- Amazon.co.jp ・電子書籍 (308ページ)
感想・レビュー・書評
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三浦綾子が三浦光世と結婚するまでが描かれている。
その前に、長い長い闘病時代があるのだが、その間に男友達の影響でクリスチャンになる。
もちろん感動的な場面もたくさんあるのだが、一番印象に残ったのは三浦綾子の友達、特に男友達の多さだった。
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作家 三浦綾子さんの自伝がこの「道ありき」三部作のようだ。
この人の本を読んでいる順番が無茶苦茶なので、若いときのもの、晩年のものを行ったり来たりしているが、この本を読んで、なぜこの人がクリスチャンになったのか、頻繁に登場する前川正さんというのはどういう人なのかがよくわかった。
晩年のものから読んでいる私からすると、この本に登場する著者は若い頃、どちらかと言えば「奔放」と呼ばれる女性だったようだ(と言っても、時代が違いすぎて今の「奔放」という言葉とは雲泥の差があるが‥)
教師を辞め、病を経て、前川氏と出会い変わっていく著者の姿を読んでいると、「運命」(著者なら神の定めた道とでも言うのかもしれないが)というものが予め用意されているというのも嘘ではないかも‥と思えてくる。
どなたかのレビューに「モテすぎ!ずるい。」みたいなコメントがあって吹き出したが、確かにモテモテである。
一連の全集がKndleで出ていて、そちらをダラダラと読んでいるが(主に入浴中に)、こんなにたくさんの本を出されているとは知らなかったので書店ではもう見かけないものも多いのだろう。
この電子書籍版には、おそらく当時の本には含まれていなかったご主人の三浦光世氏の解説が含まれているのがありがたい。