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- / ISBN・EAN: 4959241981264
感想・レビュー・書評
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海中の景色がとても綺麗。
波なのか魚なのかわからないものも、ポニョ母の存在感もすごい。
リサのサバサバ感が山口智子で猛烈にアップしてる。
ポニョと宗介の夕飯、カップラーメンだし、
それ以前に帰ってきてお茶にしよっか、だし、
運転荒いし!!
嵐の中、子供2人置いて行っちゃうあたりは海外からしたら虐待では?!
ああ、ジブリ映画なのに生活感丸出しで見ずにはいられない...
でも、リサ、結構好き。
最後にひまわりえんのおばあちゃん達が車椅子なしで山を登るのにはじーんとした。
ポニョに足なめてもらいたいって言ってたもんね!
人面魚が浜に揚がると津波が来るって言ってたけど、昔もポニョみたいに人間と出会った魚がいたのかな?!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
- 年末になぜか始まったジブリ映画マラソン第二弾。これもすごい久々に見た。
- リサの声は山口智子なのか。雑な子育て感とか力強さがこれ以上なく合っている。
- ろうそくの火の熱の力で進む船。あれ大きくするだけで子供も乗れる、みたいな設定ジブリっぽくていいなと思った。
- 最終的には曇りなきまなこで大好き大好き言い合ってるポニョと宗介に拍手しかない。 -
正直よく内容は分からないが、ポニョが子どもに人気なのかは分かった気がする…。
ポニョ、かわいい(笑) -
宮崎駿の贈るハッピーエンドな人魚姫の物語。
グランマンマーレが印象的。ポニョが人間界に住むことはできない(だから海水面上昇や人工衛星墜落などが起きてる)ので父であるフジモトはポニョを元に戻そうとするが、グランマンマーレは人間にしてしまえばいいと言う。受け入れられなければ泡になってしまう、と言うフジモトに、「私達は元々泡だった」と答えるマンマーレにとって、ポニョは夫を他にもいくらでも持つ彼女の更に数多いる子供の中の一つでしかないのだろう。一つの命が泡になろうとそれは元に戻るだけ、と言う認識。観音様にも例えられる神の視点。それに引き比べ、フジモトはあくまで父親の視点でポニョを心配しているのだが、悪役チックな立場になるのが興味深い。エゴ、ということだろうが、フジモトのほうが共感できる。それをポニョにも「閉じ込める悪い魔法使い」なんて言われちゃうのはかわいそうだなあ。超自然派で極端な懐古主義(?)はよくないけれど。
ハウルの動く城からそうだが、おばあちゃん達が子供のようにはしゃいでいるのが面白い。また使われる美術や技巧があの作品からかな?ってのが各場面から散見できてそれも面白かった。
宗介がポニョの全てを受け入れる台詞には泣きそうになりました。「魚のポニョも、半魚人のポニョも、人間のポニョも、大好き」まっすぐで素晴らしい。 -
岩を這うフナムシ。
足を海に浸し、異界の濃度に馴染んでいく確信、プラスチックバケツが台風の風に転がってゆく坂道、水圧の高いゼリーのように硬くて柔らかい水、内海に浮かぶ船、波、島の向こうに感じる音の反響と拡散の気配。
そして、沈んだ街を見下ろしながら、足のすぐ側を古生代の生物がかすめていくリアリティ。そのリアリティは現実よりリアルで、心地よさに身を任せたくなる。
様々な記憶と夢の断片が散りばめられて、それが洪水に浸され、繋がっている。
10代、20代と、生きているという事実の現前性が掴みたくて、ずっと焦燥にかられていた。
「今」が奪われたまま、他人の目や、やむない事情に振り回されて生きていると、食べるとか、死ぬといった因果から離れて、例えば海が様々なものを様々なまま内在させて巨大にそこに現前していることを感じるような、危機を察知するセンス、言ってしまえばそれは畏れなんだけど、そういう直感がカサカサになるまでスポイルされてしまう。
季節が大きなうねりのようにうつろう中で、ゆっくりと花が入れ替わり、咲きながら散ってゆく狂気を、庭の陰から眺めていたい。いくつものハレとケが交錯して日常がある。ポニョを見ながらそれを確かめて、明日が少し、楽しみになった。
そうやって暮らしながら、大好きな人に触れたい気持ちが夜の海にほどけてゆくのは、美しいことのように思う。逢いたい気持ちで全力で駆けること、抱きしめること、笑ったり、食べたり、眠ったり、すごく大切なことのように思う。
これを子どもが観る映画なのだというのなら、近くにいる誰かに、抱きしめられたくなればいいと思う。 -
