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- Amazon.co.jp ・映画
- / ISBN・EAN: 4988104052254
感想・レビュー・書評
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上役の不正を正そうと血気盛んな若侍達。逆に窮地に陥りそうなところを、凄腕の浪人が助太刀していくが。。。
派手な力比べというよりも、敵の大目付側との知恵比べの穂がメイン。ガサツでざっくばらんな三十郎の態度のせいで若侍から誤解を招いたりもありながらの、シーソーゲーム展開が面白い。三十郎がバカにしたりもする城代家老の妻と娘のおっとりとした態度との緩急もまた物語にアクセントを加えている。屋敷襲撃の恐れに慌てふためく大目付たちとユーモラスな表現もありながら、最期三十郎と敵の用心棒等の一瞬の一騎打ち。突然のクライマックスにアッと驚かされる。
本当の名刀は鞘に納まっているもの。との実は観るべきことは観ている家老の妻の言葉で締められるのも含蓄がある。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
黒澤明監督の作品で初めに何を見るか迷っている方にオススメしたい一本
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画像の綺麗さを優先して実は、US盤を購入して視聴した。
数有る黒澤映画の中でも群を抜いての出来ではないかと思う。
おそらくこれにはいくつか要素があるのであろう。監督・役者が脂ののりきった時だった、というのもあろうが私は、時代が、つまり娯楽の中心が映画だった時代が、その最たる要因だったと考えている。
いづれにせよ、昭和の日本映画界が生んだ奇蹟を観ない手はないであろう。
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