母なる証明 スペシャル・エディション(2枚組) [DVD]

監督 : ポン・ジュノ 
出演 : キム・ヘジャ  ウォンビン  チン・グ  ユン・ジェムン  チョン・ミソン 
  • Happinet(SB)(D) (2011年10月17日発売)
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感想 : 163
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4907953028388

感想・レビュー・書評

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  • 母の愛という普遍的に偏狂な形を、
    このような表現で象徴するのかと、
    オープニングから見せつけられる。

    サスペンスとしても優秀だが、
    この固執的な母の彷徨の果てが、
    これまた恐ろしい。

    ポン・ジュノのストーリーテリングは、
    とてもユーモラスで、とても怖くて、
    とても魅力的だが、
    なによりも絵の作り方が素晴らしい。

  • いやあ、何だろう。。
    重いのに何かかつてのATG映画みたいな爽快感がある。
    ところどころで欧州の香りすらする。
    主演のお母さんが、ソフィア・ローレンに思えて来る(笑)
    いまの日本映画がなくしてしまったようなセンス。

  • 「パラサイトのボンジュノ監督の昔の作品」以外の情報を何も知らずに視聴開始。ずっと不安な気持ちで心がザワザワしながら話が続く。悶えるようなエグさで終了。

    2時間弱の映画の中にここまでの物語を盛り込む手法はさすが。ソウルとは異なる韓国の田舎町を旅した気分になった。

  • 暗鬱とした気持ちになるので、もう一度見たいとは思わないが、シーンの一つ一つが印象に残り、単なる母性・冤罪を描いた映画ではない点で、さすがポンジュノ。
    最後の母親がとった行動について、その是非、意味を考える余韻が心地よい。

  •  なんともやるせない映画だった。予想外の展開で,どきどきした。あまりこういう映画を見ないので,こんな展開もありなのかと新しい物語を知った気がする。
     それにしても,母親の息子に対する愛って,並大抵のものではないんだろうな。わたし自身,90の母親に「いつまでも息子扱いするな」っていいたくなることがあるけど,母親にすれば,いつまでも守ってあげたい対象なんだと思う。それは子を産んだ女性として,生態的・生理的にそうなんだろうなと思う。そう思うと,児童虐待なんてことをできる人がいるのがどうしてなのか,わかんなくなる。が,この過干渉と虐待は「もともと子どもは自分の一部だから,自分でどうにかしたい」という意味では,同じ根を持っているのかもしれない。
     ポン・ジュノの作品は「グレムル」に次いで2作目。

  • 息子はほんとに知的障害なのかと思わせるどんでん返しがいい!自ら記憶を消すためにツボおしたのか。踊る意味が重い。

  • 踊るぐらいしかない、忘れられないシーン (8年ぶりの見直し)

  • Netflixにて。ずっと不安。でも面白い。

  • 2010年の「アジョシ」から完全に消えた感のあるウォンビン。CMや広告には出ていても映画とドラマには一切姿を見せない。アジョシが2010年なので2013年の結婚が原因ではないだろうが、最後の作品で見せたあの実力は何度でもお目にかかりたい。

    「母なる証明」
    https://www.youtube.com/watch?v=tFh3iOkmj38

    軍隊の兵役を終えて出てきた復帰第1弾。とは言っても翌年のアジョシで姿を消すから復帰と呼んでいい事やら。誰が考えるんだよキャッチコピー!

    「ヒッチコックに匹敵するミステリーの誕生」って……韓国はイケメンよりも脇を支える3枚目の演技派たちで作品が成り立つと思っていたので、ウォンビンの復帰策と言うことで期待したのですが、ちょっと頭の足りない息子役ってどうかと…

    観ていて?????と?が5個くらい並ぶのですが、最後のウォンビンの一言で、はい終了~。正直こんなミステリーありか謎解きとか関係あるのか?ただのカミングアウトでエンディングを迎えるだけじゃないですか。と言うよりもアジョシがよかっただけに辛口なのかもしれないが、見どころはやはりアジョシ同様にウォンビンの表情の演技が面白い。翌年の伏線にも思えるなぁ~

  • 息子の冤罪を晴らそうとする母親の姿が描かれます。スカッとする結末はなさそうだなぁとは思いましたが、ちょっと想像の上をいく暗い結末でした。

    息子を思う母親の強い気持ちが裏目に出て、彼女は大きな過ちを犯し、新たな犠牲者も生んでしまう。無情なラストです。

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著者プロフィール

1969年生まれ。映画監督。2019年『パラサイト 半地下の家族』がカンヌ国際映画祭でパルム・ドール、アカデミー賞で作品賞を含む4部門受賞。監督作品に『ほえる犬は噛まない』『母なる証明』ほか。

「2021年 『ポン・ジュノ映画術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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