回想のシャーロック・ホームズ [Kindle]

著者 : アーサー・コナン・ドイル 阿部知二

• 東京創元社 (1960年8月18日発売)

感想・レビュー・書評

[森羅＆裕華さんの感想 · 2013年8月18日]

例のライヘンバッハの滝が登場する、「最後の事件」が収録されてます。
グラナダ版などで映像に接したことはありましたが、原作読んだことがなかったかも。
改めて感じましたが、ドイルの原作に忠実なのってガイ・リッチーの映画版でなくBBCの現代版シャーロックの方です。
(ガイリチ版はキャラだけ借りたはっちゃけ二次、って感じ)
現代版はシャーロックが追いつめられていく様子とか、よく原作を再現してるなぁと思いますた。
そしてやっぱり、ジョン・ワトソンの役割が原作よりずっと重要なものになってる。
現代版が古今のシャーロック物と一線を画すのは、やっぱりこの一点だったんですね～。
…そんなことを考えさせてくれて、とても楽しい読書でした！

著者プロフィール

アーサー・コナン・ドイル（1859—1930）
イギリスの作家、医師、政治活動家。
推理小説、歴史小説、SF小説など多数の著作がある。
「シャーロック・ホームズ」シリーズの著者として世界的人気を博し、今なお熱狂的ファンが後を絶たない。

「2023年 『コナン・ドイル①　ボヘミアの醜聞』 で使われていた紹介文から引用しています。」