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- / ISBN・EAN: 4527427643369
感想・レビュー・書評
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もっと重苦しい話だとばかり思っていたが、予想外にも、ところどころユーモアもあり感動もじわじわと胸にくるストーリー展開だった。
埋葬は故人を偲ぶ遺族のための儀式だと思うが、それゆえに、おくるひとの気持ちが切実に反映されるものだと感じた。
自分の葬儀を自分で見ることは決して出来ないけれど、そこに至るまでの積み重ねは、残された人への花向けになるでろうことを意識して生きていかねばならないと思った。
また、死という重いテーマが久石譲の曲によって見事に昇華され、作品に彩りを添えているのが素晴らしかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
泣ける映画!!と思ってDVDを入れ、最初の珍事件で、「なんか面白い映画だなぁ」なんて思っていたら最後はやっぱりボロ泣きでした。
「納棺士」という職業についても知らなかったけれど、人間死んでもこういうところで誰かに支えられて、手助けされてるんだなぁ、なんて思いました。
また、様々な葬式の様相が少しずつだけど出てきて、「葬式」という文化についても垣間見ることができ、興味深かったです。 -
笑いと涙と音楽と感動
完璧にヒット -
納棺師─
それは、悲しいはずのお別れを、
やさしい愛情で満たしてくれるひと。
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チェロとバイオリンの音色の違いが分からない。チェロの方が低いのかな。Living Endのリズム隊にいる・・・気がするし。
映画自体もとてもよかった。
映画の感想は苦手だー。 -
2度目。今度は「仕事」としての納棺をみてみたくて借りたのですが、だめだった。やっぱり、泣いてしまった。生きていることが当たり前すぎて忘れがちだけど死はどうしたって悲しいもので、でも絶対に誰もが経験することで、こんな不思議なことはないって改めて思った。ほんとのところはこんなキレイなものばかりじゃないってわかっているつもりだけど…。納棺の儀、やはり必要だと思う。すてきなことだと思う。
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納棺という仕事の一端を知ることができ、ところどころに笑いどころもあって楽しめた。山形の鄙びた感じの景色も良かった。
山崎努の演じる社長が渋くて、生と死の表裏一体性を悟っていて恰好よかったし、もうひとりのおくりびとと言える火葬場のおじさんも主人公や社長とは少し違う視点で去りゆく人を見送り続けていて良かったと思う。
ただ、主人公の仕事を蔑んだ主人公の妻や友人は一言でも謝意を表明するべきだったのではないだろうか。良い部分も悪い部分もさらさらと流れていくような映画である。 -
おばあちゃんが亡くなったときのことを思い出してしまいそうで
ずっと避けてたけど、ついに見てしまった。
でも、この映画がヒットしたのは、そういう
誰もが経験してきた身近な人の「死」の思い出と重ねて
共感できるからだと思う。
・・・ってことは、映画にあったみたいに、
優しい気持ちで故人をおくりだせた人が多いんだろう。
それは、納棺やお葬式、ひとつひとつの儀式が
残される人の心を悲しみから前に向かわせてくれているからだと思う。
日本はいい国だ。 -
日本人の
しぐさの繊細さ、丁寧さ、
心の強さ、思いやり、
亡くなって初めて強まる家族の絆、
そういうものが描かれていた。
チェロのBGMとの相性も良かった。
「おくりびと」という響きも良い。
確かにこれは
外国人受けするかもなと思った。