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- / ISBN・EAN: 4988126207595
感想・レビュー・書評
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映画のエッセンスがすべて詰まった映画の中の映画。
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良い偶然、悪い偶然の混じり合った作品で、これぞ物語だな、という感じがしました。後半のストーリーばかり有名だけれど、夫婦2人が知り合うまでのストーリーもあって、それはそれでいいけれど、後半をもっとハラハラを増やしたりして深めてもいいんじゃないかな、と思いました。人が殺される描写が一度も直視されていなくて、それって子供から見た収容所、というのが反映されていたってことかな?
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映画としてとても面白かったけれど、ホロコーストを1つの悲劇の記号としてしまった作品だとも思う。
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ユダヤ人問題と家族愛を主題にしたイタリア映画です。微笑ましい家族像と時代背景の辛さがとても心に響く作品です。ハンカチをご準備下さい。
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イタリア語の授業で。
後半のグイドの賢明な嘘が、見ていて温かくも痛々しくもあり……父親になってからのグイドは本当に素敵でした。 -
基本的に生きることはつらいものという前提があるから、主人公のような陽気さが人生には求められると思っている。自分が陽気であれば、環境もそれに順応する。ロベルト・ベニーニの喜劇性を敬う。極限状態にあれば、きっと実際には彼の陽気さも役には立たなかったのかもしれない。でも、この作品中では共に生活する人々との軋轢とかトラブルは排除され、ベニーニはあくまでも家族とのつながりを描くことに終始する。終盤はあまりにも酷な世界で、息子に対して「これはゲーム」と説き、楽しさを追求するグイドが、痛々しくもあった。Life is beautifulというよりはLove is beautifulが本当かな、と思った。
(20130704) -
悲しいこと、残虐なことを
愛、笑い、あたたかみ、日常といった目線で始終描かれているのがとても良かった。
そのまま悲しみを直球で描くより難しいことをしてる気がする。
だからこそあっさり殺されてしまうシーンがよりリアルに感じられて
死ぬ時、殺される時ってこんな風に一瞬で、何もかも失ってしまうんだと
怖く悲しくなった。
何度も見返す作品です。 -
主人公グイドはコメディアンのようなお調子者でいつも周りを笑わせてばかり。そんなグイドが一人の女性と出会い、家族を作り楽しい日々を送るまでの前半から一転して後半ではただ切ないグイドの家族への愛を感じられる。絶望的な状況でも決して希望を失わず、最後まで息子と妻を愛し励まし続けたグイドの強さに勇気をもらった。愛の力強さが感じられた。