマ作品に「風雲児たち?蘭学革命篇?」や「誰かが、見ている」「鎌倉殿の13人」など、映画監督作品に「清須会議」「ギャラクシー街道」「記憶にございません!」などがある。また、おもな著書に『三谷幸喜のありふれた生活』シリーズ、『清須会議』など。

「2022年 『三谷幸喜のありふれた生活17』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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