私はあの魚の波好き。
その上をかけ飛ぶ、ポニョが好き。
そこを見るたびに心が揺すぶられる。
なぜなんだろ、ね。-
「なぜなんだろ、ね。」
私遣ります!って宣言して走っているような、イキイキしてる感じが出ているからかな?「なぜなんだろ、ね。」
私遣ります!って宣言して走っているような、イキイキしてる感じが出ているからかな?2014/04/23
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娘とジブリを観よう!企画 の第3段。
定番の「トトロ」でほんわか楽しみ・・・
(自分が一番好きな)「ラピュタ」は、5歳の娘にはまだちょっと難しかったみたい(楽しんではいましたが)・・・
今回の「ポニョ」が、今のところ一番、反応が良かったみたい。
大人の鑑賞にも、耐えられることは耐えられるが・・・・、自分はいまいち。
★3つ、7ポイント半。
2013.06.16.了。
・・・・東北出身者として、「3.11」を想起させる描写に少々どきりとさせられた・・・・。
震災直後だったなら、最後まで正視できなかったかも。 -
「好き」で許容する世界の現代版人魚姫。
海と津波が怖い。ていうか、結構な大災害になっているが大丈夫か。海に沈む道路や道、草のかかった放置されている母親の車、危険、死の予感が怖い。なのにほのぼのとした童話のような、この取り合わせは一体なんなんだ。
そうすけがいい子だ、可愛い。リサを探して声を呼び続ける姿は胸が痛んだ。嫌われたくないポニョを全許容で好きって言うの、可愛い。
ポニョは最初「何この子、めっちゃ迷惑やん」て思って見始めたたのに、りさや大人達が彼女をちゃんと許容しているのを見ているうちに、応援したくなった。
リサは無鉄砲でガサツで、でも明るくて、子供達を個人としてちゃんと見ている素敵な母親だと思った。ポニョ父も、なかなか愛らしい父親だ。
見終わった後「あれはなんだった?」ってなるのも含めて、いい余韻の映画だった気がする。
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海とか変身とか、線の変化が複雑で面白い。話は子供の目線だから絵本的な不思議さでいいんじゃないかな。
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ハウルでは惨敗を帰した私ですが
この作品は素直に楽しめました。
ハウル同様、背景がとても綺麗。
特に監督は波にこだわっているそうで、
波も海中もとても綺麗でした。
モデルとなった場所は、龍馬ゆかりの地だそうで
大河ドラマに登場するかな?わくわく。
老人ホームのおばあさんたちのおだやかさやわがままさ
子供の小さい手で一生懸命動くさまなど
人間もよくできていました。
お母さんは山口智子さんぴったりでしたね。
ちょっとだけ、宮崎作品になじめたと思います。 -
印象に残った点を。
今までのジブリのアニミズムはもっぱら「山」とか「森」が舞台だったのに対して今回は「海」でしたね。
原作はたぶんアンデルセンの「人魚姫」あたりでしょう。
ジブリ独特の「不思議な世界観」は保ったままで。
舞台は普通の港街かと思いきや、例によってあの不思議な世界が出てきて、
見事にそれが違和感なく溶けこんでいるのがまた素晴らしい。
そうすけのお母さんが、周りで起こる不思議なことに対しても何もびっくりせず、魚だったポニョを自分の子どものように接するところとかね。
今回は「もののけ姫」や「千と千尋」ほどのグロテスクな怪しさはなかったけれども。
暖かさがあったあたりはある種の「トトロ返り」とも言えたかもしれない。
そうすけとポニョのお互いの家族愛的なものがテーマにあったのかもしれない。
それが、地球に対する愛にまで自然に浸透している。
アニメーションとしては、背景に一般的に使われる「ポスターカラー」よりも「色鉛筆」が多様されてるのが印象的でした。
あと、びんを開けるときとか、バケツを運ぶときとかの、動作まで細かいところまで生き生きと描いていて、
これぞ「アニメーション」!
絵に魂を吹き込むことだなって思いました。
「海が膨らんでいる」っていう表現もまさに生命をそこに感じました。
陸がほとんどなくなってしまって、みんな海になってしまったのに、妙な安心感を覚えさせられたのは私だけ?
ポニョが眠くなるとこっちまで眠たくなるのはど~して~?
「ポニョ、そうすけ、すき~!」なんて素直に言える態度を見習いたいものですね(^-^) -
ポニョ、かわいーよねーーー
それだけで十分。 -
宮崎駿さんのコドモの目線と世界観はコトバにできないほどいつも素晴しい!
