- Amazon.co.jp ・電子書籍 (247ページ)
感想・レビュー・書評
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クセがなくて読みやすい。
書店が舞台になっているのが新鮮でいい。
劇的な謎解きはないけど、日常系でほっこりする。
欲を言えば、人物たちにもう少し深みがあるといいなぁと思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
人が死なない、日常系謎。
書店からこんなにも色々な事件が見れるとは……素晴らしい。
・認知症老人が巻き込まれていた事件。
・存在しない書店員におすすめされた謎と恋愛。
・盗撮写真が本に挟まっていたのは何故か。
・販促フェアのディスプレイを壊したのは誰か。
後味が悪いものはないのがまた良い。すっきりとした読後感。
日常系なのに地味な事件ではなく、ドキドキする内容。 -
私は本屋さんが大好き。大型書店なら何時間でも過ごせる。
でも、でもそこの書店員さんがどんな仕事をしているかについて、気に留めたことがなかったと気付いた。
探している本がわからなければ聞けば教えてくれて、レジに行けば清算してくれる…それ以外に求めたことがなかったけど、求めてもいいんだとも思ったし、専門性にもっと頼ってもいいとわかって、これから本屋さんに行く楽しみが増えた。
本屋大賞にノミネートされた作品にまずはずれがないことはずっと以前からわかっていたのに、書店員さんをこういう人たちだと結びつけていなかった…
このシリーズ楽しみに、次々読み進めたい。 -
#配達あかずきん成風堂書店事件メモ #読了
2006年の本だから世の中はまだケータイ時代。今じゃうろ覚えな本も気分に合わせた本も検索で見つかるけど、その役割を書店員に求めるのが当たり前な時代(自分は経験がないけれど)。人と人とが当たり前に頼りあう時代が懐かしい。kindle unlimited初体験。 -
書店員のお仕事を詳しく描写していて、実在の本のタイトルをあげているから、とてもリアリティがあってイメージがしやすい。知っている本が登場するとちょっと嬉しい。新潮社のパンダや『あさきゆめみし』とか。
「標野にて君が袖振る」を読んで、『源氏物語』にまた触れたくなった。
「ディスプレイ・リプレイ」はすごくありえそう。
人が本を手に取るとき、こんなミステリアスなエピソードがあるかと思うと、読書、本、書店がとても面白く思えた。 -
Every single story in this book concludes with a happy end :)
(Ayumi-san)