Yの悲劇 [Kindle]

  • グーテンベルク21
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感想・レビュー・書評

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  • 論理的に展開されていく感じが、読んでてかなり頭を使った。こういうのがクイーンらしさってことなのかな?初めてのエラリィ・クイーン作品でした。
    犯人は相変わらず私には全然わからなくて、時代が違うからかはっきりしないこともいろいろあったが、ネタとしてはおもしろく読ませてもらった。
    え、結局、このままジャッキーが何事もなく生きながらえて社会の悪になるくらいならいっそこの場で、、、ってレーンが考えたってことでいいのか!?

  • 他者がたてた計画を実行する八つ墓村でも使われている手法。人物設定も素晴らしい。

  • Xのときもそうですが、我慢して我慢して、ある種修行のような前半の黙読を経て辿り着いた後半戦の勢いと言ったらなんでしょう、この作家の特徴なんでしょうか。。しかも最後の結末と言ったら!偉そうに予想していた結末を完全に覆されて、ただただ唖然とするばかりでした・・面白かったです。
    ただ、ここからはネタバレになりますが、このトリックはちょっとズルい気もしました。これを使えば、大抵の人は犯人をできてしまうでしょ。
    また、この展開なら、もっと「Y」が犯人と思わせるギミックが多くあっても良かったのでは?あれ、死んだはずなのに・・まさか・・?的な疑心が生まれたら、もっと面白かったような気がします。
    ・・クイーンに向かって、何様だ、俺は。

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著者プロフィール

エラリー・クイーン。フレデリック・ダネイとマンフレッド・B・リーの合作ペンネーム。従兄弟同士で、ともにニューヨーク、ブルックリン生まれ。1929年『ローマ帽子の謎』で作家としてデビュー。ラジオドラマの脚本家やアンソロジストとしても活躍。主な代表作に『ギリシア館の謎(32)、『エジプト十字架の謎』(32)の〈国名シリーズ〉や、『Xの悲劇』(32)に始まる〈レーン四部作〉などがある。また編集者として「エラリー・クイーンズ・ミステリ・マガジン」を編集、刊行した。

「2021年 『消える魔術師の冒険 聴取者への挑戦Ⅳ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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