ライフ・イズ・ビューティフル [DVD]

監督 : ロベルト・ベニーニ 
出演 : ロベルト・ベニーニ  ニコレッタ・ブラスキ  ジョルジオ・カンタリーニ  ジュスティーノ・デュラーノ 
  • 角川書店
4.46
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感想 : 361
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988126207595

感想・レビュー・書評

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  • 映画のエッセンスがすべて詰まった映画の中の映画。

  • 二回目。素晴らしい映画だ。

    前半は(退屈な)ラブ・コメディ。でも、だからこそ、いろいろな伏線が後半できいてくる。
    嘘には、吐いてもいい嘘といけない嘘がある、と言っていたのは、誰だったか。

    息子の命と、心を守り抜いたグイドの姿には本当にぐっとくる。
    グイドや他の囚人たちはジョズエを匿っていて、その実殺されないために必死なのに、それを悟られないよう陽気に振る舞うグイド。
    それゆえにジョズエの笑顔が胸に刺さる。

    最後は泣かずにはいられない。
    ジョズエの、戦車を見たときの驚きと嬉しそうな顔とか。
    アメリカ軍の呑気にも見える鷹揚さが、その前のドイツ兵の混乱やグイドの最期と対比的なとことか。
    あと、もうちょっとで、みんな生き残れたんだろうに。

    ジョズエは本物の戦車自体も嬉しかったんだろうけれど、父親が言っていたことが本当だとわかって嬉しかったんだろうな。
    最後は母親にも会えるしね。全部グイドの言う通りだった。
    だけど、彼にはもう会えないんだ。

  • 良い偶然、悪い偶然の混じり合った作品で、これぞ物語だな、という感じがしました。後半のストーリーばかり有名だけれど、夫婦2人が知り合うまでのストーリーもあって、それはそれでいいけれど、後半をもっとハラハラを増やしたりして深めてもいいんじゃないかな、と思いました。人が殺される描写が一度も直視されていなくて、それって子供から見た収容所、というのが反映されていたってことかな?

  • 映画としてとても面白かったけれど、ホロコーストを1つの悲劇の記号としてしまった作品だとも思う。

  • ユダヤ人問題と家族愛を主題にしたイタリア映画です。微笑ましい家族像と時代背景の辛さがとても心に響く作品です。ハンカチをご準備下さい。

  • イタリア語の授業で。
    後半のグイドの賢明な嘘が、見ていて温かくも痛々しくもあり……父親になってからのグイドは本当に素敵でした。

  • 基本的に生きることはつらいものという前提があるから、主人公のような陽気さが人生には求められると思っている。自分が陽気であれば、環境もそれに順応する。ロベルト・ベニーニの喜劇性を敬う。極限状態にあれば、きっと実際には彼の陽気さも役には立たなかったのかもしれない。でも、この作品中では共に生活する人々との軋轢とかトラブルは排除され、ベニーニはあくまでも家族とのつながりを描くことに終始する。終盤はあまりにも酷な世界で、息子に対して「これはゲーム」と説き、楽しさを追求するグイドが、痛々しくもあった。Life is beautifulというよりはLove is beautifulが本当かな、と思った。

    (20130704)

  • 第二次世界大戦中の、ナチスによるユダヤ人の強制収容所を描いた作品。
    この作品が珍しいのは、このような重いテーマでありながらそのほとんどがコメディ調で進むこと。実際何度も笑った。ただ、最後のモノローグで涙が出てしまった。
    前半は主人公グイドの妻ドーラへの愛や結婚に至るまでと、グイドの細かな機転を描いた、本当に暗い要素のない展開。
    後半は収容所の中で、息子ジョズエを不安がらせないようしつつ命を守るため、機転で切り抜けていく展開。
    どちらの展開も素晴らしい。嘘で言ったことが偶然も手伝って次々と本当になっていくのも醍醐味の一つだと思う。

  • 悲しいこと、残虐なことを
    愛、笑い、あたたかみ、日常といった目線で始終描かれているのがとても良かった。
    そのまま悲しみを直球で描くより難しいことをしてる気がする。
    だからこそあっさり殺されてしまうシーンがよりリアルに感じられて
    死ぬ時、殺される時ってこんな風に一瞬で、何もかも失ってしまうんだと
    怖く悲しくなった。
    何度も見返す作品です。

  • 主人公グイドはコメディアンのようなお調子者でいつも周りを笑わせてばかり。そんなグイドが一人の女性と出会い、家族を作り楽しい日々を送るまでの前半から一転して後半ではただ切ないグイドの家族への愛を感じられる。絶望的な状況でも決して希望を失わず、最後まで息子と妻を愛し励まし続けたグイドの強さに勇気をもらった。愛の力強さが感じられた。

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