ソーシャルゲームだけがなぜ儲かるのか (PHPビジネス新書) [Kindle]

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  • PHP研究所
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感想・レビュー・書評

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  • 元DeNAの著者が書いた、ソーシャルゲームビジネスの理論。

    うーん、私自身が最近、ゲームをしていないせいなんでしょうけど、ケータイのゲームで一儲けしたDeNAのような会社の方が、成功した状況から過去を振り返って理屈を作っている感じも受けます。確かに、人間の心理や行動分析など、ところどころには、なるほど、という主張もみられるのですけど。

    ソーシャルをトリガーに新しいビジネスを創るという発想には共感はできます。でも、ゲームってやっぱり二の次、なんだよな。。。

  • SNSとして登場した頃はMixiの後塵を拝していたはずのDeNAとGREEが今や高収益を誇る秘密がソーシャル・ゲームにあることまでは理解していたが、今一つ得心できなかった抜群の利益率を生み出す仕組みがイメージできた。緻密な分析がある訳ではないが、浅い記述でサラッと構造を俯瞰できるのが良い。

  • ■ソーシャルゲーム

    A.課金とは「ハシゴ」であり、自分が目標としているところまで苦労している他人を尻目にワープさせてくれる禁断の果実のようなもの。

    B.一度人が集まるスペースを作ってしまえば、あとから様々な事業を展開する源泉にすることができる。

    C.人間の娯楽は結局、人間。

    D.フリーミアムモデルの本質は、ユーザーがコンテンツをつくると、ユーザー自身がコンテンツになるという2点に帰結する。

    E.人は他人との比較をもって楽しむ

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著者プロフィール

ブシロード執行役員、早稲田大学ビジネススクール非常勤講師、シンガポール南洋工科大学非常勤講師1980年栃木県生まれ。東京大学大学院修了(社会学専攻)。カナダのMcGill大学MBA修了。リクルートスタッフィング、DeNA、デロイトトーマツコンサルティングを経て、バンダイナムコスタジオでバンクーバー、マレーシアにて新規事業会社を立ち上げる。2016年からブシロードインターナショナル社長としてシンガポールに駐在し、日本コンテンツ(カードゲーム、アニメ、モバイルゲーム、イベント、プロレス)を海外展開。著書に『ソーシャルゲームだけがなぜ儲かるのか』(PHPビジネス新書)、『ヒットの法則が変わった いいモノを作っても、なぜ売れない? 』(PHPビジネス新書)、『ボランティア社会の誕生』(三重大学出版会、日本修士論文賞受賞作)がある。

「2019年 『オタク経済圏創世記 GAFAの次は2.5次元コミュニティが世界の主役になる件』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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