幻談 [Kindle]

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  • 2012年10月1日発売
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感想・レビュー・書評

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  • 伊藤比呂美さんが講演で「ものを書こうという人は、これを読まないといけない」というようなことをおっしゃっていたので、物書きを目指しているわけではないが、どんな小説だろうと興味を持って読んだ。

    露伴先生なんて敷居が高いわ、幸田文さんは大好きだけど…と思いながら読み始めたが、面白くてスルスル読める。語り口というのか文体が素晴らしい。なんて、私が露伴先生を褒めるなんて厚かましいにもほどがある。でも、こういうのを名文というのではないかと思った。

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著者プロフィール

1867年(慶応3年)~1947年(昭和22年)。小説家。江戸下谷生まれ。別号に蝸牛庵ほかがある。東京府立第一中学校(現・日比谷高校)、東京英学校(現・青山学院大学)を中途退学。のちに逓信省の電信修義学校を卒業し、電信技手として北海道へ赴任するが、文学に目覚めて帰京、文筆を始める。1889年、「露団々」が山田美妙に評価され、「風流仏」「五重塔」などで小説家としての地位を確立、尾崎紅葉とともに「紅露時代」を築く。漢文学、日本古典に通じ、多くの随筆や史伝、古典研究を残す。京都帝国大学で国文学を講じ、のちに文学博士号を授与される。37年、第一回文化勲章を受章。

「2019年 『珍饌会 露伴の食』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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