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感想・レビュー・書評
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ノーベル文学賞受賞のタゴールの文章を読んでみたかった。タゴールは詩が有名だそうだが、青空文庫におさめられていた本書は小説である。
短編なので、本書をもってタゴールの凄さはイマイチ分からない。
しかし、小説の主人公が、言葉を話せない少女であることには驚いた。主人公に心情を語らせることができないからだ。
ピカソは青の時代に、盲目の人を描いた。それは、絵が成立するというのはどういうことかを自身に問うた挑戦だったという。
また、青は盲目の人がかろうじて見える色だそうで、絵の可能性を追求するがゆえの青の時代であった。
本書も同じことが言えるのではないか。
タゴールは文学が成立するとはどういうことかを自身に問うていたのかもしれない。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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