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- / ISBN・EAN: 4527427647688
感想・レビュー・書評
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「裏切りのサーカス」の監督と聞いて。
ラスト近く、プールのシーンが凄い!好きだなぁ。
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怖ろしくも、哀しく、美しい12歳の初恋 -
ラストシーンに僕は焦がれる。日々探し求めている存在しない愛が見れた。
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雪景色。白い肌。衣擦れと息の音。金髪。黒髪。もう萩尾望都を思い出さずにはいられないが、独自の美しさ独自の現実認識が確かに息づいている。
ヴァンパイアであるということは、人間でいることから疎外された状態。
ヴァンパイアのルールは遵守。
一見すると小さな恋のメロディ式の純愛の話だが、よくよく考えると(ボカシの部分も知ると)小児性愛と宿主利用者の話であるとわかりぞぞぞ。 -
全体的に淡々と進む、ゆっくりした地味とも言える映画。
たぶん初めてスウェーデン映画を見た。
少々グロいのだけど、雪ばかり映ったり心地よい描写も合わさってそこまでショッキングじゃない。
けどちゃんと描かれてもいるのも良い。
淡い恋の感じ、たまらない。
ガラスで向かい合うシーンが好き。
二人とも可愛い。
オスカーがトレーニングをするごとに華奢な体がシッカリしていくのが印象的。
ヴァンパイア物だと知らずに見たけど、かなり好きな映画になった。
映倫によるボカシの問題があるらしく、ネットで知ったがこのボカシを入れたおかげで結構重要なところが分からなくなっている。
ここが残念。 -
過剰演出のハリウッド映画より、やっぱりこの手の方が好み。(『バトルシップ』のうるささに少々うんざりした直後なので余計に)
本読まないと分からない部分もあるようですが、それはそれ。あれ?と思う部分があってもそれほど不満に思わずに見れました。
あっさりした演出に加えて、エリとオスカー役の子がいいですね。
エリは中性的な顔つきに声で、すっごくかわいく見えるときもあるしそうでもないようなときもあるしで場面場面で雰囲気が変わるので不思議な存在感が役にぴったり。
オスカーは白くて白くて、ヴァンパイアのエリ以上にやたら儚げ。いじめられっ子で同級生には強く出れないけどエリと一緒にいるときにはちょっと強気な面を出したりして、そういう態度が見えることでエリが彼にとってかけがえのない存在なんだなというのが見て取れます。
ラストの電車の中のシーンが、ほほえましくてホッとするんだけど将来を思うとやるせなくなったり…
使い古されたバンパイアネタ(我が国には『ポーの一族』という誇るべき名作もありますしね)ですけど、奇をてらわず王道を行きながらも「いいもの見たなー」と思わせてくれる映画でした。