スタバではグランデを買え! [Kindle]

著者 :
  • ダイヤモンド社
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (284ページ)

感想・レビュー・書評

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  • 生活経済学。
    「コスト」について多角的に書かれた本。
    【他の人と同じ】【みんなが好きなものを好き】になっていれば、損をしにくいけど、好きではないものを無理に好きになろうとするのも後々の「コスト」を考えると、経済的ではない。
    大切なのは、どの面において自分は少数派で、どの側面が役に立てるのかを知っておく(自己分析しておく)こと。

  • 理論と異なり、現実には裁定が働かずに、同じモノがちがう価格で売られ続けることがありますが、それは取引コストが存在するからです。ペットボトルのお茶をある店で買って別の店の前に持ってくるのには労力も時間もかかりますし、大量の販売となれば他にもコストがかかりますから、取引コストはかなり高く、だから誰もやりません。いろいろな取引コストの存在が、同じペットボトルのお茶を店によって異なる価格で売ることを可能にしている

    ネット見て商品を買う時、この取引コスト意識させれらます。1円でも安くと思って散々ネットを探し回っても、見つかるのは1円単位の差でしかないことがあります。そこで節約できたお金に対して、そこに使った時間は、自分にとって、もっと価値のあることができたのではないかと。あと、ケチって高速を使わずに一般道で移動するときも同じ気持ちになります。

    ただ、時間があるからといってさらにお金を生むような価値のある行動ができるかというと、そんな自信もない。自信がないから、結局小さい節約にこだわってしまう、悪循環です。

    今色々取り組んでいる勉強やらが価値あるものと自信を持って感じるのはどうしたらいいのでしょうか。目に見える成果を出すしかないのでしょうか。

  • 価格から経済を見ていく。取引コストが大きな価格要因となっていることをいろいろな例を挙げてわかりやすく説明している。わかりやすい図もいい。

  •  同じものが異なる価格で売られる理由を初めとして、物やサービスの価格がどう決まるか、出店場所はどう決めるかなどを解説しているが、個別の事例はともかく概要はビジネスマンならほぼ普通に知っているレベルの話だと思われる。「原価+利益=価格」くらいにしか思っていない学生向けの入門書です。

  • 「取引コスト」として、価格はモノ以外の価値が考慮されてるんだよ、的な話を実例多く分析している本。

    最後の方のケータイ料金の話は、ネタとしては非常にいい例なのだろうけど、ちょっとしつこい感じもした。

    考えとしてはわかりやすいし、例も多くわかりにくい話でもないのだけど、なんか最終的に残るものはあまりなかった。悪くはないはずなんだけど、自分でもそれが何でかわからない。

    ちなみに、スタバは優待でベンティ派。

  • 経済学的な思考をすると、結論はしばしば直感に反する。それを面白いと思うか、自分の常識と違うから間違ってると憤慨するか。ざっくりと人は二通りに別れる。僕は前者です。あなたはどちらですか?  本書を読むと、それがわかるかもね。

  • 深い所までは知らなかった、身近な商品のコスト構造を知ることが出来て勉強になった。

  • 基礎的なことかもしれないが非常に理論的にかつ分かりやすく身近な経済の基礎を教えてもらった気がする。

    取引コストの話は課金ゲームの課金者と無課金者に通じる気がした。

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著者プロフィール

エコノミスト

「2016年 『学校では教えてくれない経済学の授業』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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