ペンギン・ハイウェイ (角川文庫) [Kindle]

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    森見登美彦さんの作品お決まりの役になりきった語り口が秀逸。有頂天家族、夜は短し歩けよ乙女といった作品に共通する独特の世界観に引き込まれた。
    少年がひと夏を過ごして成長して行く様を彼自身の研究を通じて感じることができた。

    何度目の再読かわからないが、朗読で聴いたのは初めてであり、声優さんの技量に驚いた。

  • あまり意味が分からなくて消化不良。あと、おっぱいおっぱいってしつこくて不快。

  • 科学的手法で未知なものに挑む少年たち、憧れや初恋、生命や宇宙への想いも盛りだくさん。観察し仮説を立てノートに書き留めていくアオヤマくん、ペンギンや海、おっぱいやブラックホール、カンブリア紀、シロナガスクジラ、不思議な川と森、時空と空間を超えた「海」がまちに迫って来た時、歯科のおねえさんへの初恋にも別れが訪れる。生と死、哲学的命題も含まれた盛りだくさんの物語。

  • 毎日が冒険だったあの頃がある大人としては懐かしさを感じた。夏休みという自分で時間割を組んで活動する日々からくる充実感、明けた後の物足りなさ。
    主人公アオヤマ君は賢い小学生だ。きっと立派な大人になって数々の謎を解き明かすのだろう。
    私は賢い大人ではないけれどノートに何かしらを書くことは好きだ。アオヤマ君たちのように気になったことや疑問に思ったことをノートに書いていこうと思う。

  • 個人的には、かなり好きな本!

    アオヤマ君の何事にも興味津々で、小学生ならではの冒険心に心動かされました。ひょっとしたら、アオヤマくんの方が私よりずっと大人で立派なんじゃないか、、とも思います笑

    不思議な「海」の存在や、大量発生する「ペンギン」という現実離れした話も十分楽しめましたが、やっぱり勉強と研究熱心なアオヤマくんの存在がこの本の魅力を底上げしている気がします。

  • 好みが分かれる内容。
    想像力が豊かで、なおかつ主人公位の思考ができると良いと思う。
    なので想像力を最大限にして読了。

  • ちょっと変わった研究好きの少年と、ペンギンなどを生み出すことが出来るお姉さんとの、一夏の思い出の話。視点が少年のものだけれど、大人びているからか、あまりにも子供っぽい、というところはないものの、それでも大人にはなりきれない部分も多いし、純粋に研究に打ち込む姿もなかなか良かった。これから少年はお姉さんとの淡い恋と別れを胸に抱いて、どんどん成長するんだろうなあと思わせる爽やかなラストだった。

  • 謎解き的には十分意外性はあったのだが、現実離れしすぎている設定のため、醒めた感じで読み進めてしまった。

  • ・今大学院で研究を行っているから、より感じるのかもしれないが、アオヤマ少年のような、子供ながらの純粋な好奇心と、純粋な思考が研究にとっても大事なんじゃないかって思った。

    ・小学生が主人公たちとなっているため、あの頃の懐かしさ、見える景色の鮮やかさがよく伝わってきて、読んでて心に沁みた。

    ・少年が小学生離れした賢さを持ちながらも、垣間見える「普通の子供らしさ」が非常に良かった。なんというか、可愛さが溢れてきて、ニヤついてしまった。

    ・父の言葉ナイス

  • おっぱいのことを考えると心が大変平和になる。正直でよろしい。可愛くて不思議で切ない。

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著者プロフィール

1979年、奈良県生まれ。京都大学大学院農学研究科修士課程修了。2003年『太陽の塔』で日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。07年『夜は短し歩けよ乙女』で山本周五郎賞を受賞。同作品は、本屋大賞2位にも選ばれる。著書に『きつねのはなし』『有頂天家族』など。

「2022年 『四畳半タイムマシンブルース』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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