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感想・レビュー・書評
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日本史に興味があるので読んでみた。
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タダだったから読んでみた(3巻まで)( ´ ▽ ` )ノ
こりゃ面白いね( ´ ▽ ` )ノ
戦国の世、武に生き武で身を立てようと意気がりつつ、性には抗えず、美に傾き美に堕していく数寄者大名・古田左介の物語( ´ ▽ ` )ノ
すごいね。膨大な資料を渉猟駆使したことは間違いないけど、それだけじゃ決して描けない珍にして妙なる裏歴史マンガ( ´ ▽ ` )ノ
斬新な視点と確固たる美学( ´ ▽ ` )ノ
加えて常に読者を楽しませようとする旺盛なサービス精神( ´ ▽ ` )ノ
蘭麝待・平蜘蛛・鉄甲船・西洋鎧といった(安土時代定番)大名物の登場はもちろん、大ネタ小ネタも随所満載( ´ ▽ ` )ノ
各表題のネタバレは巻末にあるけど、他にも松永弾正(ヅラ!)の末期のセリフ「信長よ、涅槃で待つ(沖雅也……)」とか、秀吉のお顔が誰がどう見てもマンガ大好き麻生○郎氏のそれだとか……( ´ ▽ ` )ノ
はにゃあ、ズドギュッ等の擬音形容詞、ゴム人形みたいな顔芸( ´ ▽ ` )ノ
独特な絵柄だけど、それがまた何とも言えない味があってタマラン( ´ ▽ ` )ノ
続きも楽しみ( ´ ▽ ` )ノ
(以下続刊)
2020/06/18
#985
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武勇ではなく「ひょうげ」で戦国の世を生きる古田織部を主人公に据えた戦国もの。古田織部なんていう地味な題材でよく25巻描ききったなと。後半は間延びした感はあるが、それでもラストに向けての展開は盛り上がるし、なにより豊臣政権あたりのエピソードのひりひり感はすごい。
相当に資料を収集ししっかり考証をしつつ、それでいて大胆な漫画的な誇張や演出をするバランスがよく、歴史マンガとしてかな傑作の部類に入ると思う。 -
織田信長の家臣が主人公の物語。
戦国時代、そして信長の家臣ということはいかに信長のためにその才能を使ったのかを掘り下げる内容なのかと思っていたけれど、いい意味で裏切られた。
古田左介という人物の視点で語られる、この時代の数々の美術品。戦国時代の美術品を扱った作品というのは、目の付け所が面白く、そしてこの時代の美術品の見方、感じ方がわかり、展示会に行きたくなる。3畳の茶室に全てを感じるというのを是非自分でも体験してみたくなった。 -
古田織部(佐介)を主人公にしたコミック。
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織田信長に使い番(メッセンジャー)として仕える武将古田左介は、数寄者(「すきしゃ」)≒茶人でもあった。「この茶器の価値は一城に勝る」ふつうそこまで感動できるか?彼ほどではないが戦国武将たちが≪名誉欲≫にも対等な≪物欲≫によって動いていた、との視点。主人公古田にまさる重要人物が千利休。南蛮渡来まで駆使して全身も部下も軍船も華麗に飾り立てる信長は支配欲権化。魔王のごとき行動力、決断力で数寄者要素は極一部。鎖国以前貿易盛ん。鉄砲が渡来して南蛮商人は鉄砲を自作したのに驚いたが、黒色火薬に欠かせない硝石と奴隷貿易で儲けようとした…やがて自給法が発見されるが、当面は南蛮商人を切れない軍拡対峙状況が続く
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名作というか読んだら結果として教養高まる系マンガ。キャラ立ち武将が色々出てくるから必ずどいつかには共感できるし、千利休のラスボスダースベイダー感がすごい。漫画読むだけで歴史を立体的に把握できるから美術館で作中に登場する茶器をみた時は結構感動する。全巻買います。
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歴史の勉強になると紹介され読んでみた。
古田佐介なる信長の使いをする武将の目を通して見る戦国の世。秀吉・光秀・家康・千利休など多彩な面々がにぎやか。
佐介は数寄者であり、茶器や装飾等が大好き。特に戦国の世であれば有力な武将には茶の湯などの教養は不可欠であった。
二巻になるが、光秀が家康への饗応の場面など、なかなか面白いものであった。
しかし、自分は紅茶は好きだが、茶の湯にはさして興味がなく全巻読むということにはならないと・・・ -
へうげものはKindle跳び跳びに購入してたみたいで、隙間うめた。まあ名作。こちらはアリスティッポス主義マンガといってよいだろう。