イニシエーション・ラブ (文春文庫) [Kindle]

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  • 文藝春秋
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感想・レビュー・書評

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  • ”あらすじ”
    静岡の大学に通う鈴木はある時合コンで繭子と出会う。
    運命的な出会いを果たした二人は恋愛関係となる。
    そんな二人の青春恋愛物語・・
    と思いきや最後の二行で世界はひっくり返る!
    驚愕の物語に「必ず2回読みたくなる」

    ”感想”
    「あなたは必ず騙される」「2度読みたくなる」というフレーズに惹かれて読了しました。
    読み終えた時は「???」と混乱し、理解が追いつきませんでした。
    その後、他の方の解説などを拝見してようやく「なるほどそういうことか!」と理解しました。
    予想外の展開に確かにこれはもう一度読み返したくなるな思いました。

  • 面白いです。ネタとしては叙述トリックだと意識していれば気づきやすいのかな?でも叙述トリックを読むのがこれで三作目くらいだったので、見事に騙されてしまいました。

  • ミステリー文学の本棚(あべしぃさん)
    https://www.youtube.com/watch?v=8TdU339Rz7o

    どんでん返しがすごいミステリーとして紹介されていたので読んでみた。

    A面
    合コンで知り合った男女が徐々に仲良くなって行く。男は大学生で卒業後は東京に行く。卒業後は遠距離になるのか、結婚に向かうのかはわからないが、今二人で過ごすことに幸せを感じている。

    B面
    男は彼女を残して東京に転勤になる。なるべく彼女に会うために、週末は遠方から会いに来る。離れて暮らすうちに東京で親しい女性ができ、二股かけるようになる。そのうち彼女に会いにいくのが辛くなり、別れてしまう。

  • 間違って買ってしまった。
    途中まで読んで、どこかで聞いた話だと思ったらやっぱり。
    昔は、題名など気にせず乱読していたので、たまにこんなことが起こってしまう。
    もったいないので最後まで再読。
    よくできた叙述トリックだが、結果が判っていて読むのはつらい。

  • 途中で仕掛けに気付いてしまったけど、楽しんで読めた。時代設定が現在に近い方が良かったけど、仕掛けを考えると難しかったのかなと思う。

  • <技術的な感想>
    完全に騙された。
    ある程度の予備知識はあったので、読み進めながら自分なりの仮説が浮かんでいたのだが、最後の二行で衝撃を受けた。ここまでの300ページ近い物語が、自分の認識と全く異なるものだったことに一瞬で気づかされる。
    ありふれた退屈な恋愛小説だと思っていたのに、高度なミステリー小説だった。
    まったく予備知識がないまま読み始めていたら、途中で読むのをやめていたと思う。しかし読み終わったあとは、もう一度読み返すことになる。それほど高度なパズルだった。

    <人物への感想>
    この小説で女性不振になる男子も少なくないと思うが、個人的には女性の強さに勇気づけられた。女性は男が思うほど弱くない。振った女子に罪悪感を感じている男はぜひ読むべき。罪悪感が自惚れであることが良く分かる(笑)。

  • 何年かぶりに再読。内容をほとんど忘れていたが、読みすすめるうちに最後の展開や伏線を思い出してきた。読者の年齢にもよるが、ライトな恋愛小説としても楽しめる。ただ、醍醐味はやはり有名な最後から2行目だろう。
    この驚きを味わえるのは人生で1度だけ。未読の人は是非読んでみてほしい。

  • サイドAのたっくんが単純でいいのに、社会人になてから最低だなと度々思う。最後まで読んったら、納得。繭子は単純じゃないのは、電話番号を教える段階で気付くけど。。。

  • とりあえず一回読んだ。

  • どこにでもいそうな普通の大学生の恋愛を描いた作品。リアルで自分と重ねられるような描写が特徴的で、すらすらと読んでしまう。終盤までとても面白かったが、最後のオチがいまいちだった。

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著者プロフィール

静岡県大学理学部卒業。1998年『Jの神話』で第4回メフィスト賞を受賞し作家デビュー。著者に『イニシエーション・ラブ』、『スリープ』など。

「2020年 『本格ミステリの本流』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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