ホルモー六景 「鴨川ホルモー」シリーズ (角川文庫) [Kindle]

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  • 『鴨川ホルモー』のスピンオフ短編集、六篇(六景)。
    万城目学が描く独特の世界観を堪能できる。
    時代も舞台も(京都だけじゃない!)さまざま。
    それぞれ楽しめるが、個人的には
    『もっちゃん』『丸の内サミット』が好きだった。
    『長持の恋』、これは本来、
    私はあまり好きではないタイプの設定なのだが、
    面白かったなあ。すこし切なくて、よかった。

    ★本書は『鴨川ホルモー』を読んでから
     読むことを強くお勧めします。
     面白さが半減するどころか、
     (独特の世界観なので)意味がわからないところも
     出てくると思いますので。

  • 鴨川ホルモーの流れで。
    めちゃくちゃおもしろかった。スピンオフとか書いてあるけど、全然こっちが面白い。前作で世界観の理解をしたうえで、話を広がる今作。レモンとか、東京とかとても自由に遊べてる感じで好ましい。もっと読みたい。

  • 鴨川ホルモーのアナザーストーリー
    短編6作

    どれもさすがの万城目ワールドでありながら
    甘い要素もあって2倍お得(笑)

    個人的には「長持の恋」がツボ
    そうか、そうやって彼女ができたのか(笑)

  • 鴨川ホルモーのサイドストーリー集。
    必ず鴨川ホルモーから読んでください。

  • 鴨川ホルモーを読み終わったらこちらも読みたい一冊。

    後日談やサイドストーリーが描かれており、本編ではあまり出なかったキャラクターの裏側を見ることができます。

  • 「鴨川ホルモー」のアナザーストリーといえる本書。単体でも楽しめるけど、万城目ワールド(本書の解説にある言葉を借りれば「ホラ話」)を受け入れる準備が出来ていないと心に響かない内容ではある。短編6節、それぞれに楽しめる部分あり。私のお気に入りは「ローマ風の休日」と「長持の恋」。特に「長持の恋」は、この中で一番現実離れした内容(いや、全部現実離れしてるけど)でありながら、心に響く展開を見せてくれた。既に存在しない人、又は未だ存在しない人に対する恋慕、というのはどういうものなのだろう?

  • 鴨川ホルモーに関連する6つのストーリーを収めた短編集。最後の「長持の恋」が最高に切ない。高村をますます好きになった。楠木ふみの「ローマ風の休日」も甘酸っぱくて楽しめる。上手にタイトルつけるな~と、作家さんにむかってなんだけど、関心してしまった。

  • 爽やかに読める

  • もっちゃんが切なよかった。

  • ホルモーが繫ぐ絆.不覚にも涙.ほんと万城目さんって無から有を作るところが凄い.どんな頭の構造してるんだろう・・・
    以下あらすじ(裏表紙より)
    このごろ都にはやるもの、恋文、凡ちゃん、二人静。四神見える学舎の、威信を賭けます若人ら、負けて雄叫びなるものかと、今日も京にて狂になり、励むは御存知、是れ「ホルモー」。負けたら御存知、其れ「ホルモー」。このごろ都にはやるもの。元カレ、合コン、古長持。祗園祭の宵山に、浴衣で駆けます若人ら、オニと戯れ空騒ぎ、友と戯れ阿呆踊り。四神見える王城の地に、今宵も干戈の響きあり。挑むは御存知、是れ「ホルモー」。負けたら御存知、其れ「ホルモー」。古今東西入り乱れ、神出鬼没の法螺試合、若者たちは恋謳い、魑魅魍魎は天翔る。京都の街に咲き誇る、百花繚乱恋模様。都大路に鳴り渡る、伝説復古の大号令。変幻自在の第二幕、その名も堂々「ホルモー六景」、ここに推参。

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著者プロフィール

万城目学(まきめ・まなぶ)
1976年生まれ、大阪府出身。京都大学法学部卒。
2006年、『鴨川ホルモー』(第4回ボイルドエッグズ新人賞受賞)でデビュー。主な作品に『鹿男あをによし』、『プリンセス・トヨトミ』、『偉大なる、しゅららぼん』などがあり、いずれも文学賞ノミネート、映像化等など、大きな話題を呼ぶ。また、エッセイ集に『ザ・万歩計』、『ザ・万遊記』、対談本に『ぼくらの近代建築デラックス!』がある。

「2013年 『ザ・万字固め』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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