フランダースの犬 [Kindle]

  • 2012年10月4日発売
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感想・レビュー・書評

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  • 既読の「フランダースの犬」で電子図書です。

  • 本作が名作として語られるのは日本だけらしい。アニメの影響だが、舞台となったベルギーでは殆ど知られていないという。著者はイギリス人でわずかにこの地に滞在した折に得たインスピレーションで書いた作品である。アニメで付け足した脚色は多くとも大体は筋通り。村八分にあい死に至る悲しい物語。貧乏で汚らしい少年と老いぼれた犬の前にあるのは芸術の大家の美しい大作。格差、偏見、責任の押し付け…普遍的である。

  • アニメで最後のシーンはあまりにも有名だが、今回一読してみた。
    なるほど、こういう話だったのか。
    マルコやハイジ要素があり頭が混乱するけど。
    それにしても、救いようがない悲しい話だ。

  • すごーーーい懐かしい「フランダースの犬」
    小さい頃、毎週日曜日の夜にアニメで見てて、最終回は大泣きした「フランダースの犬」
    もう、本当に可哀想なお話で、名作とは言え、なんでこんなにいい子なのに、人々から避けられ誤解を受け、何も報われもせずに死んでいくのか、と心を痛めて読まずにはいられない。

    ネロ(本ではネルロ)とパトラッシュが死んだ後に誤解がとけ、画家として評価されても遅いんだよ~。

    あー。なんか哀しさだけが残る。

  • 慈悲深い神様がいるならば、物語には別の結末が与えられなければならない。クリスマスの朝、ネルロとパトラッシュが村人たちに助けられ、幸せになるもうひとつの結末が。それでなければ悲しすぎる。理不尽すぎる。

  • アニメは観たことは無いが最終回のシーンは余りにも有名で最終回のシーンだけを知っている作品ですが、原作は微妙に台詞が違っているが悲壮を伴った終わりには変わりなかった。困窮した貧困の苦しみというより少しの掛け違いにより、徐々に狂いだし、その重荷が1人の青年ネルロと忠犬パトラッシュを覆い潰していく息苦しさは社会的な貧しさが酷く物悲しい。その中でルーベンスの絵画に傾けるネルロの信仰は荘厳で気高く美しい。それがたとえ死してもなお。

  • 何度呼んでも泣ける(本気)

  • Kindle無料。
    うむ。コレはなかなかに良かった。アニメの方も人気があるしそこそこ原作に忠実だったんだな。
    まあネロ(ネルロ)がかわいい男の子ではなくてくそまじめなイケメン思春期少年だったのにはちょっと驚いたけれども。
    そしてネロ(ネルロ)が本名ではなくてあだ名で、本名がニコラスだったってのにも面食らったけれども。
    しかし貧乏は悲しいですな・・・ホント・・・

  • 恵まれることがなかった天才の物語。
    今よりも若い頃に読んでいたら、この物語をもっと純粋に味わえていたのかもしれない(笑)

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