- Amazon.co.jp ・電子書籍 (247ページ)
感想・レビュー・書評
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悪人は一人だけ?殺人もない平和な推理もの
気楽に読めるので,読み放題にはない次のシリーズを図書館で予約した。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
書店で起きる日常の謎を書店員が解く。語り手は成風堂の社員である杏子であるが、実際に謎を解くのはアルバイトの多絵という関係。書店ならではの謎と、書店ならではの真相、書店ならではの人間関係があり、本好きの人には書店のお仕事の裏側を垣間見た感じがするのではないだろうか。殺人のような深刻な犯罪が起きるわけではなく、(危険なシーンもあるが)おしなべて明るいミステリーである。さくっと読んでいい気分になれた。
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書店を舞台にした日常(でもないか…)の謎シリーズなんて、めっちゃ私の好みなのに、なんで今まで読んでなかったんだろう…。
謎解き部分はもちろんだけど、本屋さんの日常業務が知れるのも魅力。ラストでほっこり温かい気持ちになれるのもいいな。
今回はKindleで読んだけど、このシリーズ、続きは紙の本で読もう。 -
元書店員だった作者ならではの、本屋さんのお仕事事情が興味深く、また謎解きも鮮やかで、キャラクターもうまく設定されている良作。語り部の杏子もいいが、謎解きをする多絵のメリハリのある設定が魅力。関連作品もあるとのことなので機会があったら読んでみたい。
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久しぶりの日常の謎。創元推理文庫!懐かしい。
北村薫さんのシリーズを全部読んだ若かりし頃を思い出した。
殺人事件が起こるわけでもない、それでも引き込まれて読んでしまい、読後感も良い。
この著者の本をもっと読んでみたくなった。 -
北村薫さん好きな私にとっては、嬉しい作品。大崎梢さんの作品は『平台がおまちかね』を先に読んでいたが、こちらの方が楽しく読めた。
欲を言えば人物描写にしろ、扱われている書籍、文学などの描写にも、もう少し深みがでてくるといいなぁ、とも思う。
引き続き読んで行きたいシリーズだ。 -
昔本屋でバイトしてたからすごく懐かしかったし楽しかった。
すっきりとした読みやすい文章。
待ち時間や、移動中…ちょっと集中しにくいところで読むなら丁度いいかも。