ソーシャルゲームだけがなぜ儲かるのか (PHPビジネス新書) [Kindle]
- PHP研究所 (2012年10月19日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (174ページ)
感想・レビュー・書評
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元DeNAの著者が書いた、ソーシャルゲームビジネスの理論。
うーん、私自身が最近、ゲームをしていないせいなんでしょうけど、ケータイのゲームで一儲けしたDeNAのような会社の方が、成功した状況から過去を振り返って理屈を作っている感じも受けます。確かに、人間の心理や行動分析など、ところどころには、なるほど、という主張もみられるのですけど。
ソーシャルをトリガーに新しいビジネスを創るという発想には共感はできます。でも、ゲームってやっぱり二の次、なんだよな。。。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
SNSとして登場した頃はMixiの後塵を拝していたはずのDeNAとGREEが今や高収益を誇る秘密がソーシャル・ゲームにあることまでは理解していたが、今一つ得心できなかった抜群の利益率を生み出す仕組みがイメージできた。緻密な分析がある訳ではないが、浅い記述でサラッと構造を俯瞰できるのが良い。
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■ソーシャルゲーム
A.課金とは「ハシゴ」であり、自分が目標としているところまで苦労している他人を尻目にワープさせてくれる禁断の果実のようなもの。
B.一度人が集まるスペースを作ってしまえば、あとから様々な事業を展開する源泉にすることができる。
C.人間の娯楽は結局、人間。
D.フリーミアムモデルの本質は、ユーザーがコンテンツをつくると、ユーザー自身がコンテンツになるという2点に帰結する。
E.人は他人との比較をもって楽しむ