映画が終わった時に悲しいお話でもないのに、涙が止まらないエンドロールでした。小さなコが元気いっぱい精一杯生きているというだけで、どうしてこんなにも胸がきゅーっとなるのか。純粋でひたむきで生きるパワーと喜びに満ちた作品で大好きです。
トトロの世界やメイちゃんが大好きな方にはたまらない1作なんぢゃないかなと思います。 -
小さい甥っ子姪っ子たちのために用意したというのに、いつの間にか自分の方がハマって観ていた。宗介とポニョのやり取りが可愛い。ラーメンを食べるシーンでは一緒に食べたくなった。嵐の中、車を走らせる宗介の母親の力強さがとても印象的。
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「いつの間にか自分の方がハマって」
へー、TVで放映されたら見てみようと思いつつ、見逃しています(先日「トトロ」は見ました)。
このアニメの...「いつの間にか自分の方がハマって」
へー、TVで放映されたら見てみようと思いつつ、見逃しています(先日「トトロ」は見ました)。
このアニメのお陰で鞆の浦が守られたと聞いているので、気にはなっているのです。。。2012/07/23
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前半がたいくつで、いつ見るのをやめようか考えながら見ていた。
あと、宮崎アニメを見ていていつも思うのだけど、何で声優ではなく俳優・女優や普通のタレントを使うんだろう。台詞回しが贔屓めにみても下手な人がやっているのを見るとどういうつもりで作品作ってんだろうと思ってしまう。 -
神の末裔が人間と結ばれることにより
冒険の世界が「日常系」へと解体再構築されていく
実験的エンタテインメント -
実は、「ナウシカ」と「ラピュタ」と「トトロ」しかジブリ作品は観たことがなくて、「ポニョ」は4作品目。
フジモトとがどうして海の中にいるんだ??って、出だしの設定に戸惑いました。。。
震災の後に観たからでしょうか。津波のシーンが、「これはいいのか??」と思って、正直、純粋に作品を楽しめませんでした。。。
もっと早く観ていれば、違う印象も持ちつつ、楽しめたと思います。 -
理屈や筋書きや、作品を介して訴える観念なんかも、本当はそんなに重要じゃない。それらが生まれてくる源の、「そのもの」の豊かさがあれば、全てはそこから生まれてくるし、それがそのまま僕たちの日常である。
何度でも、いかようにも再生できる物語。この映画は、ある意味で見る人を映す鏡のようなものになっていると信じる。現実だとかファンタジーだとか、あの世だとかこの世だとか、文明批判だとか礼賛だとか、未知の大きな力への恐怖だとか親愛だとか、誰かが見いだしたいのなら見いだせばいいし、何もないと言えば何もない。
それでも、何の変わりもなく一つ一つのシーンに溢れているエネルギーがある。
この作品は、本当に壮大な挑戦をしていると思う。これまでの宮崎作品の中に胚胎して、少しずつ育ってきたものが、ついに花開いたように感じ、幸せな気持ちになる。 -
ぽにょ、そーすけ、たべるー。
見るたびに何故か泣きそうになるとか内緒。 -
ネットでは賛否両論あって、神作品だと絶賛する人の解釈も読んだけど、個人的にはひどい出来と評価する。
単純に、見ていて面白くない。
ブリュンヒルデという名前、水没した街、船に乗った若夫婦、トンネル、置き去りにされたたくさんの車椅子、等思わせぶりなモチーフてんこ盛りにして、解釈を観客に投げないで頂きたい、と文句を言いたくなる。
どうも千と千尋ぐらいから、監督の説明放棄が鼻につくようになったジブリですが、今回はそれの集大成。
監督のマスターベーションにはこれ以上付き合いきれませんよ。 -
ストーリー的にはやや破綻してないか?
とは思うものの、僕がジブリに求めるものは既に、ストーリーじゃないから関係ないんだな。
小さい頃から見続けたジブリの絵の感じ。
ゲド戦記でもうあれを見ることは叶わないかと思ったけれども。
ようするに無駄なウキウキワクワク、それと美味しそうな肉のタッチだとか、不思議な水の表現だとか、そういう、ジブリに求める視覚的な物が、この映画にはちゃんとあったからそれでいい。
それだけで、この映画を評価してるんだから。 -
開始すぐからレビューの為に頭を切り替えたつもりでいたのに、もう20分も過ぎれば泣かないにしても震えはとまらないし、CMのたびに息をつぐのに精一杯になった。
なんとはなしによくない評価を受けている印象をもっていて、さらにタイムリーな話題にノミネートすらされないとあって。相反する印象に、TRのトキさんと久石さんからのデモに涙する宮崎監督でしょ。なす術もなかった。
今並行、国家の品格を読んでるのもあるだろうしナイーブにもなってるけど、駄目だ振り替えるだけで泣ける。思い出すなんて生易しくないです、映像がそのままに焼きついてるから下向きゃ2時間ノンストップで黙っちゃう。 -
金魚から人間に。
おもしろかった!!! -
2008年
リサ 山口智子さん -
IFC Centerで開催されたシリーズ「Complete Ghibli」にかつて参戦しつつも日程が合わず断念した数少ないタイトルがこれだった,。そんなわけでとうに令和に入って岸田内閣の時代になって初鑑賞。鑑賞後に最初に想起したのは…
「で、発表年はいつだっけ?」
今となっては常識なのかもしれないが、自分が思ったのは…
「ほっ、2011年より前ね…」
水に大地がのまれるおとぎ話はやはりその後描きにくくなってしまったはずなのだ。そんな観点からするとやはり本作は2011年より前に完成してよかったと思う。どんな作品もこの世に産まれてくるからにはそれなりの必然性をもって出てくるはずであり、本作がそんなまさかの締め切りを抱えているとは知らずにこの世に出てきたのはそれ相応の必然性があったからに違いない。
そんなより道をしながらしっかり楽しませていただいた。
きっと余計な心配なのだという事は百も承知で。